2015年02月23日
SOS! 旭川市動物愛護センター「あにまある」
本日、旭川市動物愛護センター「あにまある」に犬を引き取りに行って来ました。
収容犬97、推定10歳のメスのチワワは飼い主さんの死亡により、
1月20日、以下のチワワ他、チワワ、ミニチュアダックスと4匹で放棄されました。
人懐こくてかわいい子です。
1月末に一度てんかん発作を起こしたそうです。
収容犬95、この子は推定10歳以上のメスで、この子も人懐こくいい子です。
収容犬66、昨年10月8日に飼い主の事情で放棄されたメスの柴犬は、
14才(H12.6.15生)の高齢犬です。
少し気難しいところもあるようですが、落ち着いた子です。
「あにまある」では、近いうちに多頭放棄収容が予定され、
急遽、犬舎を開けなければならない状況になってしまい、
現在収容されている残った4匹の収容犬も引き取り先が決まっていました。
物々しい雰囲気ですが、これから旭川市内の多頭飼育現場の調査のために、
装備をされた「あにまある」の職員の方々。
2週間くらい前に犬が放れてていると通報を受け、旭川市が捕獲、
飼い主が分かり、返還に行ったところ、驚愕の数の犬がいることが発覚しました。
現場は静かな住宅街ですが、外に漏れる異臭と犬の鳴き声に緊張が走りました。
一歩足を踏み込んでみると、成犬、子犬を合わせ、軽く30匹は超える数の犬が!!
5名の職員さんは、雌雄それぞれの数を2時間かけて調べ、実態把握をしました。
反対側は押入れになっていますが、ここだけでも10匹もいます!
飼い主もいったい何匹いるのか分からないとのこと。
結局、50匹近い数の犬がいることが分かりました!
平成20年頃、飼い主は1匹の犬を飼育していましたが、
近所に捨てられたメス犬も飼い始め、
不妊手術をしなかったために、6年間でこれだけの数に!
糞尿が堆積した不衛生な環境・・・
劣悪な環境で淘汰された命もあり、犬たちが本当にかわいそうでなりませんでした・・
今日、「あにまある」では、命の危険があるため子犬を保護しましたが、
そのうち、2匹の子犬と乳飲み子1匹を当会で引き取りました。
「あにまある」では、これ以上増えないように計画を立て保護していく予定ですが、
「あにまある」の収容スペースの関係で、引き取り出来る頭数にも限りがあり、
行政だけでは解決が出来ない問題です。
今日、見た感じでは、攻撃性のあるような子たちではなかったですし、
適正に飼育していけば、家族の一員になれるような子たちばかりだと思います。
「あにまある」のHPに情報掲載されるのは、来週以降になりそうですが、
その際は、一匹でも家族に迎えていただけるよう、どうか、皆様のご協力をお願いします!
旭川市動物愛護センター「あにまある」HP
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/eiseikensa/Animaal_HP/index.html