
12月4日、忍が天国へと召されました・・・
15歳で函館保健所に放棄された忍は、
2年前のクリスマスイブに当会にやってきました。
頭を撫でられたり身体を触られるのが苦手で、
でも、しっぽのつけ根 のあたりを撫でられるのは大好きという、
ちょっと変わった子でした。
また、ボランティアさんに散歩に連れて行ってもらうと、
年齢を感じさせない軽い足どりを見せてくれました。
ご飯も大好きで、ご飯を目の前にするとお手もお座りもできました。
食欲にムラがある子でしたが、亡くなる少し前までは
朝夕のテラスでの散策を楽しみにしていました。
夏から秋にかけて黒っぽい便をたびたびするようになっていましたが、
亡くなる数日前から急速に食欲が落ち、足腰も踏ん張りが利かないようになり、
寝ていることが多くなりました。
寝たきりではなく、時々は自力で立ち上がって水を飲んだりはしていましたが、
口内炎もなかなか治らないようでしたが、
亡くなる2日前には食事は高栄養の液体のものをシリンジで
少量口に入れる程度になっていました。
4日朝、スタッフが出勤して様子を見に行ったところ、
前日の夕方に寝床を整えて寝かせたままの姿で亡くなっていました・・・。
静かで穏やかな表情でしたので、苦しんではなかったと思います。
忍が新たなご家族に迎えていただくことは叶いませんでしたが、
しっぽで過ごした思い出を胸に旅立ったと、
皆さまと共に忍の冥福を祈りたいと思います。
タグ:虹の橋