2018年01月08日

「第2次北海道動物愛護管理推進計画」地域猫の箇所について


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北海道生物多様性保全課では、今後10年間の北海道(市町村含む)の
動物愛護管理施策の基本指針となる
「第2次北海道動物愛護管理推進計画」の策定作業を進めています。

計画素案や意見提出手続については、次のURLをご覧ください。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/berrise2soan.htm


その計画の素案に対するパブリックコメントの締切が1月11日(木)に迫り、
当会でも1月6日のしっぽレポートでパブコメを掲載させていただきました。

(01/06)「第2次北海道動物愛護管理推進計画」パブリックコメント締切間近!
http://shippo-days.seesaa.net/article/455715897.html

その後も気になっていたのは、素案の11Pの地域猫の推進の箇所で、
北海道には北海道の地域性があり、
厳しい冬の自然環境の中では、地域猫活動を行うことは最終手段と考えは変わらず、
意見を再考いたしましたので、ここに掲載させていただきます。

ご賛同いただけるようでしたらぜひ参考にされてください。


<該当箇所>
11ページ 図 (手段) 12ページ(※)
地域猫活動(※)
これに準じて、計画中の4カ所の地域猫活動(※)も同様です。

<意見内容>
地域猫活動をTNR活動(※)と変更してください。
(※)T=Trap ・・・捕獲する
N=Neuter ・・・ 不妊手術を行う
R=Return ・・・ 元の場所に戻す
の略です。これらの取り組みを総じて「TNR」と呼び、飼い主のいない猫を捕獲(トラップ)して不妊手術(ニューター)を施し、元の場所に戻す(リターン)活動。不要な繁殖を防ぐために行われる。手術の際に猫の耳の先を少しカットし、処置済みを示す印とすることが多い。

<理由>
地域猫活動とは、行政、住民、ボランティアが飼い主のいない猫に不妊手術を施し共同管理し、最終的には猫による苦情を無くしていく活動で、もともと、内地の都市部で発展した手法ですが、動物福祉の向上を掲げている札幌市でも検討していません。当会でも、行き場のない野良猫を減らしていくための対策と考え、地域住民の理解を求めたく、リーフレットを制作したり周知に努めてまいりましたが、あくまでも野良猫が地域で生きていけるための最終の手段と考えます。なぜなら厳寒で広域、人口密度の低い北海道で行う活動としてはそぐわない部分が多く、地域にたくさんの飼い主不明猫が生息、繁殖、世代交代をしていて、住民からの苦情があってやむなく行う活動であり、そうなる前の対策が実施されてからの推進なら理解できるのですが、現時点の北海道行政が「推進」することは、あらゆる方面で都合よく解釈される危険性があると思います。ただ現実に飼い主不明猫は存在しますから、飼い主不明猫に対するTN(捕獲、手術)は出来るだけ早く行わなくてはいけないため、現段階に於いては、地域猫活動をTNR活動と置き換えて検討すべきではないでしょうか。
捕獲、術後のリターンか保護か、については都度検討であるが、もともと個人活動家や保護団体等が行っていることであり個の判断であるが、そこへ行政として何ができるのか具体的に提示していただきたいです。
地域猫活動と明記することにより、耳カット等で地域猫かもしれないという可能性から、行政で引き取り拒否をしないとも限りません。行政収容数を減らしていくことは大切ですが、それは動物愛護と福祉の施策を行った結果として収容減になるべきです。行政で猫の不妊措置の金銭的、物理的な助成ができる等、具体的な協働の目安を提示してから、地域猫活動の協働推進を検討すべきではないでしょうか。
よって内地で上手くいっている施策が、厳寒の北海道に当てはまるとは限りません。北海道には北海道である所以の、地域の特性を生かした独自の飼い主のいない猫施策が必要であることから、対策として以下の大きな2本の柱が必要と考えます。

1.今以上飼い主のいない猫を作らない施策
これについては、一般飼い主の猫の不妊措置の徹底、完全室内飼いの推進、再譲渡目的の動物愛護ボランティアや団体からの早期不妊手術を含む譲渡猫の不妊措置の徹底、行政からの譲渡猫の不妊措置の徹底、屋外へ出すのであれば、不妊措置を義務化する(道愛護条例の改正)、飼い猫の登録義務(道愛護条例の改正)、所有者明示、遺棄の防止(警察との連携を具体的に強化する)等、これまでの施策をさらに徹底強化することに尽きます。
加えて、やむを得ず終生飼育できなくなった場合の受け皿について行政ができることを検討し、猫が適正に次の飼い主へ譲渡されるような仕組み作りも必要ですし、動物取扱業者を含めた多数頭の飼育についての規制も検討する必要があります。また、動物取扱業者に販売繁殖用動物についてマイクロチップを入れるなどの協力を仰ぐことも有効です。

2.現存する飼い主のいない猫対策 
迷子猫、飼い主のいない猫として行政機関に引き取られる猫の半数以上が、人馴れしているように見受けられ、多くが生粋の飼い主のいない猫ではなく、途中放棄か半飼い猫のような状態だったと想像できることから、全く人馴れしてない猫ならともかく、地域で屋外で管理するよりはむしろ譲渡の機会を与えることが動物福祉に叶う方法です。(全く人馴れしてない猫でも、経過を見ることで人馴れすることは天売猫でも実証済み。)
これについては、これまで通り迷子猫、放棄猫として行政機関での引き取り、行政での一層の長期収容人馴れ訓練を推進し、ボランティアや団体と協働しながら適正譲渡に繋げていきつつ、ひとつ目の施策を推進することで行政収容数、屋外で生きる飼い主のいない猫を減らして行くことが望まれます。単に行政での引き取り数、殺処分数を削減することが目的にならないよう、「外で生きる猫を減らして行く」という本来の目的を見誤らないよう注意が必要と考えます。そのためには、収容猫の状況にある一定の判断基準(負傷、超高齢、努力が追い付かないほどの収容限界等)を設け、行政で愛護団体に共通情報を流すネットワーク作りをしてはどうでしょうか。

よって、11Pの指標:犬猫の引き取り数に加えて「猫の苦情数」や「乳飲み子の収容数」等も指標として検討すべきです。

パブリックコメントの提出は以下となっています。

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以下北海道のHPより

1 計画(素案)
第2次北海道動物愛護管理推進計画(バーライズプラン)(素案)

2 参考資料 ・第2次北海道動物愛護管理推進計画(バーライズプラン)(素案)の概要意見等の募集期間
平成29年12月11日(月)から平成30年1月11日(木)

3 意見等の提出方法及び提出先
(1)郵便   〒060-8588 札幌市中央区北3条西6丁目 

         北海道環境生活部環境局生物多様性保全課(動物管理グループ)

         ※平成30年1月11日(木)必着

(2)ファクシミリ 011−232−6790

   意見提出様式  Word形式  PDF形式

(3)電子メール kansei.shizen1@pref.hokkaido.lg.jp

  ※電子メールによる意見の提出は、ファイル形式をテキスト形式とし、添付ファイルによる提出はご遠慮願います。

  [メールによる意見提出様式]

  ・氏名(企業・団体の場合は、企業名・団体名):

  ・郵便番号、住所:

  ・電話番号(お持ちの場合はファクシミリ番号も記載願います):

  ・意見(該当箇所):(ページ・行)

      (意見内容):

※留意事項

「道民意見提出手続の意見募集要領」をご覧のうえ、提出願います。

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posted by しっぽの会 at 13:27 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする