
チロが7月24日朝に虹の橋へと旅立ちました…。
チロは、昨年11月に家庭の事情で新しい飼い主さんを探すことになった推定12〜14歳のラブ系の女の子で、
引き取り後、病院でレントゲンを撮ったところ肺に大きなデキモノがあり、
おそらく肺がんかもしれないとのことでした。
年齢も高いことから対処療法を行うことになり、当会で穏やかな日々を過ごしていました。
ただ、ずっと人の側で暮らしてきたことや高齢でこの先残された時間が限られているチロには、
できるだけお留守番の少ないお家で余生を看ていただくのが一番良いと思っていました。
そんなところ今年5月から預かりボランティアさんがチロを預かってくださることになりました。

見た目には、本当に病気?と疑ってしまうほど元気だったチロ。
お散歩に行ってもいつまでも帰りたくないと楽しんでいました。
ですが、犬はあまり好きでなく、預りさん宅でのお散歩は大変なこともあったそうでが、
お家の中ではすっかり馴染んでいつもお気に入りのベッドにいて、
預りボランティアさんは、お顔も広く来客も多いお宅でしたので、チロちゃんも楽しかったようです。
明るく、人懐こく、賢かったチロ。
体調を崩し病院へ行っていただいたり、ゴハンを食べないと悩んだり、病院でガンではないと言われたこともあり…。
預りだしてからもいろんな発見があり、「この子面白いわ!」と終生預りを明るく続けてくださっていました。

ですが、7月20日、倒れて痙攣を起こしました。
脳に障害が起きたのかもと知れないと札幌市内の脳外科が専門の病院に入院しました。
そうしたところ、全身に癌が転移している状態で、いつ心筋梗塞や腎不全、脳出血や血栓になってもおかしくない爆弾を抱えている状態と分かりました。
ステロイドや止血剤、抗てんかん薬を処方いただいて退院しましたが、倒れてから先急ぐように7月24日朝に天国へと旅立ちました…。
預りさんボランティアさんは、大変な心労や睡眠不足もあったかと思いますが、大事にかわいがってお世話いただいて感謝しています。
本当にありがとうございました!
皆さまと、チロの冥福を心より祈りたいと思います…。