2013年06月16日

中標津保健所からの緊急レスキュー

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昨日、中標津保健所から引き取りした、推定7〜8歳のメスのミックス犬。

名前は「ビオレ」と名付けました。

以下、先週中標津保健所HPに掲載されていたビオレの情報です。

保護犬: 6月10日18:30〜20:30の間に中標津保健所正門付近に遺棄されました。犬を麻袋に入れ、袋ごとダンボール箱に入れ、青いロープで封がしてありました。首輪はありませんでしたが、直径13cmほどに発達した乳腺腫瘍があります。遺棄の目撃や飼い主についての情報がありましたら、中標津保健所生活衛生課(電話0153−72−2168)までお願いいたします。本件は中標津警察署に動物の遺棄として届出済です。このような無責任な放棄は断じて許しません。





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昨日、深夜過ぎ中標津を出発したボランティアさん。

往復800キロ以上の遠路からの命のバトンリレーレスキューでした。

当会到着後、すぐにスタッフが病院に走りビオレは入院しました。


後肢股に出来た大きな腫瘍は破裂、熱を持ちまるで別な生き物のようです。

また、血液検査で採取した血は色が薄く水のようにサラサラでした。

飼い主はいったいどんな食餌を与えていたのでしょうか・・・。

栄養のある食餌や治療で体力がき次第、静脈からの麻酔で手術を行う予定ですが、
貧血も酷いため舌も白くなり呼吸が荒い状態で、
手術をするまでに体力が持つか厳しいそうです。





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レントゲン撮影で肺に少し影のようなものがありました・・・。

ここ数日の山を越えて体力を回復し、手術に耐える身体になるよう蘇って欲しいです。


保健所前に、非情な捨て方をした飼い主・・・あなたはそれでも人間ですか?!

ここまで病気を悪化放置したうえ、さらに遺棄ですか?!

神様がいるのなら、絶対に天罰を与えてくださいと願わずにはいられません。


そして、私たちも「悲しいから、辛いから」と現実に目を背けずに、
知ることから始めることが大切ではないでしょうか。

本当に悲しく辛いのは私達ではなく、動物たち自身なのですから・・・。

そして、事実を知ったなら自分に出来ることは何かを探してみる。

例えば、
家族、友人、ご近所の方に周知する
虐待や遺棄があれば管轄の警察署に通報する
環境省にメールしたりパブリックコメントに意見を出す
実際に保護できる方は救いの手を差し伸べる 等々


当会ではここのところ、

悪質ブリーダーが遺棄したと思われる犬の保護
多頭飼育の犠牲になっているであろう犬の保護
ビオレのように飼い主に遺棄された病気の犬の保護

などの問題が山積しています。

しかし、これらは全て人間側のモラルの問題で、
その犠牲になっているのが弱い立場の動物たちです。


捨てる人間が罪の意識を感じ、命を扱うことの意味や重みをもっと意識すべきですが、
飼い主のモラルやブリーダーの良識に頼るだけでは限界があります。



日本には「動物愛護管理法」という法律があります。

この法律が警察の交通取り締まりのように生きた法律として運用されるよう、
世間の関心と監視を広めるために、私たちもしっかり啓発したいと思います。

搬送レスキューしてくださった地元のボランティアさん、
心から感謝申し上げます。

本当に有難うございました。


しっぽニュース



タグ:遺棄
posted by しっぽの会 at 12:17 | 保護犬の様子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする