2023年10月12日
今までありがとう!ノエルが虹の橋へと旅立ちました…
10月6日、ノエルが虹の橋へと旅立ちました…
ノエルは、推定13〜15歳の黒猫のオスで、2017年に負傷猫として釧路保健所に収容されていました。
シラミや回虫などがいたことから長い間野良猫として暮らしていたと思われましたが、当会に来てからも警戒し、バリバリの人嫌いでした。
その後、当会の生活に慣れてからは、人が好きというほどではありませんが、触らせてくれたり、フリー部屋の個室に移動する際は、抱っこさせてくれたりするほどにはなってくれました。
2、3年前からドライフードを食べなくなり、口内炎があることが分かり、抗生剤と消炎剤で口腔内の状態が良くなるとドライフードも食べることが出来ました。
それ以外はこれといって悪いところもなく同じ部屋の猫たちとくつろいでいました。
ですが、それからも抗生剤と消炎剤は手放せなくなりました。
少しでも副作用の強い薬を減らせるように、副作用のないオゾン治療を始め、定期的に通院しました。
オゾン治療は、自己回復力を上げてくれる効果がありますが、ノエルの体は限界が近づいていたようです…。
薬を飲みすぎて免疫力が下がり、アカラス疑いにもなり、皮膚もボロボロになってしまいました。
血液検査では貧血もありました。
薬を飲んでもゴハンを食べなくなり入院しましたが、低体温になり回復の見込みもありませんでした。
おそらくは数年前からエイズの発症だったのではないかということでした。
最期は何年も暮らしたしっぽに帰ろうと病院にお迎えに行きましたが、スタッフが着いた頃には心臓が止まりかけていました。
最期に会うことは出来ましたが、息をしているうちに当会に連れて帰えることはできませんでした。
ノエル、ごめんね。
つい半年ほど前のことですが、往診時の採血で保定しているスタッフの手をガブっと噛んだノエル。
スタッフの手はパンパンに腫れあがりました。
お薬をちゃんと飲んだか監視していると『見るなよ』とノエルも細目で見返してきました。
それも今となってはノエルとの微笑ましい思い出です。
ありがとうノエル、さようなら。
今度生まれかえったら幸せなお家の子になろうね。
皆さまとノエルの冥福をお祈りしたいと思います…。