昨日、エマがしっぽを卒業しました!
飼い主さまは、しっぽの卒業犬の小麦ちゃんの飼い主さまだった当会のボランティアさんです☆
エマは、昨年7月石狩保健所に収容された推定10歳を超えるメスのミックス犬で、
カラスに突っつかれ怪我をしているようだと保健所に収容されました。
しかし、怪我だと思われたお腹には、大きな乳腺腫瘍が広範囲にあり、
早急に治療が必要なので、当会で引き取り緊急手術、
そのうえ、子宮蓄膿症にもなっていたので同時に手術しました。
おそらくエマは、飼育放置していた飼い主が手に負えず遺棄したのでしょう・・。
年が明けて1月、元気がなく歩くのも辛そうになり診察、
新たな腫瘍が、内股からお腹にかけて大きくなっており、
取れるだけ切除、膿と痛みの原因を取り、右足は膝下から切断しました。
今も、更に腫瘍が大きくなってきていますが、もうこれ以上手術は出来ないので、
グジュグジュしている腫瘍部分の洗浄をまめにして、痛み止めを飲んでいる毎日です。
ボランティアさんは、
天寿を全うした小麦ちゃんの面影をエマに感じたこともありますが、
当会のボランティアさんやスタッフが余命いくばくもない子を看取ったり、
お世話しているのをご覧になり、強く心が打たれたそうです。
そして、自分にできることは・・・とエマを迎え入れ、
「今後はエマの介護に専念します」と仰っていました。
とても人懐こく愛想のいい温厚なエマ・・・
健気なまでにじっと痛みに耐え、元気がありませんでしたが、
残された余生は飼い主さまのお宅で静かに穏やかに過ごして欲しいと思います。
飼い主さま、本当にありがとうございました!
どうかエマに笑顔が戻りますように・・・。
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タグ:卒業犬