2013年11月18日

石狩保健所から引取りした兄妹子犬

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先週石狩保健所から推定3ヵ月の子犬2匹(オス1・メス1)を引取りしました。

保護された場所は石狩市厚田嶺泊。
近くの牧場の納屋で半野良の親犬が子犬を生むたびに、
石狩市が捕獲し石狩保健所に収容しています。

当会では発足当初から石狩保健所より、
野良と思われる子犬を受入れていますが、またも嶺泊で・・・

石狩市では毎日職員さんが嶺泊をパトロールして監視しています。

原因となっている犬の所有者の管理責任を問うことが求められますが、
未だに解決策は見つかっていません。

2匹とも真からの野良子犬といった感じではありませんが、
人との関わりが少なかったためかなり臆病です。

一心同体の兄妹犬は助け合いながら必死に生きてきたのでしょう・・・
本格的な冬が到来する前に保護できたので、本当に良かったです!
捕獲されなければこの先、凍死していたに違いありません。

お腹の回虫に、疥癬、アカラス、ノミといった皮膚病・・・
嶺泊から来た子犬のお決まりは皮膚病と寄生虫です。

しかし、こうして幸運にも命が繋がった子はほんの一部でしょう。

実際、どれだけの子が飢えや寒さに苦しみ死んでいるのか、
この冬耐え生き抜く子たちがいるのか・・・余りにも悲惨です。

飢え、寄生虫、外傷などでボロボロになり、
運良く捕まったとしても人に馴れず、
結局殺処分されてしまう哀れな犬たちもいます。

親犬に不妊手術さえさせていれば、苦しんで死なずに済んだ犬たちです。

無責任な人間の行いで苦しんでいる 小さな命たち ″

このままでは、生れた意味もなく死んでいく惨状が繰り返されてしまいます。

保護活動と謳って、実際は不幸な犬を増やし続けている秩序のない人間もいます。

不幸な動物を減らすのは、もととなる原因を断ち切らなければなりません。

確かな目と正しい情報を得るには、直接見学に行ったり自分が納得できるまで調べる・・・
確かに信頼できる根拠がなければ、寄付をしないことが賢明です。

犬たちを救うつもりが、逆に苦しめる結果になるのなら本末転倒になってしまいます。

現在兄妹犬は日中は会の事務所で過ごし、
夜は代表とスタッフがそれぞれ自宅に連れ帰り、
普通の家庭犬になれるように社会勉強中ですぴかぴか(新しい)

しっぽの会のfacebookにも様子を掲載していますので、ぜひご覧ください★
https://www.facebook.com/Npo.Shipponokai





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石狩保健所には推定3ヵ月のオスの子猫も迷子収容されていました。

迷子の収容期限は今日まで。

明日から譲渡対象ですが、
きちんと去勢手術を施し完全室内飼いしてくださる方に貰われますように・・・。


しっぽニュース



タグ: 里親
posted by しっぽの会 at 13:46 | 保護犬の様子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする