2023年11月07日
11/6 札幌市動物愛護管理センターあいまる さっぽろの内覧に伺いました⁂
札幌市に新しく開庁する札幌市動物愛護管理センターあいまる さっぽろ✨
この度、札幌市動物愛護管理推進協議会の委員に対しての内覧会を設けてくださり、当会代表が訪問してまいりました。
これ迄の札幌市動物管理センターは、西区八軒と北区福移に業務が分散されていましたが、犬や猫の収容場所である福移支所は郊外に設置されていることから、交通の便が悪く市民が利用しづらい状況でした。
また、八軒本所、福移支所とも、動物の愛護と福祉に配慮した市民が気軽に立ち寄ることの出来る施設ではなかったため、殺処分される施設との暗いイメージは払しょくされませんでした。
札幌市は平成28年度、「札幌市動物の愛護と管理の条例」が施行されましたが、条例を適切に運用していくために、ハード面でも、「人と動物が共生できる社会」の見本となる施設が必要でした。
そうしたことからも、この度の、札幌市動物愛護管理センターあいまる さっぽろさまの開庁は、動物の愛護や福祉が推進されるだけでなく、地域の活性や住民の交流のあり方についても北海道を始め他の自治体の良き手本となると思います。
当会では、2015年以下の要件を満たす施設を要望し署名運動を開始、60,591名のご賛同をいただき、2016年2月に市議会で採択いただきました。
「∞札幌市どうぶつ愛護センター建設アクション!∞」の署名内容は以下の6項目です。
1 動物の愛護と福祉に配慮した施設
2 大規模災害時、市民とペットの同行避難場所となる施設
3 飼い主のいない猫対策に対応できる施設
4 子どもたちに『命の教育』ができる施設
5 ペットを通じて市民が交流できる施設
6 ボランティアの人材育成や獣医師等との連携・協働できる施設
多頭飼育崩壊や動物虐待が散見される日常ですが、札幌市動物愛護管理センターあいまる さっぽろさまには、飼い主への適正飼育の普及啓発や虐待防止の徹底、広く社会に対し動物愛護と福祉の精神を醸成させるなど、司令塔となって尽力いただきたいです。
当会も、これ迄と変わりなく動物を取り巻く社会を変えていくためにご協力をしていく所存です。
また、何よりも社会を変えていくのは市民一人一人のアクションだと思います。
弱いものを助け命を大切にすることは人間社会をも豊かにします。
これからも、改め札幌市動物愛護管理センターあいまる さっぽろ を一緒に応援していきましょう!
札幌市動物愛護管理センターあいまる さっぽろ
住所:札幌市中央区北22条西15丁目3-6
オープンは11月13日(月)です。
業務時間は、8時45分〜17時15分
12時15分〜13時は、動物の休憩時間ですので、面会見学の際はご注意ください。
エントランスにある案内も木材で出来ているので温かみがあります。
正面に受付の事務室がありますので、ご用のある方はここで受付を済ませます。
お隣は祭壇になります。
火葬にいらした市民の方は、受付を済ませた後でお参りできます。
火葬炉はこれまでの福移支所にありますので、火葬後のお参りは福移の慰霊碑になります。
相談室も3室あります。
動物に関する市民からの相談を行います。
適正飼育や「人と動物が幸せに共生する社会」する窓口として活用されます。
札幌市動物愛護管理センターの最大の特徴は、道産木材を用いた木造建築と「温かみのある空間」です。
こちらは屋内運動場です。
吹き抜けの天井で、2階から1階を見下ろすことが出来、とても解放感があります。
消費エネルギーを抑え、CO2の排出を極力減らすような工夫が随所にされていました。
入口には、猫の遊び場がありました。
千葉センター所長は、猫を遊ばせる以外にも、ハンデがありながらも頑張っている猫たちをご覧いただいたり、動物に対し深くご理解いただきコーナーとしても活用されたいと仰っていました。
猫の収容部屋は3部屋あります。
中には2段ケージが置かれていて、多頭飼育崩壊の猫たちも数頭ずつ収容されていました。
福移支所にいた猫たちですが、環境が変わっても変らない様子でしたので安心しました。
北海道犬のメスのまーちゃんも変わりありませんでした。
ラブラドールレトリバーのメスのちくわも変わらず大きな声を出していました。
犬舎は9部屋あり、猫舎も犬舎も1階にあります。
検疫室も2部屋出来ました。
搬送された動物は検査を行って1週間の隔離を経てから犬舎・猫舎に移動となります。
処置・検査室では不妊手術や基本的な治療が積極的に行われるようになります。
札幌市内も場所によっては飼い主のいない猫(野良猫)が多くいます。
寒冷地では難しい「地域猫」ですが、センターで不妊手術を行い、住民の方のご理解を得て一代の命を全うさせてあげて欲しいです。
また野良の子猫などは、譲渡に向けて救いの手を差し伸べていただきたいと願っています。
最新のレントゲンも設置されました。
北海道大学獣医学部さまや獣医師会さまにもご協力いただきながら治療にあたるそうです。
集中治療室には、小型犬や猫などが入ることが出来ます。
中型犬以上になれば、都度ご協力いただける先と協働されていくと思います。
トリミング室も出来ました。
ご協力いただけるボランティアさんなどが保護動物達のためにご活用くださいます。
迷子収容27のトイプードルの去勢オスも毛玉でゴテゴテでしたが、きれいさっぱり別犬になっていました!
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2階の多目的ホールでは、講演会や勉強会を開催されますが、100名収容できるそうですので、学校の課外授業なども実施できるのではないでしょうか。
センターから譲渡された犬猫たちの飼い主さん報告などが掲示されていました。
お隣には、事務室がありました。
以前の大きさからみると半分くらいのコンパクトな事務室ですが、こちらも省エネに対応できる構造でした。
屋外にはお散歩できるスペースもありました。
以前の福移支所のような広大な敷地はありませんが、収容犬たちも気分転換できそうです。
11月11日は、オープンセレモニーがありますが、こちらは関係者と事前に予約された方のみご参加となります。
市民への供用開始は、来週11月13日(月)です。
交通量が多い新川通に隣接しています。
公共機関は、↑の通りとなっています。駐車台数が少ないですので、お見えになられる方はお気をつけていらしてください。
以上、札幌市動物愛護管理センターあいまる さっぽろのレポートでした。
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