
皆様に悲しいご報告をしなくてはなりません。5月28日午前3時頃、ポトフが虹の橋へと旅立ちました。
ポトフは、3月27日に道東の帯広保健所から引取りをした推定14〜16歳の女の子でした。
「ポーちゃん」と皆から愛されたとても穏やかで優しい子でした。
保健所収容中に、右後脚の肥満細胞腫の切除手術を受けましたが、引取り後の健康診断で、腫瘍は肝臓に転移してるのではと辛い宣告を受けました。
それでも、ポトフは食べることには貪欲で、視力がなくても匂いですばやくご飯を探し当て、美味しそうに食べて喜びを全身で表していました。
また、まるで見えているかのようにサークルの柵を軽々と飛び越え、素晴らしい生命力を見せてくれ、私たちを驚かせました。
ポトフのそのひとつひとつの姿が、とても愛おしかったです。

点滴と投薬で治療していましたが、4月中旬頃からあんなに楽しみにしていたご飯も食べれなくなり、5月に入ってからは触診でお腹の腫瘍が確認できるほどになりました。
また、腹水も溜まるようになり、自力で立ち上がることが出来なくなりました。残酷にも病魔は確実にポトフをむしばんでいました。
危篤状態になったのは、亡くなる2日前くらいからで、1日の半分くらいは眠っていましたが、定期的に険しい顔をして声を出して苦しがりました。
ポトフを預かりしていたスタッフも、そばで励まし見守ることしかできず、一緒に苦しみを味わいました。そして夜中の3時にポトフは永遠の眠りにつきました。

皆様に、ご飯の催促するようになったポトフのご報告をさせていただきたいと願っていましたが、残念ながら叶いませんでした。
これまで、ポトフを応援してくださった皆様にお礼を申し上げたくご報告させていただきました。本当にありがとうございました。
ポトフに、クラウドファンディングの結果を伝えたかったですが、きっと天国から明日のゴールを見守ってくれていると思います。
ポトフ、短い時間だったけど私たちは優しいあなたのことを一生忘れません。ありがとう!
どうか、安らかに眠ってね…。