2022年03月10日

3/10北海道新聞朝刊「動物愛護センター」開設へ

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本日3月10日付北海道新聞朝刊社会面に
「北海道動物愛護センター」開設の記事が掲載されていました。

北海道は、2023年度の運用を目指し、
道央と道東で実証事業を開始するとのことです。

当会でも、度々申し上げてきましたが、
全国47都道府県のなかで唯一「動物愛護センター」が
設置されていないのは北海道です。


鈴木知事は、3月9日の道議会でも
実証事業が適切に機能することを確認するとの発言があり、
財政難であっても可能な運営方法を探るとのことで、
前進する一歩を踏み出すことが出来そうです。





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<当会で保護した野犬だった犬たち>

当会代表からもコメントを述べさせていただいています。

環境省の発表によれば、保健所の犬猫の殺処分率は、
北海道が全国的にも低い数字となりましたが、
北海道は自治体で殺処分されている野犬など
北海道独自の地域性が関わる問題のほか、
厳しい冬の寒さで自然淘汰により命をおとしている
飼い主のいない猫も多く、
救えるはずの命が救えきれていないのが現状です。

北海道の動物に関する業務は、
動物愛護管理業務を担当する振興局と
犬猫の引取り、保管、返還、譲渡・処分を行う保健所に二分化されており、
現状、北海道には、2019年に改正された動物愛護管理法の新たな数値基準への対応や、
収容動物の長期収容対応と譲渡促進、動物ふれあい事業、
動物愛護管理業務を推進するための基盤整備された施設がありません。

収容犬猫の譲渡前の不妊手術や病気や怪我等の治療を行うことも重要です。

また、動物愛護センターの重要な役割といえる
動物取扱業者や飼い主への適正飼育の普及啓発、
子どもたちへの道徳教育などの取り組みが、
機能整備がないために十分に行われているとはいえません。

気候変動が激しい現代社会では大規模災害の発生リスクも高く
ペットの避難場所は必須で、
近年問題が多発している多頭飼育崩壊などの対策も必要です。





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<当会で保護した餌やりの多頭野良猫だった猫>

北海道は、全国で最後の動物愛護センター設置という結果になりますが、
最後であることは「動物愛護センター」の
前例も多く確認できるということですから、
”殺処分ゼロ”を超えた”動物愛護と福祉”の充実した施設として
誇らしく道民が自慢できる施設になりますよう、
道民の皆さまと”オール北海道”で頑張っていきましょう!!


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posted by しっぽの会 at 16:01 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする