2018年03月28日

釧路保健所標茶支所から野犬か野良犬と思われる2頭のSOS!!


釧路保健所標茶支所には、現在野良犬と思われる2頭の犬が収容されています。

同じような犬が現地にはまだいることが確認されていて、
道東方面では野犬や野良犬が多く常態化していて大きな問題となっています。

2頭は手からオヤツも食べているとのことで、
生粋の野犬ではなく幼いころは人に飼われていて、
捨てられたか放置され野良犬にならざるを得なかったのかと思われます。

標茶支所は犬舎も狭く2、3頭で収容限界とのこと・・・
懐いていてきている様子も報告いただきましたので、
お迎え入れのご検討や情報拡散いただけたら幸いです。



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推定2歳のミックス犬の中型犬のメスは、標茶町内で保護されました。

臆病で人見知りですが攻撃性はないとのことで、
食いしん坊が幸いして、最近はオヤツをくれる人には尻尾を振るようになったそうです!

また身体も撫でさせてくれてブラッシングも出来るようになり、
散歩はまだ上手ではありませんが、若いので伸び代はたくさんあると思います。

犬の扱いに慣れた人が優しく接してあげれば、
比較的早く家庭犬として必要なことを覚えてくれそうそうとのことです。





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飼養担当者の方からの情報では、
酪農家さんの外飼いの犬のエサをよく食べにきていたそうで、
とても警戒心が強く檻を仕掛けてから捕獲までずいぶん時間がかかったようです。

捕獲当初からかなり臆病でしたが、
威嚇したり人に対して攻撃性はありませんでした。

ただ、人に飼われたことがないようなので、
首輪やリードにまだ慣れていなく散歩をしたりすることはできません。

家庭犬として馴れるまでは時間がかかりそうですが、
表情は固いですがとても美人さんです。

ようやくしっぽをフリフリするようになり
撫でることや目を合わせることもできるようになりました。

初対面の人には人見知りしてしまい、
一般の方が面会に来ても上手にアピールすることができない子なので
なかなか出会いが難しいかもしれません。

5日ほど経って心を開いてくれていたところでしたが、
他の犬が入ってきたため また警戒するようになってしまいました。

ですが、甘えたい気持ちはあるようで、
撫でられるのが好きなので、止めると前脚でちょいちょいしてきて
もっと続けろとおねだりしてくる仕草がとても可愛らしく、
馴れたら甘えっ子になりそうです。

お腹のあたりが痒いようでしょっちゅう後肢で掻いては
毛がごっそりと抜けていることがあるので、
最近ブラッシングをしてあげていますが、大人しくさせてくれます。

排泄もいつも決まった場所にするキレイ好きなおりこうさんです。

リードに繋いだら落ち込んで、ダンボールベッドに引きこもり、
この後ダンボールベッドはボロボロに千切られてしまいました。
ストレスを感じると物を壊す癖があるようです。

気分転換にと少し外にも出してみましたが、全く動かず散歩はできませんでした。
パニックにはならなかったので1日に何度か外に出して慣れさせているところです。

どちらもまだ時間がかかりそうです。





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推定2歳の雑種の中型のオスは、上記の犬と同じ場所で保護されました。

2頭は同じ場所、年齢も近いことからもしかしたら血縁関係があるのかもしれません。

役場では、まだ野犬がいるそうなので檻を仕掛けているとの情報があり、
今後増える可能性があります。

しかし標茶支所ではあと1頭が収容の限界とのことです。

まだ身体には触れず、様子を観察中ですが、
収容後少しずつ落ち着き、手からオヤツを食べるようになりました。

この子も警戒心の強い子ですが、
食欲が旺盛なのでエサでなんとか仲良くなれそうな感じがしているそうで、
メスの子よりも一回り大きくがっちりとした凛々しい顔をしたイケメン犬です。

まだ身体は触らせてくれませんが、人の姿がないときには鳴いていることもあり、
見にいくと何もなかったような顔をしているそうです。

犬の扱いに慣れた方が、じっくり向き合ってくだされば、
時間はかかりそうですが、よい家庭犬になる可能性はありそうです。

保健所の職員の方は、本当にこまめに世話をして努力してくださっていますが、
保健所は終生飼育出来る場所ではありませんので、
期日や収容場所の確保、譲渡対象として適切であるかと言った総合的な判断に於いて
殺処分もある場所に変りはありません。

先日引取りした中標津保健所の子犬たちも、
野良犬として生き延びるようなことになっていれば、
この子たちと同じ運命を辿っていくことになったでしょう。

元はと言えば捨てた飼い主や放し飼いで放置している飼い主が原因です。

不妊手術もされていないので、現状はエンドレスですが、
終息の道を辿ることが出来るよう、官民合わせて出来る努力を最大限にすべきです。

こうした負の連鎖を断ち切るには、
保健所に収容された犬猫に不妊手術を行ってから譲渡することが重要です。

旭川市動物愛護センターあにまあるはほぼ全頭に於いて、
札幌市はオスの去勢手術から実施率を高めています。

幸せになりたいのはどの子も同じです。
どうか2頭に適正飼育出来るご理解ある方との出会いがありますように・・・。

お迎え入れのご検討や情報の拡散、シェアのご協力をお願いいたします!   

釧路総合振興局:0154-43-9155 
http://www.kushiro.pref.hokkaido.lg.jp/hk/kks/jyouhou.htm

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posted by しっぽの会 at 07:19 | 北海道立、市立保健所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする