2024年06月20日
6月20日(木)の札幌市動物愛護管理センターあいまる さっぽろは
6月20日(木)の札幌市動物愛護管理センターあいまる さっぽろは、犬1頭と成猫50頭が収容されていました。
子猫はいませんでした。
また本日は4頭の猫が譲渡されていました。
近いうちに多頭の放棄も予定されているようですが、現在の収容数はピーク時の半分となりました。
愛称まーは9歳の北海道犬のメスです。
この夏8月が来れば収容から3年になります。
ちょっと見ないうちに年を取った印象でしたが、冬毛も抜けて体も一回り小さくなっていました。
気難しいところがあるので、すぐに慣れてくれるわけではありませんが、お世話に職員さんにはお腹も見せて甘え、随分性格が丸くなりました。
とはいえ、北海道犬ですので、気性がキツイところもあり、本人にとって嫌なことがあると唸ったり噛みつこうとする動作をすることもあります。
散歩も引きが強いので、制御できる体力のある、和犬の扱いに慣れた飼い主さんにお迎えいただきたいです。
昨年12月に収容された時は凶暴で、何頭かとトリミング室にいたポンド。
推定10歳のキシ白の去勢オスです。
そんなポンドもちゅーるを使ってコミュニケーションをするうちに、ついにベタ馴れの猫に豹変したそうです!
みんなにスリスリ、抱っこもできます。
日々の人馴れ修行の結果ですね。
今年5月22日に収容された推定4歳の白黒の去勢オスのゆっけ。
体重は2キロと小さめです。
触ることもできますが、まだ人が怖いのか緊張気味とのこと。
優しく撫で続けると少しずつ落ち着くそうですから、心を許してくれる日も近いかも知れませんね。
昨年12月に収容された愛称にくまんは、推定3歳の黒の去勢オスです。
どっしりと座って、触られても動じない寡黙な男…なように見えて案外びびりだそうです。
人慣れまでは、もう少し時間がかかりそうです。
一緒にいるのが、同じく多頭飼育放棄された推定3歳の白黒の去勢オスのはるまき。
臆病な性格なようで、人が近づくとシャーっと威嚇してくることがありますが、攻撃性はないようです。
まだまだ人慣れ修行が必要な2頭ですが、ご理解ある方との出会いがあると嬉しいです。
昨年12月から収容されている黒猫のニアとニョッキは推定5歳のオスです。
ニアは、人に興味はあるようで触ることもできますが、あまり好きではないのかしばらく撫でていると逃げようとします。
ニョッキは、最近は短時間であれば緊張しながらも触らせてくれるようになりました。
少しずつ馴れてきているようです。
まだまだたくさんの猫が収容されていますが、お迎えされる方は、時間をかけてゆっくり慣らしてあげてください。
これから暑くなってきますが、玄関や窓から脱走することのないよう、十分に安全対策をされてください。
また、明後日6月22日(土)は、土曜開庁「どようびのわんにゃん飼い主さがし」です。
平日にあいまるさっぽろに行けない方もぜひ犬猫たちに会いに行かれてみてください🍀
詳しくはセンターHPをご覧ください。
http://www.city.sapporo.jp/inuneko/event/event.html#joutokai
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2024年04月04日
4/1 札幌市動物愛護管理センターから負傷犬2頭を引き取りました
新年度となった4月1日(月)、札幌市動物愛護管理センターから負傷犬2頭を引き取りました。
2頭とも足が負傷していて、週末に札幌市動物愛護管理センターからご相談を受けていて、週明けに引き取りに向かいました。
8歳のメスのポメラニアンは、陽菜(ひな)と命名しました。
レントゲンと触診で両膝関節の前十字靭帯が緩んでいる様子がわかりました。
また、右股関節脱臼も確認され、右後足を着けず3本足で歩いていました。
肥満もあるので足への影響も懸念されました。
札幌市動物愛護管理センターでは、手術等も含めた治療は限界があるとのことで、当会で引き取りしました。
かかりつけの動物病院でも、股関節脱臼と心肥大、気管支が少し押されて狭くなって気管支狭窄が確認されました。
<股関節脱臼>
<気管支狭窄>
心音は太っていてよく聞こえなかったとのこと、体重が4.9キロあったので、足のためにもダイエットが必要です。
また、尿漏れもありました。
関節や尿問題等、今後どこまで治療、手術をが可能なのか、まずは大学病院で相談することになりました。
9歳のメスのミニチュアピンシャーは、月美と名付けました。
両手根関節部分で内側に捻転していて、センターでのレントゲンの確認では、撓尺骨(とうしゃくこつ)の骨折ではとのことです。
歩くときは、内側に曲がった湾曲した状態で移動していました。
後足は触診で重度の膝蓋骨内方脱臼が確認されました。
歩く様子は、とても気の毒に思いますが、飼育環境に配慮することで、月美のQOLは良くなるかもしれません。
移動の際に前足が当たる部分にはサポーターで保護されていました。
かかりつけの動物病院でも診ていただきました。
心雑音はありませんが、レントゲンで少し心臓の肥大も確認されました。
骨折自体は古いものと思われ、今後どこまで治療、手術をが可能なのか、まずは大学病院で相談することになりました。
緊急での引き取りとなり、前日に引き取りしたヘルニアのミニチュアダックスのブレンディを含め、小型犬の犬舎はいっぱいになりました。
また、ピュアも含め、ここのところ大学病院で診ていただく負傷犬が増えているため、スタッフのマンパワーにも限界を感じているところです。
北海道の飼い主さがしノートで出会いを待っている別海町の7頭の犬も大変気になっています。
先日までは、当会でも数頭の引き取りを検討していましたが、このタイミングでは難しくなってしまいました。
外飼いの厳しい環境下で暮らす若い犬たちです。
家族にお迎えいただくことをご検討できる方は、ぜひ以下の根室振興局にご相談ください。
根室振興局:0153-23-5161
https://www.nemuro.pref.hokkaido.lg.jp/hk/hgc/topmenu10.html
どうぞよろしくお願いいたします!
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2024年02月08日
2月7日(水)の札幌市動物愛護管理センターあいまる さっぽろは
2月7日(水)の札幌市動物愛護管理センターあいまる さっぽろは、犬10頭(譲渡対象は8頭)と成猫71頭(譲渡対象は51)が収容されていました。
昨日は、2頭の犬を引き取って来ました。
どちらも当会の卒業犬でした。
詳しくはコチラからご覧ください。
犬はいつになく頭数が多いですが、小型犬たちは懐こい子たちでした。
昨日は柴犬のクーンが譲渡になったようです。
ロングリードを付けて、屋内運動場で楽しそうに遊んでいました。
人がいるとハッスルして嬉しそうでしたので、人が好きな子のようです。
譲渡先でもいっぱい運動してもらって大切に飼育いただけると幸いです。
玄関から入った左手には、猫の遊び場があります。
今日は5頭位の猫がフリーな時間を楽しんでいました。
北海道犬系のような推定6歳のオスの愛称タロウは、臆病な性格で急に近づくとびっくりして逃げます。
じっとしていると寄って来てくれます。
慣れた人相手には撫でてほしいとアピールすることもあります。
トイレシートをうまく使えないので、家の中で飼う際は注意が必要です。
推定11歳の愛称チーズはオスのマルチーズです。
おとなしくて物静かな性格で、落ち着いた子でした。
ただ、顔の周りを触られるのは好きではないようで、威嚇してきたり噛みつこうとしてくることがありそうです。
胃腸が弱いのか、緩めのウンチが多とのこと、どの子もそうですが、譲受後は動物病院を受診いただきたいです。
ミニチュアダックスの推定11歳のオスは、積極的に人に寄って来てアピールする人懐っこい性格です。
丸々太っているので健康のためにもダイエットが必要でます。
また、歯に歯石が沈着しており動物病院での治療が必要です。
スピッツは推定10歳のオスです。
積極的に人に寄って来てアピールする人懐っこい性格で、他の犬がかまわれていると、やきもちを焼いて吠えることもあるようです。
この日も前に出て来て人懐こさ全開でした!
この子もダイエットが必要で、歯に歯石が沈着しているので動物病院での治療が必要です。
愛称まーは9歳の北海道犬のメスです。
収容されてから2年半、見知らぬ人や環境などに強く警戒・緊張することがあります。
ですが、随分性格が丸くなった気がしますが、あいまる さっぽろに移動してからは撫でてほしいと積極的に人に寄ってくるようになったそうです。
とはいえ、北海道犬ですので、気性がきついところもあり、本人にとって嫌なことがあると唸ったり噛みつこうとする動作をすることもあります。
散歩も引きが強いので、制御できる体力のある、和犬の扱いに慣れた飼い主さんにお迎えいただきたいです。
昨日現在で猫の収容数も71頭と多数頭で収容過多になっています。
トリミング室には、シャー猫3頭が収容されていました。
少しづつでも環境に馴染んでいって欲しいです。
猫の状況ですが、センターHPでは数日前より、情報掲載の形態が変わり、人馴れしている、やや人馴れしている、馴れていない等のカテゴリー別れました。
譲受後にこんなはずではなかった、思ったより大変だった、返したい、どこかで引き取って欲しいというのは身勝手な行為です。
引き取って数日や数週間で慣れる子もいますが、そうでない子の方が圧倒的に多いです。
それでなくても、放棄されたり、遺棄されたり、不安で悲しい体験をしています。
どうか、数年単位の長い目でみてあげてください。そして、その子・その子の唯一無二の個性を受け入れてあげてください。
【人に馴れている猫】センターHPより
人に馴れていて日常生活に支障がないと思われる猫ちゃんたちです。
ベタ馴れの猫から触れるけど抱っこは嫌な猫まで、人馴れ度合いには幅があります。
詳しくはスタッフにお尋ねください。
以下の猫たちの詳細はセンターHPの譲渡可能猫情報のページからご覧ください。
AC051221-34(愛称:ネーゼ)推定5歳オス
AC051120-10(愛称:さいかく)推定7歳オス
AC051120-11(愛称:ばしょう)推定7歳オス
AC050904-01(愛称:リリー)推定3歳オス
LC060109-01(愛称:バニラ)推定4歳オス
AC051221-03(愛称:ちまき)推定3歳オス
AC060111-01(愛称:ピータン)推定5歳オス
【あまり人に馴れていない猫】センターHPより
人が近づくと威嚇をしてきたりすぐに逃げたりする猫ちゃんたちです。
少しずつ馴れてきている猫ちゃんもいれば、かなり激しく威嚇をしてくる猫ちゃんもいます。
詳しくはスタッフにお尋ねください。
AC051221-32(愛称:ニョッキ)推定5歳オス
AC051221-41(愛称:コンソメ)推定5歳オス
AC050303-03(愛称:ダイヤ)推定2歳メス
すっぽり毛布を被っていたので姿は見れませんでした。
AC050829-02(愛称:マザー)推定4歳メス
LC051208-01(愛称:おかめ)推定6歳メス
AC051221-35(愛称:カル)推定5歳オス
AC051221-36(愛称:ボー)推定5歳オス
AC060104-01(愛称:アンリ)推定10歳メス
AC060104-02(愛称:モロー)推定10歳メス
AC050911-01(愛称:ガジル)推定3歳オス
AC050619-05(愛称:グレイ)推定4歳オス
AC050621-01(愛称:てん)推定4歳オス
AC060104-03(愛称:ザンヌ)推定10歳メス
AC051207-07(愛称:はるまき)推定3歳オス
AC051207-09(愛称:にくまん)推定3歳オス
AC051221-02(愛称:ウーロン)推定3歳オス
AC051108-03(愛称:そら)推定3歳オス
AC051221-04(愛称:はるさめ)推定3歳オス
AC051227-02(愛称:ベニ)推定7歳避妊メス
AC051025-06(愛称:ごう)推定3歳オス
AC051221-06(愛称:ハオ)推定3歳避妊メス
AC060111-04(愛称:スーラータン)推定5歳オス
AC051106-04(愛称:まい)推定3歳メス
AC051106-05(愛称:もな)推定3歳メス
AC051225-01(愛称:ポンド)推定10歳去勢オス
AC051114-02(愛称:りき)推定4歳去勢オス
AC051114-03(愛称:みな)推定4歳メス
AC051122-04(愛称:なお)推定3歳メス
【まだセンターの環境に慣れていない猫】センターHPより
収容してまだ日が浅い猫ちゃんなど、スタッフにもまだどんな性格なのか把握しきれていない猫ちゃんたちです。
AC051221-25(愛称:ペペ)推定5歳オス
AC051221-37(愛称:ナーラ)推定5歳オス
AC051222-02(愛称:ミスタ)推定5歳オス
AC051222-03(愛称:ペスカ)推定5歳オス
AC051222-04(愛称:トーレ)推定5歳去勢オス
AC051221-39(愛称:ボロ)推定5歳去勢オス
AC051221-46(愛称:トマト)推定5歳去勢オス
AC051221-21(愛称:タラコ)推定5歳避妊メス
AC051221-23(愛称:クリーム)推定5歳避妊メス
AC051221-33(愛称:ニア)推定5歳オス
AC051221-42(愛称:ロン)推定5歳オス
AC051221-43(愛称:チーノ)推定5歳オス
AC051221-26(愛称:トル)推定5歳オス
AC051221-38(愛称:テツ)推定5歳オス
AC051221-45(愛称:リーニ)推定5歳オス
AC060104-06(愛称:ロッティ)推定3歳オス
AC051222-01(愛称:パスタ)推定5歳オス
AC051221-40(愛称:トルテ)推定5歳避妊メス
AC060115-01(愛称:ダン)推定5歳去勢オス
AC060111-02(愛称:メンマ)推定5歳オス
【一時的に譲渡対象外の猫】
避妊・去勢手術後など、一時的に譲渡対象外となっている猫ちゃんです。
詳細な事情はスタッフにお尋ねください。
LC060111-02(愛称:ギャレット)推定3歳メス
AC050915-02(愛称:ラクサス)推定3歳オス
AC050724-01(愛称:コロ)推定2歳オス
ラクサスとコロは去勢手術のため留守でした。
以上ですが、HPに掲載前の猫もいて、変らず猫の収容が多くなっていました。
風邪をひいて体調を崩している猫もいなく落ち着いていましたが、人に馴れていない猫が多いため、馴れるには時間がかかりそうです。
お迎えされる方は、その辺りをしっかり考慮され、時間をかけてゆっくり慣らしてあげてください。
そして脱走し再び可哀そうな思いをさせないよう対策を行って、十分にご注意ください。
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2024年02月07日
札幌市動物愛護管理センターあいまるさっぽろから 卒業犬2頭引き取りました
本日2月7(水)、札幌市動物愛護管理センターあいまるさっぽろから、迷子期限が切れた犬2頭引き取りました。
LD060129-01、1月29日(月)に東区北39条東16丁目付近路上(セブンイレブン付近)で保護された茶白の去勢オス。
交通事故にも遇わず無事に保護されたのが幸運です。
この子は、通報を受けたセンターが保護してくださいました。
LD060129-02、1月29日、北区北33条西4丁目付近路上(北34条駅付近)で保護された灰茶のメス。
この子は、オスと少し離れた場所で、一般市民の方が保護し直接センターに連れて来て下さいました。
そして、、、、、どちらも2015年に当会を卒業した犬でした。
迷子で収容された情報があがった1月30日(火)の朝、センターの迷子情報を拝見し、当会の卒業犬ではと目を疑いました。
当会では当時からマイクロチップは装着していたので、すぐにセンターに連絡しリーダーで読み取っていただいたところ、番号が一致し卒業犬で間違いないことが分かりました。
(迷子収容の日、リーダーで反応が出なかったそうですが、再度試していただいたところ、チップが頸部より移動していたようです。)
その後、直ぐに当会からもセンターからも飼い主さんに電話しましたが、何度かけても全く連絡が取れませんでした。
また、迷子収容をお知らせするセンターからの郵便物も宛先不明で戻って来ました。
そういった経緯から当会でもセンターでも遺棄案件として北海道警察に通報しました。
(北海道警察の警部の方は、真剣にお話を聞いてくださったので、心強かったです。)
動物愛護管理法では、虐待や遺棄は禁止と以下明記されています。
愛護動物を虐待したり捨てる(遺棄する)ことは犯罪で、違反すると以下の懲役や罰金に処せられます。
・愛護動物をみだりに殺したり傷つけた者 → 5年以下の懲役または500万円以下の罰金
・愛護動物に対し、みだりに身体に外傷を生ずるおそれのある暴行を加える、またはそのおそれのある行為をさせる、えさや水を与えずに酷使する等により衰弱させるなど虐待を行った者 → 1年以下の懲役または100万円以下の罰金
・愛護動物を遺棄した者 → 1年以下の懲役または100万円以下の罰金
当会は2009年5月より引取りした犬猫全てにマイクロチップを装着していました。
マイクロチップを挿入していなければ個体識別が出来ませんが、今回は当会の卒業犬と分かり再スタートさせてあげることが出来るので、チップを装着していて本当に良かったと思います。
生きていくなかで、順風満帆なことばかりではなく、想定していなかった出来事や試練も多々あります。
でも、それが人生だと思いますし、そのリスクも考え、大概の方はいろいろな備えをします。
家族としてお迎えくださったのですから、乗り越えていただきたかったし、どうしても難しかったのなら、当会に心を割って本音を打ち明けてもらいたかったです。
2頭は性格の良いかわいらしい子たちです。
いろいろと落ち着きましたら、改めて飼い主さんを募集しますので、気になる方は時々HPをご確認いただけますと幸いです。
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2024年02月04日
あいまるさっぽろ 動物虐待対応に係るボランティア勉強会のご報告
1月28日(日)、札幌市動物愛護管理センターあいまるさっぽろで、「動物虐待対応に係るボランティア勉強会」がありました。
札幌市では、環境省が令和5年度に実施している標記モデル事業において支援を受け、動物虐待等への対応について体制の強化を図っているところでそうで、モデル事業の一環として、ボランティアを対象とした勉強会を開催することになったそうです。
当日、札幌市動物愛護推進員、札幌市動物愛護ボランティア、札幌市市民団体登録制度登録団体など、40〜50名がご参加されていました。
最初に札幌市動物愛護管理センターあいまるさっぽろの職員の方から、「札幌市における動物虐待対応の現状と方針」についてのお話がありました。
年々、虐待の通報件数は増えてきていますが、市民に動物虐待に対する認識が高まったのではと感じています。
虐待の内容としては、マンションで犬が吠えて怒鳴り声と犬の悲鳴が聞こえる、近所の外飼いの犬が繋がれっぱなしで、日頃の世話もされていない、夏になると窓から糞尿の臭いがし室内には猫がたくさんいるようだ等、市民から様々な相談が寄せられているそうです。
勉強会の講師は、その道のスペシャリスト日本獣医生命科学大学の田中亜紀先生でした。
動物虐待を防ぐためにも、正しい動物福祉を知ることが大切ですが、田中先生は、動物福祉とは、法獣医学について、OneWelfareとはのメインテーマについて講義してくださいました。
虐待とは、無駄な苦痛を与える行為で、故意、不作為であっても罪に変わりはありません。
動物愛護管理法では、
【虐待や遺棄の禁止】
愛護動物を虐待したり捨てる(遺棄する)ことは犯罪です。違反すると、懲役や罰金に処せられます。
・愛護動物をみだりに殺したり傷つけた者
→5年以下の懲役または500万円以下の罰金
・愛護動物に対し、みだりに身体に外傷を生ずるおそれのある暴行を加える、またはそのおそれのある行為をさせる、えさや水を与えずに酷使する等により衰弱させるなど虐待を行った者
→1年以下の懲役または100万円以下の罰金
・愛護動物を遺棄した者
→1年以下の懲役または100万円以下の罰金
と、虐待した者は罰則や罰金が明記されています。
また、獣医師の7割から、虐待する飼い主は、虐待を繰り返す反復性があることも報告されているそうです。
動物虐待と聞くと恐ろしい闇を感じますが、私たちにできる最初の行動は、虐待を見かけたら勇気をもって警察に通報するということです。
アメリカの保護シェルターの活動ついてもお話しくださり、環境整備など収容犬の状況にもよりますが、参考に出来たらと思いました。
札幌市動物愛護管理センターあいまるさっぽろさま、この度は勉強会を開催してくださり本当にありがとうございました!
田中亜紀先生、科学的な動物福祉の視点からの客観的な知見をお話しくださり、大変参考になりました。
動物の福祉は人の福祉と繋がっています。
子どもやお年寄りなど弱いものに対する虐待も多発している世の中です。
そして水面下では、動物の虐待も多発しています。
どうか虐待のない思いやりのある社会になりますように。。
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