2024年12月07日
栗山町多頭飼育崩壊猫 キョンキョンのご紹介😸
キョンキョンは以下でご報告させていただいた栗山町の多頭飼育崩壊の猫の1頭で、10月11日の保護時で推定5か月のキジトラのオスでした。
栗山町の多頭崩壊猫案件について
斜頸しているので脳疾患を疑い大学病院を受診したところ、血液検査、MRIでは小脳等の大きさや形にも問題ありませんでした。
斜頸は重度の中耳炎によるもので、耳の聞こえがあまり良くないのも中耳炎からくるものと思われ、耳の中がビッシリと汚れで埋め尽くされ炎症が酷いため、中耳の液を採取し感受性検査を行い抗生剤が処方されることになりました。
重度の中耳炎になると顔面神経や交感神経鎖に障害が出ることもあるそうです。
保護当初は瞳孔が開いていたり、耳の聞こえが悪かったり、ふらつき、元気食欲もなく上手に食べれない等の症状がありましたが、栄養失調による影響が大きく、脳障害ではないことが分かりホッとしました。
今は栄養を取って生活環境を整え、耳は聞こえるようになり、目もしっかりしてきました!!
まだ斜頸はありますが元気に走り回っています!
保護時はとても臆病でシャーシャーしてましたが、今ではオモチャ大好きゴロスリの甘えん坊さんです😻
先日天国へと旅立ったチフユっぽい甘え方なので兄弟なのかな、、と思ってます。
現在、投薬治療を開始したところなのでまだ飼い主さん募集はしていませんが、頑張るキョンキョンの応援ご支援をお願いします!
この栗山町の多頭飼育崩壊の猫の案件や春から取り組んだ長沼町の某施設の多頭野良猫の案件等、医療費が尋常でない額がかかっていて、今後はどこまで保護動物に医療をかけていけるのか…悩んでいるところです。
医療費に予算をつければ動物の福祉に叶った治療にも影響が出てきますが、それにしても今年は腫瘍や難病等の犬猫の保護が続出しました💦
年末時や物価高騰が続き大変心苦しいのですが、動物たちのためにほんの少しお気持ちを分けていただけませんか?
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2024年12月05日
ダンが飼い主様募集になりました🐈🐾
ダンは、長沼町内の某施設に住み着いた多頭野良のアタリが生んだ子で、過酷な環境から2024年8月に推定3ヶ月前後で保護しました。
先に募集を開始し、すでに卒業したアッコと同じく治療中のリッコとは兄妹です😺
保護時から体調不良でご飯を食べなかったり、低体温になったりしていたダン。
病院の検査では腎臓の数値が高く、腎炎を疑い投薬と皮下点滴を開始💉
給餌や治療のためスタッフが連れて帰りお家でお世話することにしました🏠️
投薬で一時的に元気にはなったのですが、多飲多尿や食欲不振はあり、薬を止めると再度腎臓の数値が上がってしまうことから免疫系疾患の疑いで大学病院で詳しく検査をしてもらうことになりました🏥
検査結果はリッコと同じくキサンチン尿症という珍しい遺伝疾患である可能性が高く、数度の受診時に両腎臓から尿管に石や砂のようなものが確認され、腎臓が圧迫されて数値の上昇もみられたため、バイパスの管を腎臓から膀胱に繋げる手術をしました。
術後は尿の通りも良く、腎臓の数値も安定していたのですが、点滴を止めて退院後の再診では再び腎臓の数値が上昇していました。
今までのダメージが腎臓に残っている可能性があり、すでに慢性腎不全になっていることも考えられるので、皮下点滴をし様子をみることになりました。
現在は食事制限、尿のphコントロールをするための飲み薬、皮下点滴をしています。
定期的にバイパスの管洗浄を行う必要もあります。
子猫ですが、すでにたくさんのハンデがあるダン🐈
保護時は衰弱が激しく、ケージを覗き込むたびに息をしていることに安心していた頃を懐かしく思う程、今は元気に走り回り、カーテンに登ったり、箱ティッシュからティッシュを出してイタズラしたり、子猫らしく活発になりました🌻
ケージが苦手なのですが、先住動物がいるため食事管理や尿管理をするのに就寝時はケージに入れる必要があり、入れると大絶叫が始まり朝までに何度も起こされます😪
慣れた人にはゴロゴロ喉を鳴らし、スリスリ甘え、一緒に寝たりもしますが、ちょっぴり怖がりさんなので、落ち着いたご家族構成で、環境の変化が少ないご家庭、鳴き声が大きいので飼育環境が整っているご家庭が向いていると思います🙆
ケアが必要なこともあり、なかなか家族を見つけるのが難しいかもしれませんが、毎日自由に走り回り、たくさん遊んで楽しい猫生を送れる家族が見つかりますように🙏🌠
そして、いつも応援とご支援ありがとうございます🎉
ダンとリッコのような子を救えるのも皆様のご支援があるおかげです🙏
ダン&リッコ宛で応援メッセージとご寄付もいただきました🌼
しっかり読ませていただいております👀
ありがとうございます🙇
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2024年12月01日
おめでとう🎊アッコがしっぽを卒業しました✨
おめでとう!アッコがしっぽを卒業しました✨
アッコは今年7月末に、長沼町の某施設の過酷な現場から保護した子猫で現在6か月になったサビ柄の女の子です。
飼い主さまは猫を家族に迎えたいと思われて、11月9日に開催された札幌市動物管理センターで4団体➕あいまるさっぽろ合同の保護猫譲渡会に来てくださいました。
飼い主さまはたくさんの保護猫たちのなかで、ケージから元気いっぱい手を出して猛アピール(笑)していたアッコに気付いて足を止めてアッコと遊んでくださり、人懐っこくて元気なアッコを家族に迎えることを決めてくださいました✨
新しい名前は、あんこちゃんです✨
可愛い名前をいただいて良かったね💕
甘えっ子のあんこちゃんをどうぞよろしくお願いします🎵
あんこちゃん、優しい飼い主さまに出会えて本当に良かったね!
これからの成長をたのしみにしています♪
どうぞお幸せに〜🌟
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2024年11月20日
小さな命 チフユが虹の橋へと旅立ちました
11月17日(日)、推定5ヶ月の男の子 チフユが虹の橋へと旅立ちました…
チフユは、飼い主が不妊手術をせずに外猫に餌を与え、成猫24頭、子猫12頭まで増えてしまった過酷な現場で保護したうちの1頭でした。
猫たちは皆シラミが付いており、痒みに襲われていたり、重度の猫風邪になっていたり、敷地で車に轢かれたりと悲惨な状況で暮らしていました。
保護時、当会の猫舎は満杯な状況でしたので、預かりボランティアさんのお家で看ていただきましたが、もともと臆病な子でしたが、すぐに慣れてくれて人が大好きなゴロスリニャンになりました。
初めてチュールを食べた時は「うまっ!」というびっくりした顔をしていたとのこと甘えん坊で可愛らしい子でした。
ですが、11月3日様子がおかしいと病院を受診したところ腹水が溜まっていて、血液検査の結果からおそらくFIPに感染しているのではと緊急入院しました。
直ぐに治療を開始しましたが、極度の貧血で13日、14日と続けて輸血してもヘマトクリット値が上がらずステロイド投与し、鼻からカテーテルを入れて高栄養のフードも入れました。
腹水もまた溜まって辛そうでしたが、お見舞いに行ったスタッフに触って欲しくてスリスリと甘えてました。
16日には三度目の輸血をしましたが、他の病気も併発しているようで片側の肺はウィルス感染によるものか硬くなり無気肺になっているとのこと…酸素室にいても苦しそうにしていました。
亡くなった17日の朝は容態は安定していたそうですが、朝8時に一気に大量の血を吐きチフユも血だらけになったそうです。
死因は吐血性ショックでした。
過酷な現場から保護されてこれから先、幸せになれると思っていただけにショックは大きく、スタッフ間にも無力感と焦燥感が募りました…
しかし、保護していなければあの過酷な現場で人知れず亡くなっていたのですから、一時だけでも預かりボランティアさんの元で甘えながら暖かなお家で過ごせたことは、チフユにとって最高の至福の時間だったと思います。
お骨も預かりボランティアさんがお家に置いてくださり家族として一緒に過ごしてくれるそうです。
よく保護された子が新しい飼い主さまの元へ行くと『運が良かった』と言いますが、じゃあ他の子は『運が悪かった』ということでしょうか?
元々は人間の身勝手で不幸な境遇になってしまった子達を『運が悪かった』の一言で済ませてはあまりに可哀想だと思います。
チフユがいた現場では、たくさん生まれてたくさん死んでいくという悪夢でも観ているような所でした。
最初から不妊手術さえしていれば回避できていたことです。
一頭でも不幸な子が世の中からいなくなりますように…
以下は預かりボランティアさんからチフユへのメッセージです。
ちふゆは最後まで生きようとあきらめずに頑張ってました。
小さな命は北海道の外では毎日死と隣合わせです。
私はちふゆに沢山の事を教わりました。
しっぽの会さんに保護されて心から感謝しています。
可愛いちふゆを預かれて嬉しかったです。
ちーちゃん又会おうね。
皆さまとチフユの冥福をお祈りしたいと思います🍀
2024年11月17日
大病と闘う子猫のダンのご報告
現在生後6ヶ月になり、体重も2kgを超えたダンですが、兄妹のリッコに続き急遽入院し手術を行いました🏥
ダンは長沼町の某施設に住み着いた多頭野良の子で、先に飼い主様募集となったアッコ、同じく治療中のリッコと兄妹です。
保護時から体調が悪かったダン、投薬治療で一時的には良くなったように見えましたが、やはり食が細く飲水量が多い等ありました。
血液検査では腎臓の数値が上がったり下がったりと変動が激しく、原因を調べるために大学病院で診察してもらうことになりました。
初診では炎症の数値は高いですが、レントゲンやエコー検査では腎臓に異常はみられなく、皮下点滴は止め、抗生剤を服用して様子をみることになりました。
再診時に炎症の数値は下がってましいたが、腎臓の数値が上がり、左側の腎臓から尿管にかけて結石や砂のようなものが確認できました。
皮下点滴を再開し1週間様子を見ることになりましたが、1週間後の診察では前回はなかったように思われた右側の腎臓と尿管にも結石のようなものが確認されました。
閉塞していることにより腎臓が圧迫されていて腎臓に負担がかかり、数値が上がってしまっている状態でした。
キサンチン尿石だそうで大変珍しいもので、レントゲンには写らず、エコー検査でもある程度の大きさがないと診断が難しいそうです。
症例も少ない難病でした…。
両側の尿管に結石のようなものがあるため早急に手術が必要となり、そのまま入院となり即日手術となりました。
猫の飼育担当スタッフは、手術翌日に会いに行ってきました。
機嫌はあまり良くなさそうでしたが、ケージから出ようとしたり、鳴いているとの話を聞き安心しました😊
ケージ開けたら後ろに下がっていくと伺っていたのですが、会いに行ったら出てきたので帰りたいんだな〜と思いました😢
腎臓の数値も下がってきているそうです。
手術内容は尿管は切らず、両腎臓にバイパスの管を付け膀胱に繋いだそうで、右側の尿管は閉塞してしまっていて、洗浄しても一滴も流れなかったようです。
左側は洗浄した際に石や砂が出てきて通ったのですが、炎症のあとなのかボコボコしてボロボロの尿管だったそうです。
バイパスの管を付けたので、今後は定期的な洗浄が必要になります。
<先に手術を行ったリッコ>
リッコのご報告はこちらです。
まだ子猫のダンとリッコ。
同じ年頃の子達は毎日たくさん食べ、走り回り無邪気に過ごしているなかハンデがある2頭は治療の毎日でした。
手術を乗り越え元気に飼い主様募集ができますよう、応援とご支援よろしくお願いいたします🙇
<手術前のダン スタッフが自宅に連れて帰り看ていました>
心苦しいお願いですが、ダンとリッコの医療費が尋常ではない金額になってしまいました💦
年末に向かい何かと物入りな時期ですが、ご支援いただけますと大変ありがたいです❣
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https://online-kifu.shippo.or.jp/
どうかよろしくお願いいたします🙇
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