2016年04月13日

4/12 岩見沢保健所から負傷猫を引き取りました


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週明け、空知総合振興局さまから
交通事故に遭ったであろう負傷猫のご相談がありました。

この茶トラのオス猫は、4月8日(金)、赤平市内で交通事故に遭ったようで、
小学校前で行き倒れていたところを子どもたちが発見、
小学校の関係者の方が滝川保健所に連れて来られました。

事故に遭った負傷動物なので、すぐに振興局のご担当者が引き取りに行き、
そのまま岩見沢市内の病院に入院しました。

太めの猫ですが、飼い猫だったのか、餌付けされていた猫なのか不明ですが、
2日間の迷子公示期間を経てすぐに引き取りに伺いました。




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名前はシークと名付けました。

最初に会った時、シークはトイレの中にいましたが、
ベッドから自力でトイレに行って排尿を済ませた後、ベッドに戻れなかったようでした。

以下、注意して閲覧ください。




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<衝撃が大きいので多少モザイクをかけています>

事前に伺っていたとおり、右後肢は膝下から切断され骨が一本飛び出してました💦

また、左後肢は腫れて壊死が始まり異臭を放ってました。

病院では、腫れている左後肢だけでも残す事ができれば歩けると、
鎮静をかけて詳しく看てみることになりましたが、
残念ながら左後肢も膝下辺りからボキボキと骨が折れてしまっていて、
左後肢も断脚することになり、そのまま手術、入院となりました




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<衝撃が大きいので多少モザイクをかけています>

こんな重体な容態なのにも関わらず、
保健所ではシークはモリモリとご飯を食べて、威嚇もしたり元気いっぱいでした❗

人間なら考えられないことです・・・
現状を悲観するでもなく、動物の生に対する溢れるエネルギー、
そして今この時の一瞬を真剣に生きている姿に感銘しました。

両脚以外は元気なので、早く痛みが治まり、またご飯をモリモリ食べて
残された猫生を逞しく幸せに欲しいと願います⤴


【猫の飼い主さまにお願いです!】

猫にとって外は交通事故や動物に襲われる、
猫同士の喧嘩で感染症に罹るなど本当に危険だらけです。

たまたま今日は元気に帰って来てくれたかも知れませんが、
次にはもう二度と戻って来れない可能性は大きいのです。

飼い猫はどんなに外に出たがっても、絶対にフリーで外に出さないでください!

そして万が一に備えて、首輪に連絡先を記した迷子札、
マイクロチップを装着すれば外れる心配がありません。

猫の殺処分数を減らすことだけでなく、
轢死や不明で死んでいる猫たちを減らすことも重要ではないでしょうか。




posted by しっぽの会 at 10:42 | 北海道立、市立保健所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする