2022年05月03日

帯広保健所からミックス犬を緊急引き取りしました!

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5月2日(月)、帯広保健所より推定8〜10歳のメスの柴犬系ミックスを
緊急引き取りしました。

豆子と名付けました。

豆子は、高齢の飼い主の入院により4月27日に放棄されましたが、
状況から相当長い期間散歩もさせてもらえず、狭いケージ等に入れらたまま、
自由に動けない状態で何年という長い時間過ごしていたのではと想像されました。

必死に立ち上がろうと後肢を動かすも、
関節の固まりや筋肉がなくなり立ち上がれることもできず、
前肢の先の関節が 固まり前足で地面を踏むことができません。

ずっと横になっている状態でしたので床ずれもでき、
足先がとても冷たくて血流が悪くなっていました。

前肢がつけないのでお座りの姿勢もできませんが、
排便排尿は自力でできていますので麻痺はないようです。

明らかにネグレクトによる飼育です。



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引き取り後すぐに動物病院を受診したところ熱も高く、
レントゲン撮影の結果は肺炎のようでした。

ただ、フィラリアは陰性で心雑音はなく心肥大等もなかったので安心しました。

熱も高いので混合ワクチンは打てませんでしたが、
抗生剤とステロイドの注射で処置いただいています。



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保健所の職員の方のお話では、立ちたいという意欲がとてもある子で、
毎日足をマッサージして血行良くしてあげて、カチカチに固まった関節を少しずつ
リハビリをして動かしてあげれば、立てるようになるのではとのことでした。

食欲はとてもあり食いしん坊さんで、性格はとても良く、
体のどこを触っても怒ったりしないそうで、撫でると嬉しそうにするそうです。

人の顔をじっと見つめ、とても健気で懐っこい子で、
立って歩きたい気持ちがとても伝わってくるとのことです。

当会でも、豆子が自力歩行ができ、
やがてはお散歩できるようにリハビリを含め治療していきたいと思います。



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この案件で思うのは、明らかなネグレクトをされていた状況ですが、
飼い主は病気でその認識がなかったのかと思われます。

ただ、どんな事情があろうとも動物に罪はありません。

犬の短い犬生の大半は自由を奪われた生活だったと思われます…

その動物の習性や行動が人間側の都合で阻害されることの無いよう
理解をし飼育していく必要があり、飼い主にその資格がないのなら、
早めにサポートできるよう動物の福祉に配慮できる社会になれば、
人にとっても住みやすい社会になると思います。

豆子は救われましたが、もっと早く救ってあげれれば良かったのにと悔やまれます。

繋がった豆子の命、大切に繋いでいきたいと思います。

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posted by しっぽの会 at 21:33 | 北海道立、市立保健所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする