11月18日(土)に開催しました2023年度第8回犬のしつけ教室のご報告です。
冬の訪れを感じる季節となりましたが、この日は比較的暖かく穏やかなしつけ教室日和でした。
参加してくれたのは、卒業犬のテオちゃんと一般からくうたくんが参加してくれました。
くうたくんは、ミックスの5歳の男の子です。
小さい頃に行けたドッグランで犬に追いかけられ、転んで押さえられてから他の犬が苦手になったそうです。
また、引っ越してから環境が変わり、寂しくなったのか吠えるようになったとのお悩みでした。
まずは、興奮をおさえる練習として、横にお座りをさせて、動くようならお尻あたりを手で押さえる。
反対の手でリードを短く持ち、まずは座ること、落ち着くことを教える。
なるべく声はかけない、話しかけない。
お家の中では、ご家族のみなさんがいる時にあえてクレートに入れ、入らなければならない練習をします。
クレートの中は安心できる場所ですが、リビングの中では人が優先で、犬は仕切れない仕切ってはいけないということを教えます。
しつけは、根気と段階が必要で毎日人も犬も続ける努力が必要ですと他にもいくつかのアドバイスをいただきました。
卒業犬のテオくん。
テオは今年3月、天塩町の多頭飼育現場からの引取りした推定3〜5歳の男の子で、7月にしっぽを卒業しました。
「スリ抜けの達人」という異名を持つほどのすばしっこい一面もあるテオでした。
以前の環境から思うと意外なくらい懐っこい性格をしているのですが、しっぽに来てからその性格とは裏腹な行動があり、飼い主様はもちろん承知の上でお迎えくださいましたが、卒業後は分離不安のような様子が見られています。
お優しい飼い主様ご家族は、いろいろ壊れたお家や家具よりもテオくんが怪我などしないかとご心配してくださっています。
一番心配な留守番対応策として、
出かけるフリをする。
着替えたりカギを持ってみたり、犬は常に人の行動を見て意識しているので、出かけるな居なくなるなとソワソワするので、緊張してドキドキしている間は見たり声かけはしない。
結局は出かけもせず、普通に過ごしていると犬はアレ❓と思いながら落ち着いてくる。
そうしたら声をかけて良い。
次のステップアップは、出かけるフリをして、実際出かけてもすぐに帰るを繰り返す。
怖い音におびえるなら、人と人の間にはさんで群れを作り、メンタルを鍛える。
大したことはないと学習させる。
あえてYouTubeなどから苦手な音を選んで練習をする。
どちらもかなりの根気と細やかな段階を必要とするとのことで、無理せずにゆっくり気づかれない位少しずつのステップアップだそうです。
講師の松本先生には、いろいろアドバイスをいただきましたが、なかなか難しいお悩みでした。
本日のアシスタントは、ゴールデンのノアくんと黒ラブのダイアちゃんでした🐕
講師の松本円先生は、犬の社会的地位の向上や人と犬が幸せに共生する社会の架け橋として日々犬のトレーニングに奮闘されています。
DOG SCHOOL SAMA
http://siru22sama.wix.com/dog-school-sama
継続は力なりです。皆さん、根気よく頑張っていただけたらと思います。
松本先生、お忙しい中、本当にありがとうございました<(_ _)>
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