2016年03月27日

繋がった命 室蘭保健所から引き取ったイエローラブ

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3月25日、室蘭保健所より7歳のオスのイエローラブを引き取りました。

この子は今月上旬、飼い主が病気のためにやむなく引き取られましたが、
昼間は屋外で、夜間は玄関内にゲージを作って暮らしていたそうです。

保健所では、トイレは散歩の時のみ、
散歩中は基本大人しいが、他の犬を見つけた途端向かっていく癖があり、
引っ張る力も相当強く体力が必要だとのこと。

数件、面会はあったものの、体重は35kgと大きく、躾もあまりされていなかったようで、
飛びつきや甘噛みもするため、新しい飼い主さんは決まりませんでした。

保健所に置いておいても貰われそうにない・・・
そんな理由で25日(金)中に出会いがなければ、週末は置いておけないと
殺処分が決まり、当会は来週の引取り予定を変更、
スタッフの時間調整して、午前急遽、室蘭保健所まで引き取りに向かいました!!





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新しい名前は『 大輔 』と名付けました。

とにかく人が大好きな子で、保健所に行くと元気に迎えてくれました!♪

独りぼっちが寂しかったのかもしれません・・・。

7歳とは思えないほど やんちゃで人に飛びついたり、興奮するとリードの引きも強いです💦

それでも、お世話してくださる職員さんが、お散歩の際に躾を入れてくださり、
信号待ちではオスワリやマテが出来たそうです!

人がとっても大好きな大輔なので、落ち着いてコミュニケーションを取れれば、
良き伴侶犬になってくれるに違いありません。

そんなことからも、飼い主さまは、大型犬に慣れた、運動も十分にさせ、
しっかりリードできる方が向いていると思います。




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動物病院での診察では注射の針が刺さった途端に大暴れしました(^^;)





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健康診断の採血でも、先生方4人に抑えられやっとの思いで診察が終了。

大きな身体ですが、小心者の大輔でした(笑)

大型犬の7歳という年齢は決して若くはありませんが
今度こそ新しい家族のもとで幸せになってくれることを願っています。

2013年に改正された動物愛護管理法。

基本原則には、
第二条 動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない。

2 何人も、動物を取り扱う場合には、その飼養又は保管の目的の達成に支障を及ぼさない範囲で、適切な給餌及び給水、必要な健康の管理並びにその動物の種類、習性等を考慮した飼養又は保管を行うための環境の確保を行わなければならない。

とされています。何人も何人もです。
この何人は国民すべてに対して義務付けられていることです。

そして、改正された動物愛護管理法では、自治体は殺処分がなくなることを目指して、
引き取った犬猫をできるだけ返還したり、譲渡するよう努めることが明文化されています。

そんな中、時代に逆行するような今回の殺処分問題・・・
お世話してくださる職員さんは、情も移るでしょうし、貰われて欲しいと一生懸命だと思います。

立場を超えて、命を尊ぶ意識の共有が必要なのではないでしょうか。





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3月8日、環境委員会で民主・維新・無所属クラブの松野頼久衆議院議員と
丸川珠代環境大臣が質疑応答されました。

松野頼久衆議院議員は、殺処分ゼロを更新している努力している自治体もあれば、
子犬を餓死させている自治体もあると、動物行政の在り方について、
問題提起してくださいました。

動画もアップされていますので、ぜひご覧ください★
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=45591&media_type=fp

(3/15)国会 譲渡に向けたガイドラインの策定と8週齢規制
http://shippo-days.seesaa.net/article/434851409.html


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posted by しっぽの会 at 11:47 | 北海道立、市立保健所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする