
11月6日(水)、野犬の子犬の飼い主募集が役場のHPに時々掲載されている十勝総合振興局管内の3つの役場を訪問し視察も行ってきました。
最初に陸別町役場を訪問し、職員の方と昨年子犬が産まれた地域を視察しました。
昨年は、陸別町で野犬の子犬が複数等保護され、役場のHPで飼い主を募集しました。
状況は元酪農家に母犬と娘犬が住み着き、納屋で子犬を産んだとのこと。
その子犬たちは役場で飼い主を募集しましたが、母犬と娘の野犬を捕まえなければ、また同じことが繰り返されるため役場で捕獲機を設置しましたが捕獲は出来ませんでした。
また、そこから離れた牧場でも子犬が産まれているとのこと。
当会スタッフが納屋にDIYでトラップを作り捕獲のチャンスを狙っていましたが、残念ながら親犬は罠にかかることはありませんでした。
今年は、野犬の子犬が産まれた情報はないとのこと。
一旦設置に使った自動装置も役場から撤去してきました。
このまま落ち着いてくれていれば安心なのですが・・・。

近くの酪農家のお宅にも外飼いされているオス犬がいました。
例えオス犬であっても妊娠の原因となるわけですから、行き場を失う命を減らしていくために去勢手術をしていただけないかお話ししました。
◇その後、足寄町役場を訪ねました。
今年度の野犬の通報はゼロだそうですが、昨年は成犬2頭と子犬10頭が保護され町内の方に譲渡されています。
また足寄町では町内の野良猫をTNRされた町民の方に助成金(40頭まで)を出しているそうで、町内の獣医さんが尽力されていました。
今年度は終了しましたが、来春始まるそうですので、町内の猫に限りますが猫でお困りの町民の方は役場に詳細を伺ってはいかがでしょうか。
ご協力されている獣医師の先生や役場のご担当者も大変熱心な方たちで感心しました!

ただ町内では犬の多頭飼育問題があって、十勝総合振興局の飼い主探しノートに犬たちが掲載されています。
飼い主の不適正飼育が原因で増えてしまった外飼いの3か月〜10歳までの22頭の犬が出会いを待っています。
最初の飼育は1頭だったとのこと。
不妊手術を行っていれば多頭飼育崩壊は起きませんでした。
詳細は、以下のページからご確認ください。
十勝総合振興局/飼い主さがしノート:0155-26-9031
https://www.tokachi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/kks/sizen/doubutsu/noteeturan.html
◇最後に清水町役場を訪れ野犬等の担当職員の方とお話しして来ました。
清水町では現在野犬の子犬の事案があるとのこと。
取りこぼししないよう早急に動く必要があります。
野犬や野良猫問題は、瞬時に動かないと対策が後手後手に回り何一つ良いことがありません。
北海道には多くの野犬がいて広大な大地ゆえ難題が多いです。
春にはどこかしらで子犬が産まれます。
犬も猫も野生動物ではありません。
人と動物が共生する幸せな社会の実現には、人が責任を持って飼育管理する必要があります。
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