
昨日12月18日、苫小牧保健所へ多頭飼育で放棄された犬の引き取りに行ってきました
15日夕方、苫小牧保健所の職員の方から、犬が収容限界になったとのSOSを受け、
当会もすぐにしっぽレポートやfacebookで情報拡散させていただきました。
飼い主の都合で多頭飼育されている犬7頭の放棄で、
先にオスの中型ミックス犬2頭と北海道犬のオスが収容され、
ミックス犬2頭は早速苫小牧保健所のHPにアップされました。
北海道犬は、攻撃性があると譲渡不適切とのことでしたが、
狭い犬舎で収容数が多く大変なのを承知で、次の4頭が収容される迄、
何とか様子を観察いただけるようお願いさせていただきました。
職員の方も助けたい気持ちは一緒ですので、
中2日間じっくり観察して外に出せるまで手を尽くしてくださいました。
和犬気質は、こだわりがあって我慢強いので、
ずっと排泄を我慢していたことも苛立った要因のようでした。
北海道犬はお世話をしている人には、
実に素直で落ち着いていて従順だったそうですが、
他の人には懐いていなかったとのこと・・・
多頭飼育で十分に手がかけられていなかったこともあるとは思いますが、
純粋に北海道犬気質の強い子なのだと思います。

当初は、先に放棄された3頭を引き取る予定でしたが、
同日、1頭は新しい飼い主さまとの出会いがあり、2頭の引き取りとなりました。
ナビに嘘つかれて道に迷ってしまったので、予定より遅くなってしまい、
譲渡に立ち会えず残念でした。。
待っていてくれたのは、5歳の大人しいオスのミックス犬。
南海人(ナミト)と名付けました。
南海人はオドオドしていましたが、人は嫌いではないようで、
病院でも大人しくお利口に診察を受けていました。
抱っこもさせてくれる可愛い子です☆

そしてもう1頭、大きな北海道犬。
この子は南海男(ナミオ)と名づけました。
南海男は北海道犬気質全開で知らない人には怖い顔を見せ、
バリケンに入れる時も3人がかりでなんとか押し込みました!
移動の車の中でバリを壊してしまうのではないかと思うほど勢いのある子ですが、
心配をよそに道中はとっても大人しくお利口にしてました。

が、、、、!
病院に着いて初めて見る人ばかりだったせいもあり、ものすごい怖い顔で威嚇してました!
鎮静をかけてなんとか診察も無事終わり、当会まで帰ってきました。
2頭とも環境の変化に戸惑いもあると思いますが、
しっぽの生活に慣れて、少しでも早く新しい家族ができますように・・・。
飼い主の生活上の都合で翻弄された犬たち・・・
飼い主が責任を取れないなら、動物は飼育すべきではないと思います。
人生の中で転機があったり計画していないことも多々起きます。
動物たちにも命や心があります・・・そうした配慮が出来ないのであれば、
最初から飼育しないことがむしろ愛情になることもあるのではないでしょうか。
収容限界になった苫小牧保健所の職員の皆さまも大変でした。
昨日、一緒に飼育されていたメス4頭も収容されています。
また北海道犬系の子も飼い主の迎えはなく飼い主募集となり、現在5頭が収容されています。
身体も中型犬ですので、収容限界に変わりはありません。
どうか、お迎え入れや情報の拡散、シェア等、ご協力をお願いいたします!
苫小牧保健所 電話:0144-34-4168
http://www.iburi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/tth/inuneko.htm
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