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11月28日、北海道新聞朝刊札幌圏に27日(金)に開催された「市民動物園会議」の記事が掲載されました。
この日は、マレーグマ「ウッチー」の死亡事案に係わる改善計画(中期的課題)に
関する提言書策定に向けた検討を2時間半かけて行われ、当会も傍聴してきました。
冒頭に内部アドバイザーになられた旭山動物園前園長小菅正夫氏のご挨拶の後、
同園から改革案の説明がありました。
市民会議の検討課題は、以下の3項目について話し合いが行われました。
@組織強化のあり方
A人材確保・育成のあり方
B開園時間又は休園日のあり方
同園の規則が50年前に策定されたものであることや、
飼育員が専門職としての採用ではなく、高卒者以下に限られているため、
専門的な勉強をした志ある人の採用が閉ざされていることで
専門性を確保することに弊害があるのでは、
そのためには札幌市の業務職員の募集のあり方自体を変えなければなりない等々、
意見が交わされました。
同園の問題は札幌市自体の組織のあり方の問題であり、
動物管理センターでも同じくそうですが、志半ばで異動になる職員の方を見るにつけ、
残念でならないと思うことが多々あります。
市民動物園会議からの提言書は、年内にも提出される見込みで
検討課題についてかなり具体的に突っ込んだ内容となるようですので
期待して見守りたいと思います。
「市民に愛される良い動物園にしたい」と言う言葉がいつも聞かれますが、
円山動物園が世界に誇れる動物園になりますよう
ウッチーの犠牲を無駄にすること無く、本気の改革を願っています。
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