
2025年6月14日、岩見沢市から飼育困難となった、9歳のサモエド×ボーダーコリーMIXの女の子を引き取りました。
「マリアン」と名付けました。マリアンは、体重は約30kgと大きめで、高齢の飼い主にシェパードと一緒に屋外で飼育されていました。
室内には小型犬や猫がいて、飼育環境が手に負えない状況にあったため、空知総合振興局の職員の方と現地を視察のうえ、引取りを決断しました。

マリアンは糞尿にまみれた状態で身体中が汚れ、とくに足先や肉球まわりには排泄物がこびりつき、肉球が見えないほどでした。
足先は皮膚炎を起こしており、動物病院で衛生的になるようバリカンで整えていただきましたが、お腹まわりにも糞尿がこびり付いていました。
一緒にいたシェパードは、幸い、当会の卒業犬の飼い主さまが迎え入れてくださり、新しい生活に向けてスタートを切ることができました。
本格的な夏が来る前に、2頭を保護できたので、それが何より安心できたことです。

引取りした日に病院で、【5種混合ワクチン接種、フィラリア検査陰性、歯石付着の他、 目の充血は劣悪な環境が影響している可能性、腸内環境が乱れていたため整腸剤処方、毛刈り】以上を行い、避妊手術とマイクロチップは後日実施します。
バリカンをかけている最中も、どんなに身体を触られても怒ったり怖がったりすることなく、終始とてもお利口さんでした。

お散歩の仕方も分からず、歩くがままに引っ張るマリアン。ドックランでもどうしたら良いのか分からず、最初は「ポカン」としていました。
大変な思いをしてきたはずなのに、マリアンが人を信じようとする姿勢には心を打たれます。
充分なお世話が出来ずに結果ネグレクトとなっていた現場でしたが、元の飼い主は犬たちのことをとても気にかけていました。
想いに体が追いつかない状況でしたが、こうなる前に新たな飼い主を探すなどの決断が必要でした。

これからは、マリアンが心も身体も整えて、幸せな犬生を歩んでいけるようにサポートいきたいと思います。
飼い主さん募集になるまでは、もう少々お待ちいただきますが、マリアンの応援もよろしくお願いいたします✿
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posted by しっぽの会 at 18:07
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保護犬の様子
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