
9月22日夜中に推定10歳の男の子シッポが虹の橋へと旅立ちました…。
10年前の7月、生後半年ほどの野良猫で保護されたシッポ。
小さな体でシャーシャーと懸命に頑張る姿が印象的で、特徴的なカギしっぽから、保護主さんが「シッポ」と名付けました。
環境も変わり、なかなかしっぽの会での生活に馴染めず、大人になってしまいましたが、慣れた人や場所ではお腹を見せて「なでてー」と甘える姿も見せてくれ、シッポなりに当会での暮らしを楽しんでくれていたと思います。
数年前に高熱を出し、食いしん坊のシッポでしたが、食欲にムラがでる日々が続きました。
肝臓の数値も高く、猫エイズ発症の可能性があり、免疫力をあげるための治療を行い、薬を服用するようになりましたが、お陰さまで元気に復活出来ました。
そうして月日が流れ、当会での生活にも慣れたシッポは、毎日他のニャンコたちと仲良く過ごしていましたが、体調を崩す事が徐々に増えてきました。
エコー検査では、肝臓がボコボコしているようだとのこと…癌の疑いもありましたが、またまた復活をしてくれ、体調が崩れることがありつつも穏やかな毎日を過ごしていました。
ですが、9月の半ば、熱が上がり食欲も落ちてしまいました。
点滴も頑張って続けましたが、亡くなる前日は体温が下がり、腹水も溜まっているようでしたので、急いで病院へ行きました。
恐らく内部出血を伴う腫瘍の崩壊ではとのこと…もう見守る事しかできませんでした。
そして、 翌日には可愛いシッポの鳴き声を聞くことはできませんでした。

毎朝、猫たちの様子を見に行くと、可愛い声で鳴いてお腹を見せてくれていたシッポ。
まだ10歳でした。
シッポだけのお家を見つけてあげられなくてゴメンね。
皆様とシッポの冥福を心より祈りたいと思います…。


