2026年01月21日

釧路総合振興局案件 猫の多頭飼育崩壊から

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           <1月7日の状況>

昨年末に釧路管内で立て続けに3件の猫の多頭飼育案件が発覚。年明け、釧路総合振興局様より各愛護団体に一斉にご相談が入りました。

@【猫7-32~52】猫21匹(オス13匹、メス8匹)避妊・去勢済み
A 【猫7-53~77】猫25匹(オス11匹、メス14匹)
B 【猫7-13~31】猫17匹

この案件のうちAとBは、猫の飼育が逼迫している状況であるとのから、緊急性が高いものでした。

そこで、札幌の保護猫団体であるツキネコ北海道様が窓口となり、1月16日(金)、犬の保護活動を行うM基金様が、成猫・子猫合わせて27頭を釧路総合振興局様とリレー搬送を行ってくださいました。




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<M基金さま搬送時>


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<到着後ツキネコさま施設で一旦収容>

また、今回の引取りでは、他にもねこたまご様など猫を引取り、当会も3頭の猫を引き取らせていただきました。




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保護した子猫の中には、神経症状がみられる痩せた小さな子猫もいました。

多頭飼育や野犬の群れの中では、近親交配で繁殖することが多いため、ハンデがある子が出生する可能性も高いです。

ツキネコ様の施設で、優しい子猫たちに囲まれて安心した様子で過ごしていました。




■ 当会が引き取った3頭の紹介


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ヒマ(黒白・成猫・オス)

2件目の案件から引き取りました。

小柄で人懐こい性格です。

去勢手術はツキネコ北海道様が一斉に実施してくださいました。
猫エイズ感染症は陽性です。




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ノマ(推定4か月・キジトラ・オス)

3件目の案件から引き取りました。
この子もとても人懐こい子です。




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エマ(推定4か月・キジトラ・オス)

同じく3件目の案件から引き取りました。
ノマと同様、人懐こく穏やかな性格です。

当会には譲渡が進みにくい猫たちが多く在籍しているため、今回の引取りに際し、ツキネコ北海道様には大変なご配慮をいただきました。心より感謝申し上げます。




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1月21日(水)現在の同案件の状況は、34頭の猫が掲載されており、半数までまで減少することが出来ました。

1頭でも多く新しい飼い主さんへ繋いでいけたら幸いです。
情報の拡散・シェアもよろしくお願いいたします。

釧路総合振興局環境生活課:0154-43-9154
https://www.kushiro.pref.hokkaido.lg.jp/hk/kks/174686.html



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✦ 行政と愛護団体との協働を目指して

道内の保護団体やボランティアグループには、全道各地から飼育できなくなった犬や猫、多頭飼育に関する相談が寄せられ、飼い主本人からだけでなく、振興局や自治体からの依頼も少なくありません。

高齢化や核家族化の進行により、飼い主が病気・入院・施設入所などで飼育を継続できなくなるケースが増え、さらに、経済的困窮によって医療費や飼育費を負担できなくなる家庭、知識不足から繁殖制限を行わず頭数が増えてしまうケースも後を絶ちません。

振興局によっては、常に70頭以上の動物が掲載され続けるなど、多頭飼育崩壊は深刻化しています。

しかし、保健所で受け入れられる頭数には限りがあり、結果として多くの動物を民間の団体やボランティアが引き取らざるを得ない状況が続いています。

そのため、多頭飼育案件を引き受けると、医療費や飼育費が重くのしかかり、団体や個人が疲弊してしまう現状があります。

そうしたことからも、今回の事例のように、愛護団体やボランティアの皆さんが、それぞれの立場で出来ることを持ち寄り、協力し助け合うことが何より重要です。

当会も昨年11月、鶴居村で発生した野犬の仔犬の案件では、振興局・保健所・自治体、地元団体のしおんの会様、山の犬達様、札幌のM基金様とバトンリレーのように連携し、6頭の仔犬を早期に引き出すことができました。

現在、当会はツキネコ北海道様、ニャン友ねっとわーく北海道様、ねこたまご様、M基金様とも情報交換を行い、動物の愛護と福祉について模索しながら意見を交わし、互いの活動を尊重しながら共により良い仕組みづくりを目指しています。

こうした横のつながりは、単に動物を引き取るという役割を分担するだけではなく、
・多頭飼育の早期発見
・飼い主支援や相談体制の強化
・地域での啓発活動
・行政との情報共有

など、問題の「予防」と「改善」の両面で大きな力を発揮します。

北海道は広く、地域ごとに課題も異なります。

だからこそ、行政と民間が互いの強みを生かし、支え合う仕組みが必要です。


また、活動に関心をお寄せくださる皆さまには、ぜひボランティアとして力をお貸しいただければ幸いです。
お一人おひとりのご参加が、小さな命を確実に救う力になっていきます。

何卒よろしくお願いいたします。



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posted by しっぽの会 at 21:14 | 北海道立、市立保健所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする