
2024年5月、長沼町の多頭飼育現場から保護されたベイリー。推定5〜7歳の男の子で、過酷な環境を生き抜いてきました。
保護時の血液検査では総蛋白が高いものの、肝臓や腎臓の数値は正常。念のためエコー検査も行いましたが、異常は見られませんでした。
しかし、その後も定期的な血液検査を続ける中で、総蛋白の高さが持続していたため、何らかの慢性疾患の疑いがあるとして経過観察を続けていました。
劣悪な環境での生活が影響したのか、まだ若いのに歯肉炎を患い、食事が困難になることもあったので、定期的な治療を行いながら少しずつ健康を取り戻そうとしていました。

2025年4月、ベイリーは食事をまったく受け付けなくなり、多飲多尿の症状が現れ入院して検査した結果、慢性腎不全と診断され、しかも数値的には末期の状態でした。
入院して数日間点滴を繋いで様子をみていましたが、幸いにもごはんも食べれるようになり、腎臓の数値も安定したので退院して当会で治療することになりました。
現在は毎日の皮下点滴と投薬で食欲にムラはありますが、何とか日常生活を維持していて、食欲にはムラがあるものの、懸命に生きようとする姿に私たちは希望を抱いています。
性格はというと保護時は少し怖がりさんで、攻撃性はありませんが、触ろうとすると逃げ回っていました。ですが、最近は嬉しそうではありませんが触れますし、短時間なら抱っこもできるようになりました🌼
まだ完全に心を開いたわけではありませんが、少しずつ人との距離を縮めています。
頑張るベイリーに穏やかに過ごせるお家が見つかって欲しいです🌠
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