
2月22日(日)、推定12〜14歳の渚が虹の橋へと旅立ちました。
元来荒々しい気質のある渚は、2022年2月、釧路保健所から引取りした推定12〜14歳の男の子です。
元々は迷子での収容でしたが、飼い主の迎えはなく、保健所では噛むこともあったため譲渡不適と行き場を失っていました。
当会で引取り後、少しずつ落ち着きが見られ、お散歩にも行けるようになり、しばらくは攻撃的な様子もなかったので、「飼い主さん募集も大丈夫そう」と思っていたところ、他の犬を見ると強く興奮し、その感情を人にぶつけてくるようになりました。
そうしたことから、長い間飼い主さん募集も叶わず、限られたスタッフだけが扱うことやドッグランでは他犬と接点がないよう1頭で出していました。
また、体調面では、レントゲンの所見で気管が細いことや興奮しやすい子は心臓にも負担がかかるのか、長いこと薬を飲んで、徐々につらそうな場面が多くなってきました。

皆様からの温かな応援とご支援のフードを美味しそうに食べ、最後まで“渚らしく、男らしい姿で旅立っていきました。
先週まではゆっくりながらも歩けていた渚でしたが、あまりに力が入らなくなった姿に、毎週見えるボランティアさんも驚いていました。
先日の渚の報告後に、更に心臓の薬が1錠増え、胸に手を当てると爆発しそうなほど激しい鼓動が伝わり、近くにいると「ドクドク」と音が聞こえるほどでした。
渚は、一言も声を出すことはありませんでしたが、辛かったと思います。

前日から流動食が飲みにくくなり、当日はほとんど水しか口にできなくなった渚でしたが、「もう少ししたらボラさんが外に出してくれるから、待っててね。」と声をかけたスタッフ。
いつも散歩に連れて行ってくれたボランティアさんが来たら 、一番に外へ連れていけるようにと、ソリの準備もしていましたが、渚は、そのソリの中で静かに息を引き取りました。
まるで、いつものボランティアさんを待っていたかのようでした。

<昨年2025年11月の渚>
ランが大好きで、何時間でも外にいた渚。
「な〜ぎ〜、帰るよ〜」と呼ぶと走ってきて、おやつに包んだ薬を手から食べてくれた日々が、今は懐かしく胸に蘇ります。
無骨で、男らしくて、ブラシをかけるといつも怒っていた渚。
それでも最後は、仔犬のようにまんまるなつぶらな瞳になり、穏やかな表情で旅立っていきました。
渚、よく頑張ったね。
どうか虹の橋の向こうで、また思いきり走り回っていますように。
皆様とご一緒に渚の冥福を祈りたいと思います。












