今日の札幌市動物管理センターには犬8匹、猫1匹が収容されていました。
犬も猫も順調に新たな飼い主さんに貰われています。
数年前までは考えられないくらい犬猫が譲渡されています。
しかし、その一方では出会いに恵まれない子もいます。
収容ねこF213、推定5〜8歳の白黒茶トラ(よもぎ)のオス。
落ち着いたマイペースな子です。
ゆったりのんびり猫との生活を楽しみたい方にはピッタリの子です。
かわいい声で鳴くのも、ちょっとギャップがあって可愛いです。
幸せな出会いがありますように。
収容犬256、ミニチュアダックスのメスは中央区南19条西6丁目で保護されました。
体格も小さくて人懐こくていい子です。
飼い主さんの迎えはないのでしょうか・・・。
収容期限は17日(金)、明日迄です。
収容犬258、トイプードルのオスは北区新川3条2丁目で保護されました。
目は見えていないようですが、声に反応してくれます。
その仕草が健気です。
年齢も高そうですが、目も見えず老犬なので捨てられたのでしょうか(><)
収容期限は20日(月)です。
収容犬260、ミニチュアダックス系のオスは西区西野4条7丁目で保護されました。
水色の首輪をしていました。
臆病ですが、すぐに懐いてお腹を見せて服従ポーズを見せる甘えん坊でした。
飼い主さんのお迎えがありますように。
収容期限は21日(火)です。
収容犬262、シェルティのオスは東区東苗穂7条2丁目で保護されました。
黒い首輪に鎖も付いていたそうです。
身体の汚れからも・・・外飼いだったと思われます・・・。
痩せてガリガリでした(><)
収容期限は23日(木)です。
放棄犬021301、3歳のハスキー系の去勢オスは転居を理由に放棄されました。
環境が変わり不安で人を恋しがっているようです。
構って欲しくて鳴いていました。
性格は明るく活発なようです。
かなり太っていますが、しっかり運動できる方に貰われるといいですね。
収容犬263、今日収容されたミックスのオス。
来たばかりで緊張して吠えながら後退りしていました。
鎖も付いていたそうですから、外飼いで逃げてしまったのでしょうか。
収容犬215、推定8〜10歳の北海道犬系のオスは元気がありません。
皮膚炎、腫瘍もあるそうですが、食欲はあり散歩も大好きだそうです。
自分の行く末を感じているような悲しそうな目をしていました・・・。
この子の問い合わせは全くないそうです(><)
収容犬229、推定5歳の北海道犬のメスは北海道犬らしく凛としています。
北海道犬の特徴は飼い主に従順で忠実です。
誰にでも愛想を振る訳ではありませんが、
ヒグマにも立ち向かうほど勇敢で、飼い主を命がけで守ってくれるような犬です。
飼い主さんは北海道犬や和犬を飼育された方なら向いています。
先月収容されていたテリア系のオス。
この子はもうこの世にはいません・・・。
人の訪れも少ない冬の霊園で保護され、額には犬同士が争ったような傷がありました。
迷子でしたが、捨てられたに違いなかったでしょう・・・。
この子が殺処分になったと知った時はショックで胸が潰される思いでした。
迷子の収容期限が切れた子でも、収容スペースのあるうちは置いて貰えますが、
次々に犬が収容されると、譲渡の可能性が少ない子から処分されてしまいます。
この子は当時収容されていた他の犬と仲良く出来ず喧嘩になることから、
犬舎に複数匹で収容することが出来ませんでした。
しかし、この子に罪はありません。
勿論、悪いのは処分したセンターでもありません。
悪いのは、この子を遺棄した飼い主です!
上記の215番、229番は飼い主に忠実で一途な性格です。
家族を守るためなら攻撃もし、立派に番犬も務めてくれるでしょう。
福島第一原発の警戒避難地域でも、家主がいなくなった家で、
食餌も出来ないためにやせ細った身体でありながらも、
野犬から必死になって家畜の鶏を守っている忠実な犬がいました。
このように和犬の特徴を理解をしていただければ、
新たな家族となって一緒に暮らしていけます。
センターでも可能な限りではありますが、
「今日は駄目でも明日には出会いがあるかも知れない。」と、
収容スペースがあるうちは命を繋ぐ努力をしてくださっています。
当会でもこの2匹を救いたいのですが、
収容スペースの関係や、人の出入りが多い当会での事故を防ぐためにも、
残念ですが、こうしたタイプの譲渡が厳しい子を保護出来ない状況です。
センターに「殺さないで!」と抗議や依頼の電話をされても、
精一杯可能な努力をされている職員の方を困らせるだけです。
無責任な飼い主がいる限り、こうした現状は変わることはありません・・・。