14日、滝川保健所から収容限界の緊急のSOSが入りました。
10日にミックス犬4頭と成猫1頭が飼い主に放棄され、
先に収容されていた大型犬2頭が譲渡になったとのことで、
収容スペースが出来たので、飼い主募集できた時に、
追い打ちをかけるように、飼い主放棄のミニチュアダックス2頭とミックス犬1頭、
子猫5頭が一度に放棄されました!
滝川保健所の狭い収容スペースに犬が7頭収容され、
猫は物置に移動、ケージも足りなくなったため、
ミニチュアダックス1頭も鎖に繋がれ収容されていました。
当会は、他の保健所からの引取りが予定されていたため、
何とか一時的にせよ危機を脱するよう、
一番容態が心配されていたミックス犬2頭と、猫風邪の子猫3頭を引き取りました。
しかし、子猫1頭は瀕死の容態で、引き取り後、入院しましたが、
18日病院で亡くなってしまいました・・・
飼い主に放棄されたミックス犬4頭のうち一番年を取った子です。
HPではメスとのことでしたが、性別はオスで睾丸腫瘍もありました。
少し認知症がかっているのか、グルグル回るので繋いだリードが足に絡まって
保健所でも係留は大変とのことでした。
病院では大人しく診察できました。
名前は夏希と命名。
混合ワクチン、健康診断をし、フィラリア検査は陰性でした
推定13歳、未去勢オス、片方睾丸腫瘍になってるようでした。
体重も8.5キロとガリガリで、不整脈、歯石が酷く一部の歯も欠損していて、
これまで手をかけて貰ってこなかったのがうかがい知れました。
とてもいい子でした!!
同じく4頭で放棄された推定4〜5歳のミックス犬のメス。
飼い主の申告?によると10歳とのことでしたが、病院ではそんなに年はいってないとのことでした。
かなり臆病な子のようで、固まって全然動かず、
保健所でもフードを食べてくれないと心配されていました。
レントゲンでは膀胱がかなり大きく、便もすごく溜まっていて、
排泄を我慢しているようでした(><)
診察時も固まってはいましたが、少しリラックス?できた様子でした。
ビビりですが、性格は良さそうです
名前は千夏と命名しました!
<子猫オス>
7月13日に放棄された5匹の猫のうち、
猫風邪に罹った推定1か月半の3頭の子猫兄妹を引き取りました。
この子は新生児眼炎との診断でした。
左目は萎縮してしまっていて殆ど無い状態で左目はもうダメのようです・・・
右目は目薬での治療で治るかもしれないとのこと、何とか治って欲しいです!
人の姿を見るとニャーニャー鳴いて、元気はあるようでした。
<子猫メス>
この子も同じく新生児眼炎との診断でした。
右目は眼球が腫れてきていて、ダメだと思われるそうすが、
左目は目薬での治療で治るかもしれないようです!
大人しい感じの子です。
<亡くなった子猫>
保健所収容時は、仰向けになり死にかけたそうですが、少しだけ回復したとの事でした。
カイロで暖めながら病院に向かいましたが、
かなり痩せていて栄養失調状態、両目も塞がって酷く、体温は35.5度で低体温でした。
生きれるかかなり厳しい状態で、入院し治療をすることになりましたが、
残念ながら17日、病院で息を引き取りました・・・
飼い猫だったにも関わらず信じられない姿でした。
飼い主も生きていくためには必死だったと思います・・・
だからといって、動物たちがこんな状況ではあまりに可哀想すぎます・・・
犬や猫も病気の予防も必要ですし、病気になれば治療も当然のことですが、
放置した飼育は虐待と同レベルです!
何のために生まれて来たのか・・・
紙のように薄くて軽いこの子を見て、
天国では健康で元気な子猫であって欲しいと思いました・・
同じ多頭飼育放棄の白黒の3〜4か月の子猫は、風邪の症状は見られず普通に触れる子でした。
今後、風邪の症状が出ないといいのですが、普通に元気そうでした。
滝川保健所で出会いを待っています!
1歳未満くらいの猫も風邪の症状は無く元気そうでした。
でも、威嚇するらしく、保健所の職員さんは噛まれたとの事でした。
ただ飼い猫だったわけですし、馴れてくれると思います。
滝川保健所で出会いを待っています!!
当会で引き取りした2頭と一緒に放棄されたミックス犬のメス2頭。
特別痩せた感じはなく、ご飯も良く食べているようで元気そうでした★
保健所の犬舎は狭いですので、
犬同士が接触しないように鎖を短くして係留されていますので、自由が少ない状況です。
年齢も2頭とも10歳くらいとのことですから、
出来るだけ早く余生を幸せに過ごせる家族に出会いたいものです!
以下の3頭の犬は上記の猫と一緒に7月13日に放棄され、滝川保健所で出会いを待っています!!
http://www.sorachi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/tth/04_07kankyou/inu_neko.htm
滝川保健所 電話:0125-24-6201
和犬ミックスの中型のオス。
穏やかな子のようです。
体格も特に痩せているようではありませんでしたが、
そう若くはないようですし、一日も早く今度こそ大切な家族になれますように・・・
ミニチュアダックス(性別不明)は、
唸るので首輪が付けれなくまだ出すことができないとの事でした。
結構太っているので、職員さんは健康を気にかけていました。
もう一匹のミニチュアダックス(性別不明)は、懐っこくイイ子そうでした
北海道の保健所の殆どは、昭和に建てられた古い犬舎に犬猫が収容され、
環境は決していいとは言えません。
平成25年、動物愛護管理法が改正され、自治体は殺処分が無くなる事を目指し、
収容動物をできるだけ返還したり譲渡することが明文化されました。
自治体はこれまで以上の努力をしなくては、殺処分を減らすことは厳しく、
保護団体やボランティアなどと協力して一層の努力が求められています!
お近くの保健所で、出会いを待っている犬や猫がいましたら、
新たな飼い主を探すご協力や情報拡散などご協力いただけたら幸いです。
皆さまのご協力を、どうかよろしくお願いいたします<(__)>
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