2024年07月07日

長沼町の某施設の多頭野良猫の保護案件

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4月21日、長沼町のとある施設に住み着いている多頭の野良猫の相談案件に取り組むことになりました。

猫たちは、怪我をしていたり、体も汚れ痩せているなど悲惨な状況でした。

まずは、状況確認と全体の猫の把握をすることになりました。



ベイリーs.jpg

5月20日、推定4〜6歳のオス猫を保護しました。

名前をベイリーと名付けました。

人慣れしていて自分から近づき、キャリーに誘導したところすんなり入りました。

少々臆病ですが穏やかな子で、汚れた体をシャンプーすることも出来ました。

健康診断、4種混合ワクチン、去勢手術、マイクロチップ装着を実施、猫エイズ感染症が陽性でした。

預かりボランティアさん宅に移動、その後去勢手術とマイクロチップを装着しました。

古傷か後足を引きずる歩き方をします。




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同じく5月20日に保護した推定1歳のオス猫は、フィンリーと名付けました。

視察の時から人に慣れた子でした。

健康診断、4種混合ワクチン、去勢手術、マイクロチップ装着を実施、猫エイズ感染症と猫白血病はどちらもマイナスでしたので、ホッとしました。

預かりボランティアさんに預かっていただいています。




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アディソンと名付けた推定2〜3歳のオスは、捕獲器で捕まえましたがかなり暴れました。

2日後の5月22日に去勢手術と4種混合ワクチンを接種しました。

片側の睾丸が陰睾だったため開腹しての手術だったため、1週間後に抜糸してリターンすることとなりました。

視察の時には見かけない猫でした。



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クインと名付けた推定2〜3歳のオスは、茶白ですが茶の色が少し変わった色です。

キャリーに入れる時は少し抵抗しましたが、抱っこで捕獲出来た大人しい子でした。

健康診断、4種混合ワクチン、去勢手術、マイクロチップ装着を実施、猫エイズ感染症と猫白血病はどちらもマイナスでしたので、ホッとしました。

上記の4頭は、同日の5月20日に保護していますが、フィンリーと同じ預かりボランティアさん宅にいます。




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5月27日に保護したビィィは、視察した時からスリスリ寄ってくる子でしたので、捕獲はスムーズでした。

妊娠している乳首だったので、エコー検査したところ間違いなく子猫が確認され、その後6月21日に当会で3頭出産しました。


以下が子猫たちです。



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生後8日 6月21日生 メルル メス



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生後8日 6月21日生 クルル メス




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生後8日 6月21日生 メメ オス


3頭ともとてもかわいいです♡

お母さんのビィィもしっかり子育てしている良き母です。




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5月30日保護した推定1〜3歳の茶白はオジョンと名付けました。

視察時から寄ってくる猫で、キャリーに入ることはありませんでしたが、手で捕獲出来ました。

ただ、ケージに入れてから、スキンシップの時に3回脱走しました。

健康診断と4種混合ワクチン、感染症検査をし、エイズも白血病も陰性でしたので安心しました。

右肩の毛がなく、火傷の傷かも知れないとのこと。

ベイリーと同じ預かりボランティアさん宅に行きましたが、去勢手術とマイクロチップを装着しました。




キィィs.jpg

6月6日に保護した推定1〜3歳のメスは、キィィと名付けました。

捕獲器で捕まえましたが大人しい子です。

エコーでも妊娠の確認はありませんでした。

健康診断と4種混合ワクチン、感染症検査をし、エイズも白血病も陰性でしたので安心しました。

薄毛なのは栄養失調のようだとのこと…現場にいた猫たちは過酷な環境で生きてきたので、全体的に体も小さめです。



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6月7日に捕獲したアタリは三毛のメスです。

捕獲器の中でシャ―と暴れていました。

乳首が赤いので、病院に直行しました。

母乳が出ていて、産後1〜1.5か月ではとのこと。

子育て中で現地に子猫も残されている可能性もあることから、現地にリターンしました。

7月6日に子猫が3頭発見されました。



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6月24日には茶白のオスのチーターを捕獲しましたが、視察の時にはいなかった子です。

捕獲器には入りませんでしたが、捕まえることが出来ました。

去勢手術と4種混合ワクチンを接種しリターンすることにしました。



現地10三毛s.jpg

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現地にはまだ猫が残っています。

現在の状況は、当会で保護した猫は6頭で(うち1頭が3頭出産)、一緒に活動してくださった個人の保護が4頭、リターン2頭、リターン後の様子見が2頭、2頭の行方が分かっていません。

視察時に全ての猫を把握できている訳ではありませんし、状況も変わります。

また同時期、当会の敷地や周辺に捨てられたのか野良猫を保護しましたが、猫舎に入れる前の隔離場所がいっぱいになり、預かりさんにお願いしたり、時間差で保護したり、様子を見る猫もいたりと様々な工夫をしている状況です。

猫を捨てに来る輩もいて、人間の身勝手さには憤りを覚えますが、今後も現地を監視していきたいと思います。


1頭でも多くの猫たちを救済できるよう、応援ご支援いただけると幸いです🍀


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posted by しっぽの会 at 08:26 | 多角的活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする