2024年10月28日

自己免疫疾患のコロッケのご報告🐾

S__35504143_0s.jpg

2023年2月20日留萌振興局の天塩町の多頭飼育崩壊案件では、体調が悪かったコロッケを優先的に引き取りしました。

推定2〜4歳のお散歩と人が大好き💕ひつじの様にモフモフな男の子です🐑✨️

引き取りした時の健康診断の結果では、白血球の増加と重度の貧血があった為ステロイドを服用し、定期的な血液検査で少しずつ貧血の数値は改善されてきました。

ですが、ステロイドの服用を止めると目、鼻や口の粘膜から出血し元気と食欲もなくなりました。

腫瘍はありませんが粘膜に症状が出るため自己免疫疾患の可能性が高く、ステロイドの量を自己免疫疾患に効く量に増やし、コロッケの体調を見ながら量を調整し経過を観察していました。




S__35504142_0s.jpg

その後、詳しく検査をするため今年5月に酪農学園大学附属動物医療センターを受診しました。

結果は可能性として考えられる病名もいくつか上がりましたが、ステロイドを止めて更に詳しく検査をしないと病名などは確定ができないとのことでした…。

何らかの自己免疫疾患であることは間違いなく、原因や病名が分かっても今後の治療は自己免疫疾患の治療と変わらないことやステロイドを辞めると体調を崩してしまうコロッケのことを考え、スタッフで話し合い詳しい検査は見送ることにしました。




S__35504140_0s.jpg

その後も体調に波があり目から涙の様な出血、皮膚からの出血、鼻からはあおっぱな、顔が変に浮腫んだり、下痢に血尿、食欲不振、元気喪失、発熱、口の中の潰瘍の再発や様々な不調を繰り返す日々が続きました。

副作用が少ない自己免疫疾患に効くシクロスポリンを併用し、少しずつ副作用が強いステロイドの量も減らしていきたかったのですが、最近は前よりもステロイドの量を増やさないと体調を維持することが出来なくなってきました😔




S__35504144s.jpg

現在は体調の変化を見逃さないように、都度かかりつけ医に相談しながらコロッケが元気に過ごせるように症状に合わせて薬の量を調整しています🍀*゜

とても無邪気で人にも犬にも優しいコロッケがこれからも穏やかに元気に過ごせますように☆。.:*・゜

温かなご家庭で大切な家族として過ごして欲しいと願っていますが、ご理解いただける方との出会いを待っています🌸



動物愛護福祉の啓発に
↓↓クリックお願いします!
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 

posted by しっぽの会 at 12:14 | 保護犬の様子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする