痛みを少しでも忘れられるように……
重い関節炎にかかった愛犬を抱え毎日湖に行く男性に世界中が胸を打たれる
2012.8.10Rocketnews24
動物を飼うということ。その成長を見守り、一緒に生活をする。これはとても幸せな時間だ。
しかし、彼らはいつまでも赤ちゃんじゃない。人間同様老いていく。
いや、人間よりもずっと早く。
今、ある飼い主と老いたペットの写真がネットユーザー達の胸を打っている。
男性と犬が湖の中にたたずむ写真。その老犬は重い関節炎を患い動くこともままならない。
男性は少しでも痛みから解放しようと、愛犬を抱え毎日湖に連れて行っているのだ。
写真に写っている男性の名はアメリカ在住のJohnさん。
そして彼に抱きかかえられているのは愛犬Shepだ。
Shepは生後8カ月の頃にJohnさんのもとにやって来た。
そのShepももう19才。人間の年齢にしたら100才はゆうに超える高齢だ。
年をとったShepは重い関節炎にかかってしまった。
今ではあまりの痛さに食事も眠ることさえもままならなくなってしまった。
もう活発に動くことも、一緒に遊んだりもできない。
しかし、JohnさんのShepへの思いはそんなことでは消えなかった。
彼は動けなくなったShepを連れて、湖へ行くようになった。
そして、Shepを抱えて水の中に入るのである。
水に入ると浮力により、一時的ではあるが関節炎の痛みが緩和されるという。
Johnさんは毎日毎日Shepを湖に連れて行き、少しでも痛みがやわらぐようつとめているそうだ。
この写真を撮影したフォトグラファーのStonehouseさんは
「写真を撮ったとき、Shepはパパ(Johnさん)の腕の中で眠っていました。
それも、とても穏やかな表情で」と語っている。
なんの心配もなくスヤスヤと眠る表情はまるで子犬のようだ。
関節の痛みもやわらぎ、何より大好きなJohnさんと一緒にいて安心しているのではないだろうか。
Facebookではこの写真に25万以上もの「いいね!」がつけられた。
また、ネットユーザーからも
「愛に満ちた写真だ」
「涙が出た」
「これは全ての飼い主がペットにすべきことだ」
「もう何て言ったらいいかわからない。素晴らしいよ」
など感動のコメントが3万件近くつけられている。
動物を飼う期間は人間にとっては長い人生の一部分かもしれない。
しかし、ペットとして飼われた動物は一生涯人間の下で暮らすことになる。
人間との時間は彼らの生涯そのものなのである。
動物を飼うときは、彼らの寿命が1年であっても20年であってもそのことを忘れてはいけない。
Johnさんのような愛情こそが人間と動物、双方の幸せにつながるのではないだろうか。
参照元:Facebook Stonehouse Photography
▼水の力だけではない、Johnさんの愛情がShepに安らぎを与えているのではないだろうか
昨年8月10日の古い記事ですが、とても感動的でしたのでアップしました。
しっぽの会を1月に卒業した9匹の子犬と1匹の成猫も、
一生涯 飼い主さまと幸福な生を全うしますように。
また、虹の橋へ旅立ったアサヒとベガも、虹の橋のたもとで愛する人を待ち続けるでしょう。
動物たちが幸せな一生を終えるか、厳しく辛い一生を終えるかは、出会った人しだいです。
動物たちとの出会いも一期一会。
互いに幸せを与えられる・・・動物たちとそんな暮らしができたならきっと豊かな人生ですね。
1月 しっぽ卒業ワンニャン
2013メモリアル 虹の橋へ旅立った しっぽある友