2024年04月04日
4/1 札幌市動物愛護管理センターから負傷犬2頭を引き取りました
新年度となった4月1日(月)、札幌市動物愛護管理センターから負傷犬2頭を引き取りました。
2頭とも足が負傷していて、週末に札幌市動物愛護管理センターからご相談を受けていて、週明けに引き取りに向かいました。
8歳のメスのポメラニアンは、陽菜(ひな)と命名しました。
レントゲンと触診で両膝関節の前十字靭帯が緩んでいる様子がわかりました。
また、右股関節脱臼も確認され、右後足を着けず3本足で歩いていました。
肥満もあるので足への影響も懸念されました。
札幌市動物愛護管理センターでは、手術等も含めた治療は限界があるとのことで、当会で引き取りしました。
かかりつけの動物病院でも、股関節脱臼と心肥大、気管支が少し押されて狭くなって気管支狭窄が確認されました。
<股関節脱臼>
<気管支狭窄>
心音は太っていてよく聞こえなかったとのこと、体重が4.9キロあったので、足のためにもダイエットが必要です。
また、尿漏れもありました。
関節や尿問題等、今後どこまで治療、手術をが可能なのか、まずは大学病院で相談することになりました。
9歳のメスのミニチュアピンシャーは、月美と名付けました。
両手根関節部分で内側に捻転していて、センターでのレントゲンの確認では、撓尺骨(とうしゃくこつ)の骨折ではとのことです。
歩くときは、内側に曲がった湾曲した状態で移動していました。
後足は触診で重度の膝蓋骨内方脱臼が確認されました。
歩く様子は、とても気の毒に思いますが、飼育環境に配慮することで、月美のQOLは良くなるかもしれません。
移動の際に前足が当たる部分にはサポーターで保護されていました。
かかりつけの動物病院でも診ていただきました。
心雑音はありませんが、レントゲンで少し心臓の肥大も確認されました。
骨折自体は古いものと思われ、今後どこまで治療、手術をが可能なのか、まずは大学病院で相談することになりました。
緊急での引き取りとなり、前日に引き取りしたヘルニアのミニチュアダックスのブレンディを含め、小型犬の犬舎はいっぱいになりました。
また、ピュアも含め、ここのところ大学病院で診ていただく負傷犬が増えているため、スタッフのマンパワーにも限界を感じているところです。
北海道の飼い主さがしノートで出会いを待っている別海町の7頭の犬も大変気になっています。
先日までは、当会でも数頭の引き取りを検討していましたが、このタイミングでは難しくなってしまいました。
外飼いの厳しい環境下で暮らす若い犬たちです。
家族にお迎えいただくことをご検討できる方は、ぜひ以下の根室振興局にご相談ください。
根室振興局:0153-23-5161
https://www.nemuro.pref.hokkaido.lg.jp/hk/hgc/topmenu10.html
どうぞよろしくお願いいたします!
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