2014年02月05日
1月、道南と道北東のレスキュー日記
1月24日を回った深夜2時頃、函館保健所と渡島保健所森支所に収容されている
犬の引取りに向かったスタッフ。
夜明け、森町付近で朝焼けが美しい駒ヶ岳を撮影。
先に函館保健所に収容されていたミックス犬の引取りに向かいました。
函館到着は早朝でしたので、
車で仮眠をし疲れを取ってから朝一で函館保健所に向かいました。
函館保健所では引き取り申請書に記載、
その後、車で20〜30分離れた犬抑留所に向かいました。
ミックス犬は想像していたより年齢が若めでした。
会に来てからジョニーディップに似ている?とのことで
『ディップ』と名付けました。
http://shippo-dog.seesaa.net/article/386161777.html
どうでしょう?似ていますか (*^−')ノv
寂しそうな表情が気になります。
その後、渡島保健所森支所に収容されていたミックス犬の引取りに
森町に向かいました。
この子は飼い主が面倒を看ることが出来なくなり、
新聞広告で新たな飼い主を募集しましたが、新しい出会いはありませんでした。
その後、保健所でも貰い手がなく期限付きの数日の命となっていました。
SOS!渡島保健所森支所に放棄されたミックス犬
http://shippo-days.seesaa.net/article/385694186.html
若く元気なお転婆娘さんは、会でレディと名付けました。
http://shippo-dog.seesaa.net/article/386162409.html
今回、同じ道南の北斗市役所に収容されていた柴犬は
市内の方に貰われましたので、
北斗市からの引取りはありませんでした。
長沼のしっぽの会に着いたのは、夕方5時☆
搬送で疲れたと思いきや、本当に元気なスタッフに驚きです♪
命を救う行為はアドレナリンが高くなりますね!
いつもありがとう!本当にお疲れさまでしたm(__)m
6日後の1月30日、今度は道北東の紋別、美幌、北見に向かったスタッフ☆
29日の夜10時に長沼を出発、
この日と翌日は暖気の影響で雪が融けて路面が滑りやすくなっていましたので、
いつも以上に慎重に運転しました。
紋別に着いたのは朝日が昇るころ。
北海道は本当に大きいです!
紋別のモニュメントの蟹の爪の間から朝日を見ると、
その日はとてもいい一日になるそうですよ♪
保健所に行くにはまだ早く、ミニ観光をしました。
写真はガリンコ号☆
流氷にはまだ早かったのですが、
流氷を割りながら進むダイナミックな観光船です。
一度、流氷の大海原を満喫してみたいですね。
朝一で紋別保健所に到着しました。
左が処分が決まっていた老犬です。
生きていてくれて、残してくださり感謝です!
右の子は、この時点ではまだ迷子でしたが、
その後、迷子期限が切れて飼い主さんを募集していました。
昨日、紋別保健所にお電話させていただきましたが、
紋別市の広報誌にこの子の情報掲載したところ、
早速問い合わせをいただき新しい飼い主さんがみつかったそうです!
本当に安心いたしました!
千歳市の生活情報誌『ちゃんと』も千歳保健所の情報を掲載されていますが、
そのおかげで譲渡数がアップしたそうです!
これからは、官民が協力できるシステムが、どんどん進んでいくといいですね☆
紋別保健所の老犬は『紋音(モネ)』というロマンティックな名になりました。
http://shippo-dog.seesaa.net/article/386961340.html
その後、美幌町役場に収容されているミックス犬の引取りに向かいました。
途中の湧別町あたりの集落では野良猫たちが10匹ほど暮らしていました。
お魚などもらい暮らしているのでしょう・・・どの子もふくよかでした。
近くには、猫が住める仮設の小屋のような建物があり、
人と猫が共生している様子でした。
一代限りの生を全うできるならと願いつつ車を走らせました。
美幌町内から郊外に30分ほど走った場所にあるゴミ処理場。
こんな看板が!
でも北海道は札幌市内でも山沿いではこんな看板が見られます(汗)
後ろに見えるのがゴミ処理場。
保健所がない町では、犬たちは大概こうした郊外のゴミ処理施設にいます。
そこで職員さんにお世話していただいていますが、
休日や夜間はひとりぼっちになってしまいます。
人が大好きなワンコほど辛く厳しい試練です。
明るく元気なミックス犬は、美一(ヨシカズ)と名付けました。
http://shippo-dog.seesaa.net/article/386871615.html
その後、北見保健所へ。
道に慣れたスタッフはシュミレーションしていた通り、
3時前に北見保健所に到着しました。
この子は子犬の頃から酪農家の牛舎に住み着き、
餌を貰い何とか生き延びてきましたが、
近所から「飼料を食べる」との苦情で北見市役所に捕獲されました。
その後、迷子として保健所に収容されましたが、
懐きの良くないこの子には出会いはなく、処分が決まっていました。
当会でも連れてくるのには不安がありましたが、
スタッフは命を繋ぎたい一念で、
動いてくれないこの子を脇腹に抱きかかえ、
車のケージに乗せました。
ただただ人が怖いだけ・・・威嚇したりしない大人しい子です。
怖がりな子は顔を隠し壁にくっつき(本犬は隠れたつもり?)、
隠れ身の忍術?を使います^^;
滝川保健所に収容されていた時のビスコもそうでした。
http://shippo-dog.seesaa.net/article/300465824.html
この子は『見白〜(ケンシロ〜)』と名付けました。
http://shippo-dog.seesaa.net/article/386889547.html
皆さん、もうお気づきでしょうか?
道北東から保護した3匹は、保護した地名が一文字入っています(´∇`)
約1日がかりのレスキューも終わり、長沼に到着したのは夕方でした☆
3匹とも車の中では静かにしてくれていたので、
スタッフも運転に集中できたそうですよ!
こうして遠くの子たちを救っていけるのも、
ご支援、応援してくださる皆様のお陰です。
本当にありがとうございます。
以上、道南と道北東のスタッフのレスキュー日記でした☆