
12月4日(月)の札幌市動物愛護管理センターあいまる さっぽろには、成猫、子猫合わせて90頭と北海道犬のまーちゃん1頭が収容されていました。
本日は、猫のワンタンが譲渡になったのと当会で成猫5頭と子猫1頭を引き取り83頭になりましたが、新たに茶白の成猫が放棄されました。
ですので、15時時点での猫の収容数は84頭となりました。
お天気も比較的暖かでしたし、市民やボランティアさん、マスコミ関係の方や、道外からの視察もあったようで、多くの方が施設を訪れていました。
また本日は、札幌市動物愛護センター新設に関する陳情が2016年2月に採択された時にお世話になった札幌市の元職員の方にも偶然お会いすることが出来ました。
こうして、新センターでお会いすることが出来たこと、とても感慨深い1日となりました。
新センターは、事務管理の八軒本所と犬猫収容の福移支所が一緒になったことで、業務も一元化され医療体制も整いました。
そして多くの方がご訪問くださり、動物を介しての交流があったり、動物愛護と福祉の普及啓発の推進がされていると思いました。
猫の譲渡も進んでいるのですが、何しろ収容数の分母が大きいためまだまだキャパオーバーです。
市センターには8つの犬舎がありますが、犬の収容は1頭ですので、空いている犬舎に猫ケージを入れて、収容限界の緊急事態に対応されています。

本日は、成猫5頭を引取り予定で伺いましたが、体調の優れない子猫もいたので一緒に引取りしてきました。
当会が引き取りしたのは、まだHPにアップされていない体調不良の子たちです。

収容猫1122-03、推定11歳のサビの避妊メスは、食欲もなく美味しいごはんを少量食べる程度で、衰弱しているため点滴を行って強制給餌していました。
サンと命名しました。
痩せて毛艶はなくパサパサの毛質で、健康になるには暫く時間がかかりそうです。
そのままかかりつけの病院に直行しましたが、脱水がひどくて歯肉炎あり化膿していたので、食べれてなかったのではと思います。
【追記】
健康診断 エイズ・白血病検査をしました。
猫エイズ・白血病ともに陰性でしたが、潜伏期間後に再検査を行います。
歯肉炎があり、右上の歯茎が化膿しています。
左目が結膜炎になっていて猫風邪もひいています。
脱水も酷いため皮下点滴を行い、今後も食べないようなら強制給餌することになり、昨日12月5日に入院し点滴を繋ぎましたが、ゴハンを食べ始めたのですぐ抜き食欲が出てきたので6日退院しました。
尿は取れなかったので後日ですが、抗生剤とステロイドの注射、飲み薬が処方されています。
尿は取れなかったので後日となり、その他の結果は後日となりました。
診察中もお利口で、病院のスタッフさんたちも良い子と仰ってくださいました。

収容猫1122-02、推定6歳の茶白の避妊メスも、食欲はなく吐いていて元気もありません。
下記の1122-01と同じケージに入っていました。
シータと命名しました。
覇気がなく衰弱しているので引き取りしました。
【追記】
健康診断 エイズ・白血病検査をしました。
猫エイズ・白血病ともに陰性でしたが、潜伏期間後に再検査を行います。
風邪をひいているのと奥歯の歯石がひどいです。
結膜炎になっています。
風邪と吐き止めの注射をして風邪薬が処方されました。
食べないようなら続けて点滴をすることになりました。
血液検査は異常ありませんでした。

収容猫1122-01、推定10歳のキジトラの去勢オスも元気がなく、食欲もありませんでした。
バロンと命名しました。
上記の3頭は同じ飼い主に放棄されましたが、家庭から慣れない施設の環境に変わり体と心がついていけないのだと思います。
健康に配慮して元気になれますようお世話していきたいと思います。
【追記】
健康診断 エイズ・白血病検査をしました。
猫エイズ・白血病ともに陰性でしたが、潜伏期間後に再検査を行います。
ごはんを食べず何度も吐いています。
歯が犬歯1本と前歯しかないのですが、6〜8歳ではとのことです。
歯肉炎の跡のようなものが両奥にポコッとあり、腫瘍の可能性もあるかもしれないので、大きくならないかチェックすることになりました。
お腹の触診や心臓に問題はありませんでした。
吐き気がひどいので、吐き止めの注射をしました。
キャリー内で尿しましたが、色がかなり黄色いので肝数値を検査したところ、相当悪いことが分かりました。
血液検査の結果は、腎臓の数値は高めで、嘔吐の症状もあるので6日入院し、点滴を繋いで様子見ることになりました。

収容猫1121-02、推定8歳のキジ白のメスは、削痩し毛もパサパサで酷く汚れ臭いもしていました。
テルーと命名しました。
不衛生な環境下で食餌も満足に与えられていなかったのではと推測しました。
ですが、人は大好きな様子でしたので、見た目と行動との違いがありました。
健康になれば新たな出会いも早いかも知れません。
【追記】
健康診断 エイズ・白血病検査をしました。
猫エイズ・白血病ともに陰性でしたが、潜伏期間後に再検査を行います。
推定5〜6歳のようです。
食べてはいますが、痩せていて体重2.28キロしかありませんでした。
目 鼻 歯はきれいでした。
毛がボサボサでフケがひどいので、毛を全刈りしたほうが良いとのことでした。
甲状腺の検査もしますが、毛繕いしないのは皮膚病の可能性もあるとのことです。
尿検査は問題ありませんでした。

収容猫1128-01、推定6歳の茶白の去勢オスは、食欲もなく黄色い胃液のようなものを吐いていました。
ムタと命名しました。
かかりつけの病院に行き検査したところ、心雑音あり心臓が拡大してました。
歯肉炎もひどくて出血もしていました。食べられない原因ではないでしょうか。
また、右耳は耳血腫のようも耳がつぶれ、ぐちゅぐちゅして外耳炎になっているので治療が必要です。
痒みがあるのか耳を掻いて毛が剥げていました。
【追記】
健康診断 エイズ・白血病検査をしました。
猫エイズは陽性、白血病は陰性でしたが、潜伏期間後に再検査を行います。
右耳は耳血腫になった後と思われ、中がグチュグチュして化膿しているので点耳薬で治療、抗生剤とステロイドを注射しました。
歯肉炎になっていて出血もしていたので、状態をみて抜歯や歯石取りすることになりそうです。
心雑音あり、レントゲンで確認したところ心臓が拡大していて、おそらく先天的なものと思われます。
抗生剤とステロイドで食欲が出て、高い所の昇り降りできるようになれば、様子見となりますが、出来ないようなら心臓のエコーや飲み薬を始めます。
尿は取れなかったので後日となり、その他の結果は後日となりました。
ゴハンを食べず何度も黄色い液体を吐きます。
セレニアを飲ませても強制給餌も吐いてしまうので再診し吐き止め注射と点滴しました。

収容猫1108-01、推定2か月の黒のメスの子猫は、嘔吐の症状がみられたため、パルボ疑いもあり、キッドで検査していただいたところ陰性でした。
マーニーと命名しました。
子猫は体力がないうえに、食欲もないとのことでしたので、更に衰弱する可能性もあるため引き取りしました。

行き場のない猫を減らすために、そもそもの蛇口を締めることは大切です。
それには不妊手術の徹底と完全室内飼いをし、猫が十分に運動できるように工夫をされ、大切に愛育していただきたいです。
猫をお迎え入れ予定のある方は是非、札幌市動物愛護管理センターあいまるさっぽろの猫たちや、愛護団体にいる猫たちにも目を向けていただけると幸いです。
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