2024年12月13日
飼い主募集 厚岸町の野犬案件から引き取った子犬たち
<麦 メス>
<杏 メス 華 メス>
<空 オス>
11月12日(火)に厚岸町の野犬案件で引取りした子犬4頭が飼い主募集になりました!
犬の飼い主募集ページはコチラです
引取り時の様子はコチラからご覧ください
道東の厚岸町・浜中町の酪農や漁業を営んでいる地域では、常態的に野犬が住み着いている所があり、繁殖を繰り返し子犬が産まれ、関係する行政機関や愛護団体、ボランティアさんが対応に追われています。
地元のボランティアさんから、今現在も野犬の子犬が産まれているとの情報が寄せられています。
ここのところ北海道では、日中でも最高気温がマイナスで真冬並みの寒波がやってきています。
凍死する可能性もある厳しい環境下…命越えをするのは至難の連続です。
当会では子犬も不妊手術を行ってからご譲渡させていただいています。
札幌市内で診ていただいている動物病院で、12月5日(木)と6日(金)に分けて2頭づつ手術、マイクロチップも装着していただきました。
また4頭とも狼瘡があったので切除しています。
行き場のない犬猫を増やさないためには不妊手術は必須条件です。
生み出さない責任、譲渡する責任(行政機関も含む)、人と動物が共生する幸せな社会の実現には欠くことが出来ないことと思います。
<画面クリックで大きな画像>
そしてビッグニュースが飛び込んできました!
釧路管内の浜中町では町の定例議会で、来春より犬や猫の避妊・去勢手術代を助成するとのこと、野犬や飼い主のいない猫も含まれるそうです!
自治体による助成は、釧路・根室管内では初めてのことです!
これまで当会も行政機関と野犬対策会議を行ってきましたが、そうした努力が少し報われた気持ちになりました。
野犬対策会議の記事はコチラです。
10/10(木)令和6年 厚岸町・浜中町 野犬対策会議が開催されました★
<10月26日の保護当時 オス2・メス7の9頭兄妹でした>
空・華・麦・杏たちは、牧場から保護された時は推定1か月位でした。
保護時は浜中町の獣医師さまの診療所で看てくださっていて、ヨチヨチ歩きの頃から人の傍にいたので、皆人に良く馴れていて膝に乗ってくる甘えん坊です。
タフでパワフルで明るい子犬たちは、人を信じ日々健やかに成長中です。
この先の15年以上ある犬生を適正に飼育して、飼い主さんの模範となっていただけるような、終生大切に愛育してくださる方をお待ちしています。
※募集期間中に多数の応募があった際は選考とさせていただきますので、ご了承ください。(先着順ではありません)
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明日12/14開催 長沼猫舎の見学自由なオープンディとグッズ割引市⛄
明日12月14日(土)、長沼猫舎の見学自由なオープンディとグッズの割引セールを開催します🐱
今月は14日(土)、1日のみの開催となります。
猫舎は普段は予約制でのご面会ですが、この日は保護猫たちの日常生活を自由にご覧いただき、気になる子がいましたら面会することが可能な譲渡会です🎵
猫のお迎えをご検討されている方、気になる子がいる方はぜひこの機会にお越しください🙌
猫たちには、不妊手術・混合ワクチン接種・感染症検査・駆虫・駆除・マイクロチップ装着・健康診断を実施していますので、健康状態やケアについてもスタッフがきめ細かくご説明いたしますので安心です。
見学会デビューする2頭の猫をご紹介します✳
新顔チャオ🐱推定7ヶ月 男の子
栗山町の餌やり多頭飼育現場から保護しました。
右目は外傷により白濁しており、このままにしておけば数年後には悪性の腫瘍になってしまう確率が高いとのことでした。
そうしたことから、リスク回避の点からも去勢手術の時に摘出手術を行いました。
性格は人に馴れていて、激しくおもちゃで遊ぶ子猫らしいこです🥰
新顔ライナ🐾推定7ヶ月 男の子
栗山町の餌やり多頭飼育現場から保護しました。
怖がりさんで、シャーッと威嚇しますが攻撃性はなく、触るとゴロゴロ喉を鳴らします🌼
<ネル 6〜8歳 オス 2021年長沼町多頭野良現場より保護>
仲が良い猫同士は、挨拶を交わしたり、同室でくつろいだり、毛づくろいしたり、時にはじゃれ合って遊んだりetc.
穏やかに過ごしているので、スタッフは仕事の合間も癒されています。
感染症キャリアやそうでない子、全て検査済みですので、先住猫がいらっしゃるご家庭には、お家に合った子をお迎え入れいただけるます🐱🐱
また、複数でお迎えをお考えの方には、事前に親密な仲間意識がある相性の良い猫同士が分かりますので、猫ライフを楽しむ選択肢の一つになると思います。
しっぽの敷地内にあるしっぽSHOPでは、ペットグッズの5%割引市も同時開催します♬
(ラフウェアのハーネスなど一部の商品は除きます)
犬猫のオヤツやベットや洋服、介護用品他、冬物の洋服等、多数のアイテムが揃っています。
<開催内容>
日時:12月14日(土) 11:30〜15:30
場所:HOKKAIDOしっぽの会猫舎 長沼町西1北15
師走時期となりましたが、ぜひぜひお越しください💨
皆様のお越しを心よりお待ちしております🙇
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通常のご面会は予約制で以下のお時間帯で1時間に1組さまのご予約をお受けしています☺
10:00〜11:00
11:00〜12:00
13:00〜14:00
14:00〜15:00
15:00〜16:00
ご希望の猫やマッチングのご希望があればご紹介させていただきますので、メールかお電話でお申しつけください。
ご連絡先
電 話:0123-89-2310
Eメール:info@shippo.or.jp
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第10回 犬のしつけ教室 もっと犬のこと知ってみよう! 頼りになる飼い主になろう!のご報告🐕
11月30日(土)、第10回犬のしつけ教室 もっと犬のこと知ってみよう! 頼りになる飼い主になろう!を開催しました。
参加犬は、卒業犬のオラフくん、キリくん(旧ラガー)、アラタくん(旧ビック)、ピリカくん、一般から小型犬の善くんの計5頭となりました。
オラフくんは今年6月にしっぽを卒業した推定7-9歳の男の子です。
当会にいるころから犬が苦手だったオラフくんですが、お散歩中に他の犬に会うとピュンピュン飛んで逃げようとするのがお悩みとのこと。
そういう場合は、まず首輪を持って少し前方向にお尻を押しながら、飼い主さまの隣に座らせて落ち着かせることが第一です。
「座ることは犬にとって落ち着くこと」と松本先生。
そしてポイントは、飼い主さまと犬は同じ進行方向を向くことです。
そこで、同じお悩みで前回も参加してくれたピリカくんに、お手本を見せてもらってから、オラフくんも挑戦!
「こんなところで落ち着けるか!」と、思いっきり踏ん張っていたオラフくん。
こういう場合、犬のお尻を押す手に力を入れつつも、ニッコリ笑顔で行うことが大事だそうです。
飼い主さまが怒ったり大声を出したりすると、「他の犬に会うと叱られる」と思ってしまうからです。
オラフくんには、人が止まったらオスワリすることを覚える、という宿題がでました^^
2019年12月に1歳未満で当会を卒業したピリカくんは現在推定5歳の男の子です。
前回よりずいぶん上手に飼い主さまの隣でオスワリができるようになりました。
今回は、飼い主さまの横について歩く練習をしました。
ピリカくん側の手におやつを持って、まずはオスワリの状態でひとつおやつをあげてからお散歩開始。
おやつを持つ手はピリカくんの鼻先に保って一緒に歩きます。
ピリカくんがちゃんとついてきて何歩か進んだら、おやつを上げます。
それを繰り返し、最後のおやつは止まってから。
上手にできたら優しく撫でて褒めてあげましょう。
ここで、おやつはモチベーションを高めるために使いますが、犬を安心させてあげるために優しく撫でてあげることが大切だということです。
そして、回数を重ねることで自分に自信がついてきて、だんだん誇らしげに歩くようになるとのことです。
ピリカくんには同じく当会の卒業犬の聖くんという兄弟犬がいますが、一頭ずつお散歩の前に同じ練習を続けることで、それぞれが飼い主さまときちんとコンタクトがとれるようになり、1頭ずつのお散歩が楽になるだけでなく、2頭一緒にお散歩にでかけても犬達に引っ張られないようになるそうです。
1歳9か月の善くんも、前回に続けての参加です。
前回はおやつを使って、オスワリの状態から「立って」のコマンドで立つことを教わりました。
その後、とても上手にできるようになっていて、おやつを持つ手を善くんの前方に置くようにとの先生からのアドバイスで、一気に磨きがかかっておりました^^
そして今回は、その立位の状態を保持する練習をしました。
これは「病院などで役に立つはず」とのことです。
善くんは、飼い主さまの横にピッタリついてのお散歩の練習もしましたよ。
また、最近、少し「オラオラ」系になってきて、いつまでも良い子でいてもらうには、どうすればよいかという質問をされていました。
これには、ケージの中から外へ出すときなどに、マテの状態からヨシと声をかけるまで、前のめりでヨシを待つのではなく、落ち着いて待っていられる練習をすることが有効とのことです。
そして、それが出来るようになっても、ときどき練習を繰り返すことが必要だそうです。
昨年2023年10月に当会を卒業したキリくん(旧ラガー)は、推定5〜 7歳の男の子です。
続いて卒業して1年とちょっとが過ぎたキリくんです。
1対1のお散歩は問題ないが、パパさん、ママさんとキリくんのお散歩で、パパさんがリードを持つと歩かなくなるとのことでご相談。
まずは、ママさんとの1対1のお散歩の様子を見ていただくことにしました。
ところが、教室に一緒に参加している他の犬や人が気になって、なかなかうまく進めず…
そこでいったんお座りさせて、手の甲で優しく撫でて落ち着かせてあげてから、再開しました。
普段とは違う環境から逃げる、これは犬としては当たり前のこと。
これを優しく撫でてあげながら「大丈夫だよ」と伝えてあげることが大切とのことです。
そうして飼い主さまといれば僕は大丈夫、という自信につなげていきます。
キリくんが歩きやすいリードの長さを決めてあげ、歩くときは手で引っ張るのではなく、体で誘導してあげるのがポイントです。
そして引っ張らずについて来たらその都度撫でてあげます。
おうちに帰ったら、普段の散歩コースを変え、引っ張って逃げようとしても気にせずに歩き続け、ちゃんとついてきたら優しく撫でる。
これを繰り返して、キリくんの苦手克服を手伝ってあげてくださいとのことでした。
キリくん、ファイト🚩
今年2024年8月に当会を卒業したアラタくん(旧ボス)は推定3〜5歳男の子です。
卒業して3ヶ月ちょっとが経過しました。
ハーネスを着ければ、お散歩はちゃんと行けるのですが、そのハーネスを着けるのを嫌がって、寝転んでしまってとても時間がかかるとのことでご相談。
まずはハーネスを脱がせてもらいましたが、その間も、横になったままのアラタ君…
おやつにもほぼ反応なく…
次はハーネスを着けようとしますが、やはりすぐに横になろうとします。
そこで、まずは起こして首輪を持って自分の方に引き寄せてあげます。
そして優しく優しく撫でてあげます。
こうすることでアラタくんの逃げずに踏ん張る気持ちを促します。
これを繰り返しながら、ゆっくりゆっくりハーネスを着けてあげます。
また、おうちではケージのドアが開いていても隅っこにじっとしているとのこと。
そこで、お散歩から帰った後もリードを外さず、一緒に過ごす時間を作ってあげて、アラタくんとの距離を縮めていってくださいと先生。
他に犬がいる場合は、その犬につられて出てくるようになるところを、アラタくんにはこの方法を使って誘導してあげるのだそうです。
ただし、アラタくんにストレスにならないように、二日に一回、一回30分程度で行うと良いようです。
さらにアラタくんとの距離を縮めるのに登山もお勧めということでした。
アシスタントは、このみちゃんでした。
いつもながらとてもお利口さんで、ときどきチラッと甘えん坊さんのところも見え隠れして可愛かったですよ^^
講師の松本円先生は、犬の社会的地位の向上や人と犬が幸せに共生する社会の架け橋として日々犬のトレーニングに奮闘されています。
DOG SCHOOL SAMA
http://siru22sama.wix.com/dog-school-sama
継続は力なりです。皆さん、根気よく頑張っていただけたらと思います。
頼りになる飼い主になるために、皆さまのご参加をお待ちしております。
松本先生、お忙しい中、本当にありがとうございました🙇
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