2022年08月10日
今までありがとう!アトラスが虹の橋へと旅立ちました…
8月6日、午後1時半頃にアトラスが虹の橋へ旅立ちました。
7月末頃にドライフードを食べなくなり、元気もないため病院で血液検査をしました。
血液検査の結果、甲状腺の数値以外は特に異常がなく、抜けそうな歯があったため抜歯と歯石取りをしてもらい、食欲が戻ることを願っていましたが、翌日、翌々日も元気がなく、自力で立ち上がることもできないようだったので、病院で改めてレントゲンとエコー検査をしたところ肺に無数の小さな腫瘍と思われる物が確認できました。
食欲もなく、詳しい検査をしながら体調を安定させるためそのまま入院となりました。
今年の3月には健康診断を兼ねてレントゲン検査も行っており、その時は異常がなかったので何かの間違いか、せめて一時的な炎症であって欲しいと願いました。
しかし詳しく診ていただいたところ、肺の外側に腫瘍がいくつも付いているような状態だということがわかり、腹水や胸水も溜まっている状態で、これ以上の回復は難しいとのことで、退院させ夜はスタッフが自宅へ連れて帰り看病できるように、アトラスが安心してゆっくり過ごせるように準備をして、アトラスの帰りを待っていました。
しかし退院予定だった当日、スタッフが病院にお迎えに行く直前に病院の先生からアトラスが息を引き取ったとの連絡がありました。
病気がわかってから1週間あまりの時間であっという間に亡くなってしまいました。
普段から大人しく自己主張のないアトラスだったので、体調が悪くなる最後の最後まで頑張っていたのかなと思います。
10年前の2012年から当会で働いているスタッフからのコメントです。
アトラスはしっぽに来て今年の12月で10年になりますが、私がしっぽで働き始めた年にアトラスがやってきて、その頃、子犬がたくさんいたのですが他の子犬と比べると警戒心が強く人馴れしていないアトラスと兄弟犬のアポロンがとても気掛かりで、人に慣れてもらうために一緒に遊んだり、コミュニケーションをとっていくうちに、心を開いてくれて信頼関係も築けました。
子犬の頃から10年という長い年月を一緒に過ごしてきた子なので、楽しかった思い出も幸せな気持ちにしてくれた思い出もたくさんあり、突然で早すぎるアトラスとのお別れが今はとても悲しいです。
控えめな子だけど本当は甘えん坊で、穏やかで優しいアトラスがとても可愛かったです。
本当はせめて最期は温かい柔らかなベッドでゆっくり安心して旅立たせてあげたかったですが、それが叶わず心残りです。
長年、ボランティアのみなさんにもたくさん可愛がってもらい、お花もたくさん届けていただきました。本当にありがとうございました。
アトラス、病気に早く気づけてあげられなくてごめんね。
最期、辛い時に一緒にいてあげられなくてごめんね。
もう苦しくないね。
ゆっくり休んで幸せなワンコにまた生まれ変わっておいで。
アトラスのことずっと忘れないよ。
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2012〜2015年当時は、石狩市嶺泊で無責任な飼い主が増やした半野良が次々に捕獲され石狩保健所に収容されていました。
当会も石狩保健所から100頭を超える成犬や子犬を引き取りましたが、現在も譲渡出来ていない犬が8頭残っていて、犬たちも10歳位の子から14歳位となっている子もいて高齢犬となりました。
当会で引き取りしなければ殺処分となっていた犬たちですが、諦めてはいませんが家庭犬に出来なかったことが不憫です。
皆さまとアトラスの冥福を祈りたいと思います…。