太鳳は、2018年5月に江差保健所に飼い主に放棄されたオスの和犬で、 今年で推定12〜14歳になりました。
ある日のごはんの時間の太鳳(たお)とスタッフのやりとりです(笑)
スタッフ:”太鳳、おすわり”
太鳳:”ウゴ〜〜(ごはん〜〜)”
スタッフ:”すわれ”
太鳳:”ウゴウゴ〜(ごはんごは〜ん)”
スタッフ:”…”
スタッフ、一旦、他の犬たちにご飯をあげて、また太鳳の部屋へ。
スタッフ:”太鳳、おすわり”
太鳳:”ウゴ〜ウゴッウゴッ(はよ〜ごはん、ごはん!)”
スタッフ:”おすわり”
太鳳:”…” (しぶしぶお座り)
こうして、やっとご飯にありつけた太鳳なのでした。^^;
こんな、頑固で和犬気質丸出し(?)の太鳳、ただ今、お座りの特訓中です!
担当スタッフとのお散歩は、当会のしつけ教室でお世話になっている松本先生お手製のチョーカーと首輪にそれぞれリードをつけて出かけますが、道路に出る前にまずはチョーカーを使ってのお座りの練習。
チョーカーをくいっと上に引っ張りながら、「おすわり」のコマンドをかけると、ゆっくり(しぶしぶ?)ですが、お座りしてくれます。
また、太鳳の目の前に立って、おやつを持った手を自分(スタッフ)の目の前に持ち、太鳳とアイコンタクトを取りながら「おすわり」。
こちらは、ややスピーディーにコマンドに従う太鳳 ^^;
しかし…何度かこれらを繰り返すうちに、徐々に太鳳の和犬気質が頭をもたげ始め、だんだん反応がにぶくなってしまいます ><
また、おじいちゃん犬で後ろ足をかばうように歩くこともあったためサプリを飲んでおり、松本先生からのアドバイスもあり、数回行ったらその日の「おすわり」訓練は終了です。
おすわりの訓練と並行して行っているのが、「太鳳」という名前に反応するようになるための訓練です。
これは、スタッフが”太鳳”と呼んで、少しでもスタッフの方に振り返ったら即座におやつをあげ、「太鳳」という言葉と嬉しいこと・楽しいことを結びつける、というもの。
こちらは、おすわり訓練よりも時間がかかりそうですが(なかなか振り返ってくれない^^;)、いつか、”太鳳”と呼んだら、あのつぶらなお目々でこちらを見つめ返してくれる日がくることを夢見て…^^
つぶらなお目々といえば…
和犬気質の太鳳ではありますが、朝の掃除の時間にスタッフが部屋に入ると、ス――――ッとスタッフの前にやってきて、あのくるくるしたキラキラ(?)の目でジーっとみつめてくれたりする、かわいいおじいちゃん犬でもあるのです。
ただ、しばらくするとまたス――――ッと離れていってスタッフに背中を向けてしまったり。。。やっぱり和犬^^;
さて、担当スタッフとの訓練にしぶしぶ付き合った後は、いよいよお散歩開始!
おじいちゃん犬とは言え、まだまだエネルギッシュな太鳳。スタッフをぐいぐい引っ張って猛進していきます。
松本先生お手製のチョーカーは、おすわり訓練用に加えて、この猛進を少しでも制御できるようにといただいたものでした。
しばらく歩くとさすがに疲れてくるのか少しペースは落ちてきますが、他の犬を見ると興味津々でまた引きが強くなるため、やはり太鳳をお迎えいただくのは、そういう場面にも落ち着いて対応できる方が向いています。
つぶらな瞳のかわいい太鳳にぜひ会いにいらしてくださいませ!
posted by しっぽの会 at 06:32
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保護犬の様子
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