2018年08月24日
今までありがとう!花(はな)が虹の橋へと旅立ちました・・・
8月17日、15歳を目前に白柴犬の花(はな)が虹の橋へ旅立ちました。
来月9月で15歳を迎えようとしていた花ちゃんは
2016年、12歳の時に家庭の事情で当会にやってきました。
両目はすでに白内障になっていて、視力もほとんど無いようでした。
外が大好きでしっぽをフリフリさせて楽しげにボラさんとお散歩していました。
好き嫌いがハッキリしていて、キライな目薬の時は噛みついて
何名かのスタッフの手に穴を開けたこともあります。
外でのんびり日向ぼっこは気持ち良さそうでした。
今年に入ってからは食欲が安定せず入院もしました。
エコー検査で脾臓に腫れがあり、胆嚢(たんのう)の中にゼリー状のものがあり
胆嚢粘液嚢腫(たんのうねんえきのうしゅ)とみられました。
少しづつ食欲が戻ってきたので退院し
しっぽの会で点滴と胆嚢を流す薬を続ける事になりました。
後ろ足の関節が弱って、一時は自力で立ち上がることが困難になり
日中はいつも目が届くように、事務所で過ごしていました。
ご飯はアレルギーがあったので、日替わりで食べられるものを工夫しながらあげていて
トイレ〜!と呼ぶので、外やテラスに介助して立たせてあげると
ヨチヨチと歩き、排泄を済ませたあとは散策もしていました。
そんな生活を繰り返しているうちに、後ろ足に力が入るようになったのか
自分で立ちあがれるようにもなりました。
好きなように寝起きして
横になってコロコロと日向ぼっこする姿は猫のようで可愛かったです。
ここ1〜2週間で食べる事を拒むようになり、強制給餌で過ごしていました。
嫌々ながらよく飲み込んでくれたと思います。
亡くなる当日の朝も、いつものように事務所に来て
トイレの要求がありテラスに出ていました。
強制給餌も済ませ点滴もしましたが
下痢が続きお腹が痛いのかいつもより鳴いていました。
午後から病院に行き飲み薬をもらいましたが
当会に戻って来る頃にはぐったりして意識がない様子でした。
夕方、苦しそうに大きな呼吸になり酸素を送りましたが
次第に息を吸うことがなくなり、そのまま静かに旅立って行きました。
「アタシは介護されるなんてまっぴら」とでも言うようにあっという間に逝ってしまいました。
花ちゃんは本当に最期までよく頑張ってくれました。
花ちゃんらしい潔い旅立ちを、穏やかに送り出せたのではないかと思っています。
花ちゃん、自由な身体で天国でたくさん走り回って
たまにはみんなの事も思い出してね。
花ちゃんを含めた介護中の老犬用にと、たくさんの応援、ご支援物資もいただきました。
一緒に支えてくださり、本当にありがとうございました。
皆さまとご一緒に花ちゃんの冥福をお祈りしたいと思います。