2024年05月07日
令和6年度 狂犬病予防注射啓発チカホイベントのご報告
4月29日(祝月)、札幌市駅前通地下歩行憩いの空間で、令和6年度狂犬病予防注射啓発イベント「狂犬病、知っていますか、予防していますか?」が開催されました。
イベントは、主催の北海道獣医師会さま、札幌市動物管理センターさま、北海道さま、ニャン友ねっとわーく北海道さま、当会も参加させていただき動物関係者が共通のテーマである狂犬病について学んでいただくことや各々動物愛護と福祉の啓発を行いました。
北海道立動物愛護センター「あいにきた」の職員の皆さまも参加され、飼い主募集中の猫のパネル等、展示されていました。
また、胆振東部地震や有珠山での動物救護のパネルも展示、ニャン友ねっとわーく北海道さまが現地に赴き活動された様子も展示されていました。
札幌市動物管理センターさまの動物に関するクイズラリーは大人気でした!
当会からも(株)グリーティングライフさまのアニマルダイカットカレンダーをご用意させていただき回答くださった皆さまにプレゼントさせていただきました。
(株)グリーティングライフさま、いつもありがとうございます<(_ _)>
当会は、狂犬病予防ワクチン接種と不妊手術の大切さを伝えるパネルを展示いたしました。
<北海道の現状>
札幌市やその周辺市町村では野犬はほぼ見かけなくなりましたが、オホーツク・根室・釧路・帯広・日高地方では、恒常的に野犬がいます。
共通点は、農業や酪農業・畜産業が盛んで、広大な大地が拡がり、餌にもありつき易いことです。
犬は野生動物ではありません。本来は人の元で生きている動物です。
野犬を生み出さない、増やさないためには、地域に住む住民の意識の向上や理解と協力が必要です。
小さな“命”を大切に出来る社会は、人にとっても住みやすい社会ではないでしょうか。
<なぜ不妊手術が必要なのか>
野犬が増える原因の一つは、不妊手術をせずに飼い犬を外飼いしていることや、野犬に餌付けをしていることなどが考えられます。
野犬は、行政機関で殺処分されたり、銃殺や毒殺されることもあります。動物も尊い“命”があります。
不幸な命を増やさないためにも飼い犬の不妊手術をしましょう。
<不妊手術のメリット>
・繁殖を防ぐ
・繁殖期のストレス軽減
・病気のリスク軽減
・問題行動の緩和
<不妊手術のデメリット>
・肥満になりやすい
・全身麻酔のリスク
以上があげられます。
<狂犬病予防と不妊手術のお願い>
狂犬病は世界中で年間5万人以上が死亡する人獣共通感染症です。
発症するとほぼ100%死亡します。
狂犬病は、ほとんど全ての哺乳動物から感染する可能性があります。(厚生労働省HPより)
アジアでは、主に狂犬病に罹った犬から感染が拡がっていますが、日本も他人事ではありません。
飼い主の義務と責任に於いても、飼い犬には狂犬病予防ワクチンを接種してください。
また、行き場を失う犬や野犬を増やさないためにも、不妊手術(メスは避妊手術・オスは去勢手術)を行って、適正な飼育を心がけてください。
<満点飼い主さんのススメ>
ワクチン接種と健康管理
狂犬病予防注射や混合ワクチンの接種
その他病気の予防にも務めましょう
不妊手術の実施
野犬や殺処分される犬が増える原因の一つは未不妊の犬を外で飼育することです
必ず不妊手術を実行してください
身元表示
飼い主がわかるよう首輪や鑑札・迷子札・マイクロチップを装着しましょう
終生飼育
犬は15年以上お世話が必要です
年を取れば、介護や通院等でケアも必要になります
最期まで愛情と責任を持って終生飼育しましょう
このパンフレットは、今年の市町村役場での狂犬病予防接種の際に、北海道の野犬の多い地域の集団接種の会場やご家庭に配布させていただきました。
今年も狂犬病予防ワクチン接種の時期となりましたが、今年はダニも多いようですので、犬の飼い主さまは、ダニ対策もしっかりされてください。
ご来場くださった皆さま、ありがとうございました!
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