
4月26日(日)、ハルが静かに虹の橋へと旅立ちました…
ハルは2019年2月、深川保健所から引き取った11〜13歳のラブ系ミックスの男の子です。
以前から慢性関節炎がありましたが、2025年4月頃から後肢の衰えが目立ち始め、歩き方からも腰の痛みがうかがえたため、関節症に効く注射をしたり、サプリメントを続けていました。
老化も進み、今年2月頃からは車イス生活となりましたが、ハルはすぐに使いこなし、上手に方向転換やUターンまでこなしていました。
毎日歩くこと、外のニオイを嗅ぐことが大好きで、かつて“猛犬”と呼ばれたハルでしたが、すっかり可愛いおじいちゃんの表情を見せてくれていました。
3月末に誤嚥を起こし体調が大きく落ち込みましたが、少しずつ回復。
しかしその矢先、ご飯を食べなくなり、車イスを使うために大切な前足まで立たなくなってしまいました。
呼吸も苦しそうな時があり、「もうダメかもしれない」と覚悟を決めたほどでした。
病院でレントゲンを撮ると、誤嚥性肺炎も肺水腫もなく、結果は問題なし。
ハルはまさに“老いるお手本”のように、ゆっくりと老衰の道を歩んでいるのだと感じました。

<2022年7月頃のハル>
<振り返ると…>
血気盛んな頃のハルは、とにかく話題の多い子でした。
「自分を見たと言っては怒り、ホウキを見ては吠え、散歩は大好きなのに触られるのは絶対に許さない」。
歯を剥いた顔が夕張のメロン熊に似ていると「メロン熊」と呼ばれ、伝説の多さは群を抜いていました。
ドッグランの金網越しにブラッシングを試みたスタッフが大変な思いをしたのも、今では懐かしい思い出です。

複数人が関わる犬舎より、少人数で関わる環境の方が良いのではと部屋を移すと、興奮は落ち着き、安定した生活が始まりました。
後ろ足が弱り、寝たまま排泄するようになってからは、掃除や洗濯が大変でしたが、老犬舎のプレハブ棟へ移った頃には、猛犬だったハルもすっかりマイルドになり、介護にも協力的になっていきました。
敷物が足りずフラットシーツを募集した際には、多くの方から布シーツをいただき、大変助けられました。
やがて立てなくなり事務所へ移動すると、車イス生活が本格的に始まりました。
ですが、賢いハルはすぐに乗りこなし、自由に動き回っていました。
床ずれができてからはスタッフが自宅に連れ帰り、圧迫排尿の回数を増やしながらケアを続け、傷もきれいに完治。
ハルは次第に「何をしても許されるじいちゃんワンコ」になっていきました。
スタッフはこれまで多くの子を看取ってきましたが、誤嚥のケアは初めてで、大往生がいかに繊細なものかをハルが教えてくれました。
誤嚥後は工夫を重ねながら体調を見守り、4月中旬の病院でも大きな病気はないと確認され、「ハルらしい大往生を見守ろう」と皆で心を決めました。

旅立ちの日、心地よい風がカートに乗るハルの顔に当たり、とても気持ち良さそうでした。
いつもの散歩ボラさんたちに会っていただいて、常連ボラさんに囲まれて昔話をし、「今なら触り放題だね」と過去を懐かしむ声を、ハルはどんな気持ちで聞いていたのでしょうか。
その日はしつけ教室もありましたが、トレーニングのアドバイスをくださった松本先生とも挨拶を済ませるように、ハルは静かに天国へと旅立ちました。
晩年のハルはまるで神のように穏やかで、優しい表情を見せてくれました。
ヒバリのさえずりに耳を傾けるハル……動画もご覧ください🍀
https://youtube.com/shorts/e26ZJ9IreR4?feature=share
これまで、ハルに関わってくださった皆様、ご支援くださった皆様に感謝申し上げます。
ハルの冥福を、皆さまとともに心よりお祈りいたします…


