
<会場の江別市消防学校>
10月15日(水)、HOKKAIDOしっぽの会は、江別市にある北海道消防学校で開催された、環境省主催によるペットの防災図上訓練に参加しました。
北海道、江別市 、北海道獣医師会、酪農学園大学、自治体の防災担当部局、動物愛護担当部局、動物愛護団体等、参加者は総勢49名にもおよび、会議は本番さながらの緊張感あふれるものとなりました。

初めに、NPO法人アナイス代表 平井 潤子先生から、「令和6年能登半島地震から学ぶ災害対策」の講義があり、飼い主は、家族の一員であるペットを守るために「飼い主力」と「防災力」を高めることが大事である。
平時と緊急時の動物福祉の水準は違う。これは災害対策であること等、お話しくださいました。

続いて、新潟県動物愛護センター技術専門幹 遠山 潤先生による「災害時に自治体が行うペット関連の支援活動」の講義がありました。
「自治体はペットの防災対策として何をすべきか?」近年の災害時における自治体の対応の様々な事例をあげてくださいました。
「平時から関係機関が話し合い準備しておくことが大切である」と仰っておられました。

午後からは、環境省による「人とペットの災害対策について」の講義があり、その後訓練実施方法の説明がありました。
ペットの同行避難は、環境省が推奨する災害対応の一環であり、命を守る行動です。 受け入れを拒否されることで、飼い主が避難をためらうリスクが出てきます。
そうした観点から、人の安全の意味に於いてもペットとの同行避難は推奨されるべきものなのです。
ht="397">図上訓練では、1月の真冬に江別市を中心にして、マグニチュード7.0、震度6強〜7の地震が起きた想定で、道央地域及び一部道南地域で、ライフラインの全てが被害を受け使用できない、ただしメールとラインは辛うじて使えるといった内容で行われました。

発災直後、発災から1〜2週間と課題が変わってきます。
参加者は災害対策本部や動物救護本部、江別市避難所等、7つのグループに分けて次々と出される課題カードに即答していきました。
動物愛護団体は、当会とニャン友ねっとわーく北海道さまで、各3名が別々なグループに分かれて必死で回答いたしました。

各テーブルにおける課題を処理しつつ、テーブル内で処理できない課題はメモを添えて、災害対策本部や動物救護本部等、他のテーブルに回しました。

時間が限られている中、難しい課題カードも配布され、緊急時に瞬時に真摯に対応していかなければならない難しさを感じました。
ですが、最優先は「命を繋ぐこと」です。それには、「我先に」ではなく、皆が秩序を守り協力することが大切です。
最後に 訓練ふりかえり、図上訓練において課題と思われたことや気づいたことをテーブルごとにまとめ発表を行いました。
環境省では、平成24年3月に発生した東日本大震災を契機に、これまでの大規模災害の経験や教訓を元にして、災害時の人とペットの避難が安全かつ円滑に行われるように、ペットとの同行避難を推奨しています。
避難所によっては、ペットの受け入れが出来ないところもあり、まだまだ課題は多いですが、命を繋ぐためには一緒に逃げることが何より大切です。
この度の図上訓練では、「ペット対策について知らないことだらけでした」との声も多く聞かれましたので、厳しい災害状況下で、動物愛護団体が果たせる役割は非常に重要だと感じました。
環境省によると、「ペット同行避難に対する飼い主の意識は高まってきていますが、「ペットがいるから避難しない」、「ペットを避難所には連れていけない」等の考えをもつ飼い主が存在し、ペットの災害対策の課題となっている。また、災害時に設置される避難所において、同行したペットの受入れが拒否された事例なども確認され、ペット同行避難を受入れる体制の整備は十分ではない。」
「人とペットの災害対策を推進するためには、地方自治体(以下「自治体」という。)の避難所等におけるペットの同行避難の受入環境を整備し、円滑に運用がされる体制を確保していくことが必要である。」
と述べられています。
今年も様々な災害が起きていますが、「備えあれば憂いなし」とのことわざもあります。
ですが、時代はもっと複雑になり、災害への備えも単なる物資の準備だけではなく、情報の取捨選択や地域とのつながり、心の備えまでもが求められるようになっています。
以下もぜひ参考にされてみてください。

▶︎ 人とペットの災害対策ガイドライン https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h3002.html
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