
本日7月27日(火)、留萌振興局さまからシーズー系の小型犬5頭を引き取りました!
留萌市内で起きた多頭飼育放棄ですが、
飼い主が救急車で運ばれ多数頭の犬が置き去りになり、
26日夕方愛護団体に緊急レスキューの連絡が入りました。
雌雄や年齢等、一切の情報が無いなか、
これ以上、命を落とすことは阻止したい、
飼い主の自宅から引き出ししなければ更に悲惨なことになると
朝、急いで留萌に向かいました。
到着した時には、留萌振興局さまが犬を、
先に到着された愛護団体の方と保健所まで
搬送してくださっていました。
連日の猛暑で亡くなった犬もいて、
生存が確認されたのは成犬11頭と子犬4頭の計15頭で、
当会を含めた3団体が各5頭を引き受けることになりました。
以下、引き取りした5頭です。
毛玉と強烈な臭いと栄養状態も良い状態ではなかったので、
本日はかかりつけの動物病院に入院し、
健康診断や感染症検査をお願いし、
毛刈りと体力的に問題がなければ混合ワクチンを接種予定です。

ライチと命名したオスのシーズー。
推定年齢は1〜2歳とのことです。
after


レモンと命名したプードル系のオス。
推定年齢は1〜2歳とのことです。
after


ミミリンと命名したマルチーズ系のメス。
推定年齢は3〜4歳とのことです。
after


ラムリンと命名したトイプー&マルチーズのメス。
推定年齢は1〜2歳とのことです。
after


マルリンと命名したマルチーズ系のメス。
推定年齢は3〜4歳とのことです。
after

シャンプーカットしてスッキリ清潔になりました✨
5頭とも若く、人慣れしていて人懐こい子です。
親犬に不妊手術を施さなかったために
ここ数年で繁殖しあっと言う間に増えたのでしょう。
初期対応されていなかったことが最大の問題です。
今回、悔しく心残りになったのは、
30度を超える連日の猛暑で、締め切った室内は高気温と高湿気で、
犬たちは極限状態でした。
今回の案件は、事件と言っても過言ではないと思っています。
留萌振興局さまがこの件を知ったのは、昨日26日で直ぐに現場を確認、
入院中の飼い主に飼育放棄の確認を取り、夕方に愛護団体に連絡が入り、
翌朝には、愛護団体はレスキューに向かい早急な対応でした。
しかし、残念ながらその前段階での連絡が滞っていました。
亡くなった犬たちの死が無駄死ににならないためには、
福祉による生活支援のサポートや
飼い主であることの適正飼育の指導等、
縦割りと言われる行政のシステムを考え直す必要があると思います。
亡くなった子たちの冥福を心から祈りたいと思います…。
*********************************************************
飼い主が適正に飼育できる数を超えた結果、
環境も劣悪になり、経済的にも破綻し、
ペットの飼育ができなくなる状況が「多頭飼育崩壊」です。
多くの場合、十分な世話がされておらず、ネグレクトになり、
不衛生な環境で、飼い主だけでなくペットにも病気やストレス、
社会化されていない等、様々な支障がでています。
周囲の住環境にも、悪臭やゴミ問題等、迷惑をかけることも多く、
大きな社会問題にもなっています。
多頭飼育崩壊を防ぐためには、
ペットの不妊手術を施すことしか有効な手立てはありません。
人も動物も不幸にしてしまう多頭飼育崩壊、
身近にそんな飼い主を見かけたら、大きな問題に発展しないよう、
不妊手術をしているか声をかけたり、
お住いの振興局生活環境課や市役所・役場の住民課等に一報を入れてください。
勇気ある早めの行動が社会を変えていくと信じています。
。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.
動物愛護福祉の啓発に
↓↓クリックお願いします!

にほんブログ村