2026年06月03日

5/20・21 道東浜中町・厚岸町 野犬視察と意見交換会議のご報告

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<浜中町役場>

5月20日(水)・21日(木)、HOKKAIDOしっぽの会は、道東の浜中町・厚岸町において野犬の現地視察と、役場との意見交換を行いました。

初日は雨が降り肌寒い気候でしたが、地元ボランティアの皆さんが同行してくださり、昨年8月以来となる視察を実施することができました。



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遠くには、浜中町を代表する景勝地・霧多布半島の西端「アゼチの岬」が霞んで見え、長沼町から330km、車で4時間半という北海道の広大さを改めて実感しました。

この広大な土地での野犬問題は、決して簡単に解決できるものではありません。

しかし今回の視察では、地元ボランティアさんのお力添えにより、情報共有や認識のすり合わせ、協力体制の確認など、大きな成果が得られました。




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浜中町役場のご案内で、ゴミ処理場のリサイクルセンターを視察しました。
ここは3度目の訪問ですが、現在も3〜4頭の野犬が3〜4グループに分かれて定着しており、時に群れ同士の争いも起きているとのこと。

廃棄物を食べて生き延びている一方、最近は別の地域へ移動する個体も増え、生息域が広がっているという新たな課題も確認されました。




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視察中には、昨夏に見かけた仔犬に似た若いオス犬の姿もあり、右後肢をかばいながら走り去る様子に胸が締めつけられる思いでした。




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また、過去に使用されていた捕獲檻も残されており、リサイクルセンター職員さんが不憫に思った仔犬を自宅で保護し譲渡してきたというエピソードも伺いました。

野犬の捕獲後の行き先に悩み、翻弄され、疲弊してきた現場の苦悩が伝わってきました。

その後、浜中町役場に戻り、地元の愛護団体しおんの会さま、ポラリスさま、獣医師さま、山の犬達さま、地元ボランティアの皆さま、そして当会の計8名で、浜中町における野犬の現状について意見交換を行いました。


【浜中町役場との意見交換】

狂犬病予防、不妊去勢支援、保護団体との連携、今後の施設整備などについて協議した。

行政単独での野犬・保護犬対策には限界があり、民間団体との連携が不可欠であるとの認識が共有された。

狂犬病は犬だけでなく哺乳類全般が感染対象であり、予防体制の重要性も確認された。

浜中町リサイクルセンター周辺では3〜4群の野犬が存在するとみられるが、大規模な群れ行動は確認されていない。

不妊去勢後の譲渡が必要である点は一致しており、保護団体側の受入れが飽和状態に近いことから、地域全体で負担を分散する必要性が指摘された。

古い建物を活用した一時飼養施設の整備も議論された。

行政対応としては、捕獲後は保健所へ搬送する方向性が強まっている一方、保護団体が不妊手術を行い譲渡につなげる仕組みも検討課題となった。

浜中町では不妊去勢助成制度があり、令和7年度は犬猫計64頭に助成を実施した。

今後は単年度ではなく継続的に運営できる体制づくりが必要で、協議会方式や責任主体の明確化が求められた。

譲渡・飼養・リハビリが可能な施設整備、ボランティアが活動しやすい拠点づくり、民間主体の委託方式、ふるさと納税の活用なども提案された。




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5月21日(木)は、厚岸町の野犬の現状を確認するため、厚岸町役場に集合し、地元ボランティアの皆さんと合流しました。
4名の厚岸町役場職員さまが案内してくださり、計10名で視察を行いました。




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最初に向かったのは、床潭地区にある犬の収容場所です。




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収容場所では、実際事故も起きていることから安全対策について熱い意見が交わされました。

ここ床潭は漁業地帯で、野犬の群れがいくつかあり、捕獲が進んだこともあり現在数は少なくなっています。

ここでは過去に事故も起きており、安全対策について活発な意見交換が行われました。




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床潭は漁業地帯で、かつて複数の野犬の群れが存在していましたが、捕獲が進んだことで現在は数が減っているとのことです。

しかし、野犬は想定外の動きをするため、窓や扉の構造ひとつにも注意が必要で、現場での危険性を改めて実感しました。




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続いて、酪農地帯に出没している野犬の状況を確認しました。

4〜5頭のグループが4〜5つ存在しているとされ、その中には当会が5月に厚岸町役場から保護した仔犬のきょうだいがいる可能性があるとのこと。

取りこぼしがあったと考えられ、胸が痛む場面でした。




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この日は大勢での視察だったため、犬たちの姿は確認できませんでしたが、普段は4〜5頭が走り回っているとのこと。

ある牧場の従業員の方は、これまで多くの子犬を保護し譲渡してきたと話してくださり、地域で奮闘する方々の存在に励まされました。




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設置されていた捕獲檻には、過去に入った犬が破損させた跡が残っており、現場の厳しさを物語っていました。




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13時からは、当会2名に加え、ポラリスはまなか様、しおんの会様、厚岸町のボランティア3名、山の犬達様、釧路のボランティア2名、そして役場職員4名の計14名で意見交換を実施。

厚岸町における野犬の現状、課題、そして今後の連携について、率直で有意義な議論が交わされました。



【厚岸町役場との意見交換】

野犬・保護犬猫対策における行政と民間の連携強化、施設整備、財源確保などについて幅広く意見交換を行った。

行政単独では限界があり、民間主体の仕組みづくりや継続的な運営体制の構築が必要との認識で一致した。

クラウドファンディングやふるさと納税の活用、当会の不妊手術の助成金との連携による資金確保も検討課題となった。

対象動物は犬だけでなく猫も含まれるため、双方に対応できる体制が求められ、不妊去勢の徹底が重要とされた。

近隣自治体では野犬群の存在や施設不足が報告され、床潭地区では住民理解が進むなど地域差も共有された。

浜中町・厚岸町ではリサイクルセンター周辺や牧場地帯で野犬が継続的に確認され、住民からは子どもの生活圏への出没や農家からの相談が寄せられている。

捕獲器不足や管理負担、行政の情報把握の限界も課題として挙げられた。

令和7年度の捕獲実績はボランティア69頭、行政28頭と、ボランティアの貢献が大きい一方、保健所の受入能力不足が顕在化している。

行政はこれまでボランティアに依存してきた面があり、今後は人材支援・資材提供・予算措置など具体的な支援が必要とされた。

施設整備では、一時保管施設や社会化・譲渡準備ができる拠点、終生飼養も視野に入れた広域的な施設の必要性が議論された。

犬のTNRは法制度上困難であり、給餌行為の責任についても注意喚起が行われた。

今後は、施設候補地の選定、補助金制度の整理、情報発信強化、行政とボランティアの連携強化などを進める方針が確認された。




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その後、私たちは急ぎ足で釧路総合振興局へ移動し、意見交換の場に臨みました。

会議には、振興局から4名のご担当者、浜中町の獣医師の先生、山の犬達さま、地元ボランティアさま、そして当会2名の計9名が参加。道東地域における野犬問題と保護犬の受入体制について、現場の実情を踏まえた率直な意見交換が行われました。

行政・獣医師・地域ボランティア・保護団体が一堂に会し、それぞれが抱える課題や限界、そして今後の連携のあり方について共有できたことは、大きな一歩だったと感じています。

現場の声を行政に直接届けられたこと、そして行政側も真摯に耳を傾けてくださったことは、今後の仕組みづくりに向けて大きな意味を持つ時間となりました。




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【釧路総合振興局との意見交換】

道東地域の野犬対策と保護犬受入体制について、釧路総合振興局・保護団体・獣医師らが意見交換を行った。

振興局は今年度、保護犬の社会化と譲渡促進を目的とした委託事業を開始予定で、預かり先でのトレーニングを進める仕組みを準備している。

道東では令和7年度の捕獲頭数が172頭と高止まりし、道内全体の約半数を占める深刻な状況が報告された。

譲渡希望者は道央圏に比べ少なく、中型犬以上が敬遠される傾向も課題となっている。

HOKKAIDOしっぽの会では譲渡後支援として、しつけ教室やスタッフによる飼育相談などの取り組みが紹介され、譲渡後の定期フォローを実施している。

浜中町ではリサイクルセンター周辺で野犬が継続的に確認され、厚岸町でも山間部から市街地へ犬が移動するなど課題が続く。

待機施設の不足や捕獲器の不足、住民からの不安の声も共有された。

施設整備については、保護・社会化・譲渡準備を行える拠点の必要性が一致し、協議会方式による運営主体の明確化が求められた。

行政施設の活用可能性も議論されたが、条件確認が必要とされた。

ボランティアの負担は大きく、交通費・飼養費・家族の負担など持続性が課題となっている。

野犬増加の背景には餌やりや地域定着、農家跡地の放置などがあり、オホーツク地域や標茶町でも増加傾向が報告された。

今後は地域ごとの実態把握、子犬・成犬双方の捕獲戦略、終生飼養体制の構築、情報発信強化、行政とボランティアの連携強化が必要で、10〜15年単位の長期的取り組みが不可欠と確認された。


以上のとおり、今回の2日間は、熱意あふれるボランティアさんとの出会い、自治体との率直な意識共有、そして振興局との未来を見据えた建設的な話し合いなど、どれも大変貴重で濃い時間となりました。

現場の声と行政の視点が交わり、これからの道東地域の野犬対策に向けて、一歩前に進むための大きな手応えを感じる視察でした。




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<出典先:環境省 統計資料「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」(令和4年〜令和6年)>

道東地区では、野犬の増加が深刻化しています。

野犬同士、あるいは外飼いで未不妊の飼い犬との交配による繁殖など、2024年度には釧路管内で140頭、根室管内で44頭、道東だけで184頭が捕獲されました。

これは北海道全体の約65%を釧路・根室が占めるという、極めて深刻な状況です。

不妊去勢が進まなければ、野犬は増え続け、また新たな命が過酷な環境に置かれてしまいます。

本来であれば、一頭でも多くの犬に不妊手術を施し、適正な飼育のもとで生きていけるようにすることが望ましい。

しかし同時に、「人と動物が共に生きる社会」を目指すうえで、野犬たちが抱える“生きづらさ”をどう解消していくのか──この問いは、私たちが避けて通れない重要なテーマです。

だからこそ、「人が生んだ問題を、人が責任を持って解決する仕組みづくり」を、行政・地域・保護団体が協働して進めていく必要があります。

今回の視察では、当会から「野犬共生センター」構想の必要性についても提案させていただきました。

現場の課題、行政の限界、ボランティアさんの負担など、これまで見えづらかった実情を共有しながら、地域全体で持続可能な仕組みをつくるための一つの方向性としてお伝えしたものです。

これからも、一頭でも多くの命をつなぎ、「人と動物が共生する幸せな社会」を実現するために、HOKKAIDOしっぽの会は歩みを止めず活動を続けてまいります。



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2026年04月29日

ネグレクト案件 道南愛護センターから10頭の猫を引き取りました

4月22日(水)、道南動物愛護センターから10頭の猫を引き取りました。

猫たちは函館市内の動物団体施設に収容されていた、ネグレクトされていた猫たちです。

実はこの案件では、当会では2月18日にメス4頭とオス1頭の5頭の緊急引取りを行っていました。
ただ、事件が進行中であることから、当会では経過観察中として、まだ飼い主さん募集は行っておりませんでした。


――私たちが行政と警察に求めること――

函館市内で発覚した、動物保護団体代表による不適切飼育の問題。

この問題は単なる“劣悪飼育”ではありません。
動物愛護管理法第44条に明確に抵触する、重大な法令違反の疑いがある事案です。

これは、法の趣旨から見ても、動物の生命の尊重という観点から見ても、到底十分とは言えません。

2か月以上経過していますが、2月13日、函館方面函館中央警察署、渡島総合振興局 保健環境部 環境生活課、北海道環境生活部 自然環境局 自然環境課の三機関に対し、以下の六団体は、【動物愛護管理法違反に関する厳正な捜査及び起訴を求める処置要求書】を提出いたしました。

【署名団体】
・特定非営利活動法人 ニャン友ねっとわーく北海道

・特定非営利活動法人 手と手の森

・認定特定非営利活動法人HOKKAIDOしっぽの会

・特定非営利活動法人猫と人を繋ぐツキネコ北海道

・非営利型一般社団法人 ねこたまご
 
・ボランティア団体 犬のM基金


長いあいだ苦しみに耐えてきた犬猫たちは、ようやく劣悪な環境から救い出され、今、安心・安全な環境から新しい生を歩み始めています。

今回の事案は、「保護活動を名乗る団体だから大丈夫」という思い込みがいかに危険かを示しています。

動物たちは、自分で助けを求めることができません。だからこそ、行政・警察・市民・保護団体が連携し、再発を防ぐ仕組みを作る必要があります。

私たちは、今回の要求が動物の命を守るための第一歩になることを願っています。

今後の捜査や継続的な監視体制の整備が不可欠です。


詳細は、ニャン友ねっとわーく北海道の以下のページからご覧ください。
https://nyantomo55.blog.fc2.com/blog-entry-2726.html


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今回の案件では、六団体の他、任意団体やボランティアさんそれぞれが可能な限り引取りを行っています。

以下引取り時のご報告です。


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道南動物愛護センターは、閉館となった旧施設を、函館市が再活用し、函館市動物愛護管理センターと北海道動物愛護センターが同居し、ニャン友ねっとわーく北海道が、委託運営されている拠点です。

地域の動物たちを守るために、とても大切な場所になっています。

行政と民間が連携しながら動物保護に取り組む体制が整えられています。




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許可をいただき撮影させていただきました。内部も明るく広々として清潔な空間でした。

当会が、今回引き取りした10頭のうち9頭がメス、オスは1頭はムッチのみです。


名前は、【シャイン】【マスカット】【キキ】【キティ】【マイメロ】【ポム】【ララ】【リン】【シー】【ムッチ】と名付けました。



シャイン.png
<シャイン>

マスカット.png
<マスカット>

キキ キティ.png
<左:キキ 右:キティ>

マイメロ.png
<マイメロ>

ポム.png
<ポム>

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<ララ>

リン シー.png
<左:リン 右:シー>

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<ムッチ> 



環境の変化から人にはまだ警戒心がありますが、中には触れる子もいるため、少しずつ慣れてくれればと思います。

健康診断等などこれからですが、詳細は改めてご報告いたします。

飼い主さん募集になりましたら、ぜひ会いにいらしてください🙇



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2026年04月04日

野犬を生み出さないために──狂犬病予防と不妊手術の大切さ

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<道東のゴミ処理場をねぐらにしていた子犬>

札幌市やその周辺では野犬を見ることはなくなりましたが、オホーツク・道東・日高地域には、今もなお厳しい環境の中で必死に生きている野犬が多く存在しています。

当会は、こうした「行き場のない野犬」をこれ以上生み出したくないという強い思いから、2024年春より、狂犬病予防接種の時期に合わせて啓発事業を開始し、今年で3年目を迎えました。




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<狂犬病と適正飼育の呼びかけのチラシ>

🐕狂犬病予防と適正飼育の重要性

狂犬病は、世界で年間5万人以上が亡くなる人獣共通感染症で、発症するとほぼ100%死亡する非常に危険な病気です。
(厚生労働省HPより)

アジアでは主に犬から感染が広がっていますが、日本も例外ではありません。
飼い主の義務として、飼い犬への狂犬病予防ワクチン接種を必ず行ってください。

(病気や老齢で狂犬病予防接種が出来ない犬は、動物病院で猶予証明をいただけます)

また、行き場を失う犬や野犬を増やさないためにも、 不妊手術(避妊・去勢)を行い、適正な飼育を徹底することが不可欠です。





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<道東の野犬 共生のあり方も課題の一つです>

🐾野犬が生まれる背景

オホーツク・根室・釧路・帯広・日高地方では、農業・酪農・畜産が盛んで、広大な土地と餌資源があるため、野犬が定着しやすい環境があります。

野犬の多くは
- 飼い主に捨てられた元飼い犬
- 野犬同士の繁殖
- 不妊手術をしていない外飼いの犬との交配

などが原因で生まれています。

犬は本来、野生動物ではありません。 人と共に暮らすべき動物です。

しかし現実には、北海道内の一部地域では、人知れず野犬が処分されているケースもあります。




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📨 自治体との連携と啓発活動

当会では、野犬を増やさないための啓発として、 狂犬病予防接種の案内に同封できるチラシを作成し、狂犬病予防接種期間に合わせ、オホーツク・釧路・日高管内を中心に 54の自治体へ約2万枚を発送いたしました。

自治体によっては 、 狂犬病予防接種の案内に同封 、集合接種会場で配布など、積極的にご協力いただいています。

地域の理解と協力がなければ、野犬問題は解決できません。

配布地域の市町村にお住いの飼い主様、狂犬病予防接種の際にお手に取られましたら、地域から行き場を失う犬がいなくなるよう、ご協力いただけると幸いです。

また、ご協力くださる市町村役場様には、お手間をおかけいたします。
深く感謝申し上げます。本当にありがとうございます。




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🌱 私たちの願い

私たちの願いはただひとつ。
野犬のように行き場を失い、排除されてしまう犬をこれ以上増やさないこと。

家庭で暮らすことが難しい犬であっても、 地域の方の理解のもと、不妊手術を終えたうえでその場所で穏やかに生きていけるなら、それもまた「共生社会」のひとつの形だと考えています。

小さな命を大切にできる社会は、人にとっても住みやすい社会です。
これからも、地域とともに野犬を生み出さない取り組みを続けてまいります。



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2025年11月24日

✨講演ご報告(石狩市立浜益中学校)

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ご報告が遅くなりましたこと、心よりお詫び申し上げます。

10月23日(木)、石狩市立浜益中学校さまにて、「命の大切さ」を学ぶ授業の一環としての講演をさせていただきました。

浜益町は、当会から車で約2時間半、北海道石狩市の最北端、日本海に面した自然豊かな美しい町です。

2018年、2022年に次ぎ、3年ぶり・3回目となる講演ですが、当会の活動や動物保護について、全校生徒さんにお話しさせていただきました。





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今回の講演テーマは「人と動物が共生する幸せな社会を目指して〜人間に翻弄される動物たち〜」。

講師は、副代表の中里由樹が務めさせていただきました。




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講演は、しっぽの会にいる犬猫たちの紹介を通じて、現在動物たちが置かれている状況等をお話しさせていただきました。

予め先生から、「動物たちを取り巻く問題点を子供たちに考えてもらう時間を作りたい」とのご希望をいただいておりましたので、「野良猫問題」と「高齢者による犬猫の放棄が多い問題」を取り上げました。



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また、お話の後に「問題の解決のために何ができるか?」の話し合いが行われました。

生徒さんたちは、お話を熱心に聞いてくださり、講話中にも配られていたプリントにたくさんメモ書きされてました。

その後の話し合いでも、自分たちにできる事を真剣に話し合っている姿が印象的でした。

地域によって抱えてる問題も異なりますが、まずは自分が住んでいる地域の問題を理解し、解決に向けて何ができるかを考えていって欲しいと思います。




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しっぽの会の卒業犬、高齢犬のココちゃん・リンちゃん(旧:カリン)も生徒さんに可愛がっていただきました。




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犬の温かさに、自然と笑顔が広がり、命の尊さを実感いただけたと思います。



。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.

✨ 生徒さんから後日いただいた感想には、次のような声が寄せられました。

- 犬や猫を預かることや飼うことの難しさがわかった

- 多くの犬や猫が殺処分されていることを知り勉強になった

- 野良猫や野良犬の現状を知ることができた。ワンちゃんがかわいかった

- 保護犬や保護猫がこんなにいることを知らなかった。少しでも多くペットになってほしいと思った。犬も飼い主も幸せになってほしい

-猫、犬を飼うには全てに責任を持つ、命を預かる責任、命を終えるまで飼う、老いに向き合うなどの責任をもち、飼い主になることが大切だと     
知った

-今までは「ペットを飼ってみたいな〜」くらいしか思っていなかったが、講演を聞いて、動物の命についてよく考えなければいけないと思った

-犬と猫が今どんな状況にあるのかをすごく理解できたし、動物虐待や殺処分への対策はどんなことをすべきか自分たちで考えられてよかった

-保護されて、新しい家族に行ったのにまた捨てられてしまうという話がショックだった


このような、素直で真摯な感想に、私たちも大きな力をいただきました。


この度の講演を通じて、生徒の皆さまの純粋な気持ちに触れ、改めて「命の大切さ」を伝える活動の意義を感じました。

石狩市立浜益中学校の先生方、生徒の皆さま、本当にありがとうございました!



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posted by しっぽの会 at 21:32 | 多角的活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年11月20日

道東 鶴居村での野犬の子犬保護についてのご報告

11月19日(水)、当会は道東の阿寒郡鶴居村で保護された野犬の子犬6頭のうち、2頭を引き取りました。
この保護は、団体間の連携と関係者の協力が重なった、まさに命をつなぐバトンリレーでした。


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経緯としましては、11月6日、鶴居村役場さまは村民からの通報で、下久著呂(シモクチョロ)にて、野犬の子犬5頭を捕獲、さらに11月17日に新たに1頭を捕獲しました。

これらの子犬たちは、いずれも人の姿を見るとすぐに逃げ、ねぐらへ戻る様子が見られたことから、人との接触経験がほとんどない野犬の子と推察されました。

現地では野犬の成犬の群れも確認されており、何年も前から犬たちは自然淘汰され、この地で生き続けていたようでした。

子犬たちは、いづれも推定3か月。オスが5頭、メスが1頭でした。

鶴居村は、当会の長沼町まで300q余りもある遠方です。

この情報を知った翌朝の最低気温は−7℃とのこと。

設備のない場所で収容されている子犬たちでしたので、緊急引取りすべく、地元のボランティア「山の犬達」さま、札幌市の保護団体「犬のM基金」さま、さまにもお声がけさせていただきました。

そして、運命のような偶然が…浜中町にあるNPO法人「しおんの会」さまのスタッフの方が、所要帰りに犬達を連れてきてくださることになりました!




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<犬のM基金さまへ>
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<犬のM基金さまへ>

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<HOKKAIDOしっぽの会>
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<HOKKAIDOしっぽの会>

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<山の犬達さまへ 右の子のみメス>


いずれも推定3か月、オス5頭とメス1頭でした。

捕獲檻からクレートに移し替える作業は、釧路保健所さまの場所をお借りし、「山の犬達」さま、「犬のM基金」さま、当会に2頭づつケージに入れてくださり、計6頭すべてが安心・安全な環境へと移動することができました。




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当会で引取りした2頭の男の子。長毛の子は「シュシュ」、もう1頭の短毛の子を「シエル」と名付けました。

シュシュは、大人しい印象ですが、シュシュは臆病で、防衛で噛みついて来るので、革手をつけて移動しました。


このように、複数の団体が連携し、限られた時間と資源の中で命をつなぐことができたのは、現場の迅速な対応と支援の輪があってこそです。

また、偶然というより必然的な運命も感じ、失われていく命が多い中、この子たちは大変ラッキーな子たちと思います。


しかし、この地域は野犬の群れが継続的に確認されているため、新たに行き場を失う犬たちが出てくる可能性が非常に高い状況です。

一方で、管内の釧路保健所は、すでに収容頭数が限界に達しており、譲渡が進まない限り、新たな受け入れができないという厳しい現実があります。

そのため、保護された犬たちは一時的に市町村で待機せざるを得ず、収容は順番待ち、環境や人材の面でも大きな課題を抱えています。

このような状況は一時的なものではなく、構造的な課題であり、今後の制度的な見直しと地域ぐるみの支援体制の構築が急務です。

寒さが日ごとに厳しくなる中、どうか一頭でも多くの命が温かい場所へと繋がりますように。

引き続き、応援・ご支援など、さまざまな形でのご協力を心よりお願い申し上げます。



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