6月12日(水)、昨年2月から関わっている留萌管内天塩町の犬の多頭飼育崩壊の現場に行ってきました。
前回は12月9日の視察でしたので、おおよそ半年ぶりとなりました。
この日現地には、不妊済み・未不妊の犬、係留されている・されていない犬を合わせ7頭がいました。
ただ数頭は、近隣の牧場や隣町の遠別町まで遠征に行っている犬もいるとのこと、役場にも苦情の電話が入るため、都度捕獲機を仕掛けて対策をしているとのことでした。
最近、道東でも野犬の群れが子牛を襲い、子牛が咬み殺された事件も起きています。
野犬や放浪犬は、飼い主が適正飼育を怠った結果、起こっている問題です。
愛情を持って正しく飼育していくことが飼い主の義務と責任です。
痛ましい事故がこれ以上起きないよう、酪農地帯の飼い主さんは我がことのように緊張感を持って欲しいです。
この日、見た放浪していた犬は3頭でした。
21番と思われますが、未不妊の犬のようです。
14番 去勢オスです。
番号も性別も分からない犬です。
20番 去勢オス。
D型ハウスには4頭の犬が係留されていました。
何度か現地を伺った際には、掃除や片付けもしてきましたが、すぐにゴミが散乱し不衛生になります。
ただ、このD型ハウスの犬たち4頭は、5月24日に狂犬病予防接種が出来たそうですので安堵しました。
13番の去勢オスです。
9番の避妊メスです。
臆病でよく吠えている子です。
この長毛の子は、おそらく未避妊と思われる初めて確認した子です。
こうしてまだ見たことのない、記憶にもない犬がいたりするのでドキッとします。
また、留萌保健所天塩支所には、私たちがオキャンと名前を付けた23番の避妊メスが収容されていました。
オキャンは、近所の牧場に仕掛けれた捕獲機で6月7日(金)捕獲されました。
犬たちは、お腹を空かせているのか夜中に牧場に現れるそうで、実際事故も起きているので待ったなしの状況です。
現在天塩支所で経過を観察していますが、譲渡に向け職員さんが頑張ってくださっています。
また、近隣を親子で歩いている犬を見かけたとの目撃情報もありました。
昨年、行政機関や獣医師さんと協力しながら、大規模な出張不妊手術を行ったにもかかわらず、未不妊の犬もいるため、終息にはまだ遠い状況で気落ちします。
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