2021年10月09日

今までありがとう!優(まさる)が虹の橋へと旅立ちました・・・

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10月6日(水)、推定13〜15歳の優(まさる)が虹の橋へと旅立ちました・・・。

優は、2019年7月に札幌市動物管理センターから引き取りした白黒のオスで、
最初は心を開いてくれませんでしたが、
当会で過ごしていくにつれ、
撫でてあげると気持ち良さそうにしたり、
スリスリと体を寄せてくれるようになりました。

優は、脱水気味でしたので週に一度点滴をしていましたが、
今年の6月頃から体調を崩し、ご飯を食べなくなってしまいましたが、
特に吐いたり下痢したり血尿したりという症状はありませんでした。

また、血液検査でも食べなくなるほどの数値異常は見受けらず、
一度入院をした後に食欲が戻ってきたようでしたが、
やはり思うように食べてくれませんでした。

そのため、ステロイドを投薬してみる事になり、
ステロイドで食べるようになるなら、
エイズ発症の可能性があるとのこと、
服用後は少しづつ食べてくれるようになりました。

それでも全然足りないので、シリンジで強制給餌もしていました。

ですが、強制給餌は、優にとってかなりのストレスだったようです。





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優がいる部屋にスタッフが入ると、
とても恐怖に満ちた顔をするようになってしまい、
脱水も酷いためこの時期には、朝と夜の2回点滴もしていました。

強制給餌の時は歯軋りのような音を立てたり、
顎の部分が腫れたりしていたので、
もしかすると、食欲がないのは歯が原因ではと思い、抗生剤を投薬したり、
もし歯が痛いのが原因なのであれば、副作用が強いステロイドではなく、
痛み止めで良いのではないかと、あの手この手で試行錯誤しました。

そして、優のためには、何をしてあげるのが一番良いのか考え、
ステロイドと点滴のみとし、強制給餌はストレスになるので止める事にしました。

その後は、ちょびちょびとご飯を食べて、穏やかに眠るような生活になっていました。

強制給餌を止めたお陰か、スタッフが優の部屋に入っても、
怯えた顔をしなくなりました。

ですが、9月後半頃からは、ステロイドを投薬していてもほとんど食べない日が続いき、
往診の時にお医者さんから、うっすらと黄疸が出ていると告げられ、
お迎えがすぐそこに迫っていると覚悟をしなくてはなりませんでした。

毎朝、出勤して優のところへ行くまで、優は大丈夫だろうか。と
心配しながら優のお部屋に入っていきました。

そして生きている事が分かるたびにホッとしました。

ですが、日に日に命の灯火が弱まっているのは感じていました。

瞬きが少なくなって来ていたので、
あぁ明日かもしれない、明後日かもしれない。と思っていると、
次の日の朝、優のお部屋に行くとトイレで倒れていました。

ハッとして駆け寄るとニャーニャーニャーと大きな声で3回と、
か細い声でニャーと1回鳴きました。

生きていた事に安堵はしましたが、同時に胸が締め付けられました。

鳴き声はしばらく聞いていなかったので、このタイミングで鳴いた事と、
どのくらいの時間トイレで倒れて動けなくなっていたのか、
など色々な思いが駆け巡りました。

この時に大きな声で鳴いた事が、優と意思疎通のできた最後でした。

既に体は動かせず、瞬きも一切せず、かろうじで呼吸をしていました。

そして他の猫たちのお世話をして、ひと段落ついた頃に、優の呼吸が乱れてきました。

すぐに他のスタッフを呼びに行き、みんなに囲まれて優は虹の橋を渡りました。

優はすごい子です。

スタッフの出勤まで頑張ってくれました。

スタッフがいない夜や作業中になくなる子も居ますが、
優はスタッフ皆にお別れをする時間を作ってくれました。

ありがとう、優・・・
長い間よく頑張ったね。

優のためとはいえ嫌なこともいっぱいあったね。
分かってくれるかな。

当会に来る前に動物管理センターで過ごした一年、当会で過ごした2年。

優にとってどんな日々だったんだろう。

その前は優の温かいお家があったのかな、
お外で生まれたのかな、
いろいろな事があったと思うけど、
これからはお空の上で、美味しいものを食べて、遊んで、甘えて、
楽しい毎日が送れると良いね!

さようなら。。

お世話していたスタッフは、

優の為に色々やってきましたが、
まだまだ他にできる事があったんだろうかと思っています。

動物とお別れしたことのある方なら誰しも多かれ少なかれ、
もっと最善があったのではないか、と思う事があると思いますが、
言葉を喋ってはくれない小さな子たちは、
飼い主がその子の事をたくさん考えて、考えて、考えて、
出した答えが最善だと自分に言い聞かせて前を向くしかないと思っています。

私もそれを自分に言い聞かせて、前を向うと思います。

そしてしっぽの会で、最善を尽くす事が出来るのは、
皆さんの支えがあってこそです!!

一頭一頭に合った医療や緩和ケアや食事など、
皆さんが手を差し伸べてくださっているお陰です。

本当にありがとうございます!!


皆さまと優の冥福をご一緒に祈りたいと思います・・・。

タグ:虹の橋
posted by しっぽの会 at 08:39 | 保護猫の様子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

木古内保健所から白い大型犬の緊急情報!

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渡島総合振興局管内の木古内保健支所には、
ラブラドール似のミックス犬のオスが収容されています。

この子は、人里離れた地域の牧場で、
餌を貰って生きてきましたが、
牧場で飼育しているメス犬が何度か妊娠し
問題になっていました。

これまで子犬は新しい飼い主さんが見つかっていたそうですが、
なぜ不妊手術をしてこなかったのか、、、
メス犬に不妊手術をすることが喫緊です。


4年前から放浪していたそうですが、
係留されていなかった外犬だったのか遺棄されたのか、
元々は野犬ではなさそうです。

木古内町役場では、
これまで何度も捕獲を試みていたそうですが、
9月30日に捕獲され、役場で迷子公示を行い、
10月5日からは保健所に収容され、現在も檻の中にいます。


これまで、人への危害の報告もなく、
攻撃性のある犬ではなさそう・・とのことです。

現在の様子は、檻越しに長さのあるオヤツを
手から食べて身体も檻越しなら触れるようです。

こういった経緯もあり、
野良生活を送って来た犬の扱いに慣れた
住環境が整った方への譲り渡しは検討いただけるとのことで、
この度、しっぽレポートでも紹介させていただきました。

もしご検討いただける方がいらっしゃいましたら、
以下までご連絡いただけると幸いです。


渡島総合振興局環境生活課:0138-47-9551

木古内保健支所:01392-2-2068

よろしくお願いいたします!!


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posted by しっぽの会 at 08:16 | 北海道立、市立保健所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする