2015年03月23日

終わらない嶺泊犬の引き取り


3月19日、石狩保健所から嶺泊で捕獲された成犬3匹と子犬2匹を引き取りしました。

成犬3匹は石狩市内の嶺泊の養豚場に仕掛けられた捕獲器にかかった半野良のメスで、
2匹は捕獲後石狩保健所で出産しました。

先日引き取りしたプリエも同じ養豚場で保護されています。

すぐ近くには多頭飼育現場・・・
当会で以前に保護した犬たちに瓜ふたつの犬たちばかり、
現状解決までまだ遠い道のりです。



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3月13日、捕獲されたメス犬は昨年末に当会を卒業したヒューマに瓜二つです。

年も同じくらい、兄妹でしょうか?

弥生と名付けました。

弥生は保健所で出産しましたが羊膜に包まれたままの死産で、
子宮が体外に出てしまい、引き取り後、そのまま動物病院で手術になりました。

子宮が腫れて尿管を圧迫していてオシッコが出ない状態でしたが、
あと一日遅ければ、膀胱が破裂して命が危なかったそうです。

また、捕獲されなければ、野垂れ死にしていたに違いなく、
皮膚の状態を見ても、この冬を良くぞ生き延びたものです。





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健康診断、避妊手術もマイクロチップも挿入、
フィラリア検査も済ませ、陰性だったので一安心しました!

ずっと食餌も取らないので心配していましたが、2日程前から食べれるようになりました。

皮膚病も酷いので、強めの抗生物質と細菌の増殖を抑える薬を飲んでいます。

見ていて痛々しく、捕獲されなければどうなっていたのか・・・想像するだけでもぞっとします。





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3月12日、捕獲された推定3〜5歳のメス犬はエールと名付けました。

エールはプリエのお母さんかお姉さんかと思うほどよく似ています。

この子が3匹の中で一番人に慣れていて、人が見ていても食餌が取れますが、
と言っても人懐こいレベルではありません

嶺泊から保護した子たちは、ペットの概念など全くあてはまりません。

とにかく嶺泊の犬たちは、極度の臆病で社会適応性に乏しく、
犬本来のパワーとそれを使える能力があり、飼育するのは並大抵のことではありません。





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3月11日、捕獲器にかかったママちゃん。

ママちゃんは、捕獲されていた時、大きなお腹をしていましたが、
16日の朝、保健所の職員さんが2匹の子犬を出産しているのを発見しました。

ビビリで人前で食餌をすることは出来ず、置き餌をすると夜中に完食していましたが、
現在はだいぶ落ち着いてきて、目の前でも食餌できるようになりました。

逆に夜な夜な脱走を試みるようになってきました!!





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白い子犬はメスで茶色はオスです。

現在当会の代表宅で3匹を保護していますが、
メスの方がおっぱいの吸い付きも良く、体重も100gも重いそうです。

もうすぐ目も開き、あと10日くらいで歩き出すようになります。

これからの成長が楽しみです☆


嶺泊から引き取りした犬は、子犬は早くに出会いがあるのですが、
成犬は当会で人慣れのための関わりや訓練など、気が遠くなる作業が続きます・・・

現在収容中のアトラス、アポロン、ブライト、ジンタ、
キンカ、ブラッシュ、姫子、鋼牙、神楽に続き、弥生にエール、ママちゃん。

上記の譲渡対象外だった嶺泊の犬たちは、
当会で引き取りしなければ殺処分になる犬たちでした。

嶺泊にはまだ野良犬が4〜5匹程度いて、捕まらなくなってきています。

当会の保護犬の2割近くを占める嶺泊犬。

当会の運営にも影響が出ています。

一人の無責任な飼い主により、行政、保護団体やボランティア、多くの人が翻弄され、
何より犬たちが苦しめられています。



タグ:石狩保健所
posted by しっぽの会 at 21:03 | 北海道立、市立保健所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする