2023年12月13日
天塩町 犬の多頭飼育崩壊のその後
12月9日(土)スタッフは、今年2月から関わっている留萌管内天塩町の犬の多頭飼育崩壊の現場に行ってきました。
前回の訪問は7月20日でしたので、およそ5カ月ぶりとなりました。
現地には不妊済み・未不妊の犬、係留されている・されていない犬を合わせて
まだ10頭以上の犬がいると思われます。
今回は係留されている犬たちがいるD型ハウスの壁の修繕と犬の引き取りのために現地へ向かいました。
留萌振興局と天塩町役場の担当者も同行し一緒に作業をしてくださり助かりました!
天塩町、そして多頭飼育崩壊現場は特に日本海側からの風が1年中強い場所で
今年の夏に爆弾低気圧によってD型ハウスの壁が崩壊してしまったそうです。(手前の壁開いている部分)
夏の間は風があることによって犬たちも涼しいのですが、
冬はこの風によって体感温度が物凄く寒く感じ、
外にいる犬たちにとっても生死に関わるほどの環境です。
また、係留されている犬たちは思うように暖もとれないので、
今週から一気に冷え込みが予想されていたため、D型ハウスの修繕が急がれる状況でした。
飼い主は、修繕を専門業者などにお願いすることが出来ないこともあり、
留萌振興局や天塩町役場のご担当者にお手伝いいただき、なんとか崩壊した部分の修繕を無事に終えることができました。
今季の冬は崩壊せずにもってくれると良いのですが・・。
そして、せめて数頭でもこの環境から救い、新たな家族を見つけてあげたい思いで、今回は成犬3頭を引き取りました。
この子は、3月に現地で行った出張手術で避妊手術したメスでソルトと名付けました。
訪問時、いつも隅で静かに固まって自己主張の少ない子でした。
この子も同じく手術を行った避妊メスでクラムと名付けました。
この子も同じく去勢手術を行ったオスでリバーと名付けました。
リバーとクラムは、スタッフが初めて訪問した時に、2頭がずっと寄り添って行動しているのを確認していました。
兄妹か夫婦か、仲の良い2頭なのか分からないですが、
今回一緒に連れて来てあげれて良かったです。
当日は留萌振興局でも不妊済みのメス1頭を引取りしてくださり、
現在、人慣れ・お散歩訓練をしながら新しい飼い主さまを募集しています。
募集犬の【 ねねちゃん(不妊済メス) 】
また、現地では6頭の犬が新しい飼い主さまとの出会いを待っています。
これから寒さが厳しくなり、特に天塩町は海沿いの町になので、犬たちの生死にも関わるほど寒い環境です。
また、現地の犬たちはお散歩にも行ってらえず繋がれっぱなしの状況です。
1日でも早く温かい家庭に迎えられることを願っています。
また、留萌保健所 天塩支所にも未不妊のメス犬1頭が収容されています。
天塩支所に収容されている募集犬の【 ねるちゃん(メス) 】
天塩支所に収容されている 【 ねるちゃん 】は未不妊になりますので、
譲り受け後は必ず、すぐに不妊手術を実施してください。
未不妊の人慣れしていない犬は、逃がしてしまう可能性も高く、逃がしてしまった場合は新たな場所で野犬を生み出します。
こうした多頭飼育崩壊を生み出さないためにも不妊手術をお願いします。
また留萌保健所の【るるちゃん】、飼い主探しノートに掲載されている現地の6頭の犬、
天塩支所の【ねるちゃん】は人慣れやお散歩慣れはしていません。
譲り受ける方は長時間掛けて新しい環境や家庭に慣らしてあげていただきたいことと
絶対に逃がさない・放さない飼育を徹底してください。
どうぞよろしくお願いします!
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