2014年08月26日

レスキュー最中亡くなった子猫の兄弟の飼い主さまから

6月11日、当会は根室保健所から2匹の子猫を引取りしましたが、
2匹は残念ながら、当会のある長沼の地を踏むことなく、
道中、力尽き天国へと召されました。


071-a29aa.jpg

亡くなった2匹の子猫たち。

この子はタイガと命名しました。享年1ヵ月弱、オスでした。





072-badbb.jpg

レオ・・・同じく享年1ヵ月弱、この子もオスでした。

子猫2匹は4匹兄弟でダンボール入れられ遺棄されていました。


この日は、茶トラの猫と子猫が残っていたなら一緒に引取りする予定でしたが、
前日に茶トラの子が貰われ、子猫2匹も譲渡が決まったとのこと、
スタッフは、早朝、支援物資の猫砂を根室保健所の玄関前に置いて、
次の引き取り先である別海町役場に車を走らせていました。

しかし、30〜40分経った頃、根室保健所から連絡をいただき、
譲渡予定の子猫2匹の容体が悪化したため、一般の飼い主さんへの譲渡は出来ない、
当会で保護出来ませんかと相談のお電話をいただきました。

長沼まで生きて帰れるかは分かりませんでしたが、
このまま2匹を置いて帰れば、一生後悔することになる気がしました。

急遽Uターンをして大急ぎで根室保健所に向かいました。

引き取り後は、カイロとタオルで温めたゲージに入れ、
なんとか、この小さな命を繋げたい一心でスタッフは車を走らせました。

しかし、2匹の命は次のレスキューへ向かう道中で力尽きてしまいました。

スタッフも力を落とし帰って来ました・・・。
救っても零れ落ちていく小さな命たち・・・空しさと無力感が残りました。


そして、あれから、2ヵ月半が経ち、この子猫の兄弟を引取りされた飼い主さまから、
当会が引き取りを予定していた茶トラの猫等、嬉しいご報告をいただきました。

2匹の子猫は残念ながら命を繋ぐことは出来ませんでしたが、
どうか2匹の分まで長生きして欲しいと思います。

元気に暮らしている姿を拝見できて本当に嬉しかったです!

お知らせくださり、本当にありがとうございました!

行き場のない命が、一匹でも少なくなりますよう、
これからも皆さまと一歩一歩と進んでいきたいと思います。

以下、飼い主さまからです。



001.jpg

六月、根室保健所から猫2匹引き取ってきました。

猫を引き取りにしっぽの会さんで根室までくる事を保健所の方から聞いていました。

最初はペットを飼う予定は全くなく子供達が猫欲しい。
猫飼いたいって言ってたんです。でも、無理だね。って言って。

それからしばらくして、私が働いてたコンビニに猫がいたんです。とっても人懐こい猫が。

次の日に子供達にその猫の話しをしたら、
かわいそうだから連れに行こうとコンビニに行って連れてきたのが『いっち』です。

そのまま動物病院に連れて行って見てもらいました。
ちょっと風邪気味だね。妊娠もしてないね。と言われ安心していたら、
どんどんお腹が大きくなってきたので病院に連れて行ったら、太ってきたね。
食べ過ぎかな?って言われたので食事制限しました。

数日たって、朝からすごく鳴いていたので発情期かな?って言ってたら、
突然子供を産みだして。でも全部死産でした。

今思うとお腹の子に栄養をあげようと食欲があったんだなと、
いっちにも子猫にも悪い事をしたなと思ってます。

それから数日していっちにも子猫がいたらいいんじゃないかと話してたときに、
たまたま中標津保健所のホームページを見て「子猫いるね。見に行ってこようか」と
行って連れてきたのが『ココ』です。
いっちの出ないオッパイをちゅうちゅう吸いながら寝ていました。

それから一年がたとうとした時に娘が、もう一匹増やそう。
それで最後だからと言って、なにやら携帯で見ていました。

「根室の保健所に子猫いるから行こう」と行ったら、子猫は今日渡せないと。
茶トラは人懐こいしかわいいから連れて行こうと。

で、子猫は後日迎えにこよう。と、『むぎ』(茶トラ)と『まめ』がうちの一員になりました。

避妊や去勢をしたり、えさやトイレ用品などなどお金がかかりますが、毎日癒してくれるお礼だと思っています。

偶然その時のしっぽの会のブログを見て、子猫の兄弟が亡くなった事を知りました。

残念です。

大変な活動だと思いますがかわいそうな犬や猫が減っていく事を願っています。


posted by しっぽの会 at 15:47 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする