
8月4日(金)早朝、札幌市中央区円山の山頂で迷子だったトイプードルの若いメスを保護しました。
当会に、発見者のお一人からご相談があり、当会も捕獲に向かったのが8月3日(木)のことです。
山は傾斜が険しく、一歩間違えば崖から滑落する恐れもあり、追いかけると崖から落ちたり怪我をすることもあるため捕獲機が必要でした。
ですが、山頂まで大きな重量のある捕獲機は持って上がることは厳しく、また平らな設置場所もないため仕掛けを付けたクレートを使って捕獲を試みました。
3日はクレートの中に体を入れたものの足だけ外に残っていたため保護できなかったのですが、翌日の人の気配もない早朝に山を登り再度試した結果、無事に保護することが出来ました!

通報してくださった発見者の方も一緒に来てくださっていたので、下山する時には背中に担いでくださり本当に助かりました。

下山後、札幌市内でお世話になっている動物病院さんを受診しました。
山にいたのでノミ・ダニの予防薬とフィラリアの駆虫もしていただき、マイクロチップを読み込んでいただいたところ、登録番号が分かりました!
すぐに照会をかけてくださり、札幌市動物管理センターと管轄である西警察署に連絡し飼い主が判明し、午後に返還となりました。
飼い主の方とお話ししたところ、家のドアは二重になっていたそうですが、当会からも脱走対策や今後の予防についても厳重注意させていただきました。
今回は、脱走から保護迄に数日が経過していましたが、交通事故に遭わなかったこと、野生動物に襲われなかったこと、崖から落ちるなどの事故がなかったこと、昨夜の土砂降りの雨になる前に無事に捕獲出来たこと、全てが幸運で運の良かったとしか言いようがありません。
このように運の良い子は本当に稀な存在だと思います。
もう二度とこうした脱走事故を起こさぬよう気を付けていただきたいですし、脱走は決して他人事ではありません。
特に夏は窓を開けているご家庭も多いかと思いますが、犬猫にとって外に出やすい環境は本当に危険です。
夏は、ペットの轢死体も多くなっています。
たった一度の脱走や逸走であっても、生きて飼い主の元へ戻れないことも当たり前にあることを理解して、どうか脱走対策をしっかり行ってください。
可哀そうな子が増えないよう心から願っています。
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