
今年11回目の開催となる札幌市の動物愛護フェスティバルでは、
猫もフェスティバルのメインとなり、Wメインの企画は札幌が全国初かもしれませんね☆
屋内イベント会場では、
『にゃんとも狭い世界ネコ会議inSAPPORO』なるトークイベントが開催されました。
司会は札幌市小動物獣医師会常任理事のダンディな広報部長?玉井聡先生と
札幌在住の安達祐子フリ−アナウンサ−。
安達アナウンサーの愛猫は玉井先生にお世話になっているそうで、
この度司会をご一緒されることになりました。

東京都港区白金で猫専門の動物病院を開業されている白岩千鶴子先生を招いて、
文学からTNR活動まで幅広く猫の魅力や現状について語るトークイベントでした☆
白岩千鶴子先生は、猫の幸せを思い10年前に猫専門の病院を開業され、
猫風邪など感染症の予防に配慮され完全予約制にされています。
ひだまり猫の病院ブログ
http://plaza.rakuten.co.jp/hidamarinyanko/
北海道ではただ一軒、北見で猫専門の動物病院があるそうですよ。
『猫の病院』の院長先生は犬飼先生と仰るそうで、会場は笑いに包まれました☆

漫画『キャンディキャンディ』の作者五十嵐優美子先生。
五十嵐先生は札幌市在住で、
漫画家を志す若者を応援する「北海道MANGA交流会」を発足し、
漫画による地域活性化策などを考案されています。
ご自身は11匹の猫を飼養されていて、会場で1匹1匹笑いを交えてご紹介くださいました。

今年初参加の、『定ニャンの会』、『ねこたまご』、『猫の足あと』の3団体も、
屋外会場で写真展示の他、トークにも参加されました☆
写真中央は『定ニャンの会』の会の高木廉子代表です。
『定ニャンの会』さまは、2012年12月から、
札幌市南区定山渓を中心に野良猫たちの不妊手術や
新しい飼い主探しなどの地域猫活動をされています。
きっかけは真冬の寒さの中、妊娠猫や身を寄せ合い暖をとる猫たちを見て、
いてもたってもいられず、これ以上ここで猫を増やしてはいけないと
同じ思いを持つ地元の仲間とTNR活動を開始されました。
2年間で40匹のメス猫と13匹のオス猫に不妊手術をされ、
70匹の猫たちを温かな飼い主さんの元へ送り出しています。
会場の皆様にスライド写真をご覧いただきながら、
悲惨な野良猫の現状と解決への糸口をお話しいただきました。
当会の『飼い主のいない猫基金』も利用されています。
しっぽの会『飼い主のいない猫基金』
http://shippo.or.jp/noranekotoinoti.html
『定ニャンの会』ブログ ゆのまちねこ
http://blog.goo.ne.jp/mahuyunoneko

写真中央は、『(一社)ねこたまご』さまの佐藤真妃代表です。
『(一社)ねこたまご』さまは、
札幌市動物管理センターに収容される猫のレスキュー活動を行っています。
札幌市動物管理センターには、年間500〜1,000匹の乳飲み子が収容され、
そのほとんどが行政殺処分されている現状を知り、2011年5月より有志2名で活動を始められました。
今年3月には非営利型一般社団法人として法人化され、活動が益々活性化しています。
昨年、2013年度、札幌市で殺処分された犬は8匹。
2004年度の249匹に対し約30分の1になりました。
一方、猫の殺処分数は764匹で、2004年度の2,406匹に対し約3分の1に減少しましたが、
殺処分ゼロ解決までには、まだまだの現状です。
『(一社)ねこたまご』さまの願いは、行政処分ゼロと猫との社会共生です。
『(一社)ねこたまご』HP
http://ameblo.jp/may1119/
写真中央は、『(一社)猫の足あと』の只野孝子代表です。
『(一社)猫の足あと』さまは、
障害をもちながらも猫の絵の創作活動に励む山下絵理奈さん始め、
障害を持たれた方々のアートの普及啓発活動をされています。

今回、フェスティバルに参加する猫の作家さんは5名。
それぞれの作家さん独自の猫の絵と自宅で飼っている愛猫の写真を展示されました。
『(一社)猫の足あと』さまは、猫の絵を通じて、障害を持たれた方の自立の支援をされています。
『(一社)猫の足あと』HP
http://nekonoashi.jp/

『定ニャンの会』さまは、屋外の展示スペースでは、TNR活動の周知写真を展示されました。
同志のメンバーは、不妊手術した野良猫を預かり里親さんを探したり、
お勤めの飲食店でパネル展示をされて情報拡散や啓発活動をされています。

真冬の猫たちの写真は、胸が痛くなり、可哀想でいたたまれない気持ちになりました。
こんな不幸な現実を無くしたい気持ちでいっぱいになりました。

里親さんを募集している猫たちです。
新たに猫をお迎え入れる予定のある方は、ぜひ『定ニャンの会』さまにお問合せください。

『(一社)ねこたまご』さまも同じスペースで啓発写真を展示されました。
同士の理事 後藤志帆さまと理事の男性も活動周知、啓発をされていました。

猫の多頭崩壊宅のレスキューや
札幌市動物管理センターに多頭放棄された猫たちのレスキューの写真です。
不妊手術の重要性を再認識させられる写真でした。

保護した乳飲み子たちの飼育の写真です。
手をかけなければ消えていく小さな命たち・・・
乳飲み子たちのレスキューは、『(一社)ねこたまご』さまの日々の活動の基軸となるものです。
その3に続く